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14/5/21

【必ず失敗する合コン講座・4】 ~幹事さんが心掛けるべき大事な仕事の話~

Image by Olia Gozha

「幹事さん、事前セッティングから当日の仕切りまでご苦労様です。でもその苦労、実りのある”労”にできてますか?」


どんな飲み会やイベントでも幹事さんというのは実はかなり大変なお仕事です。

誰しも一度は経験してる・・・と思いきや、実はその立場になったことの無い人も意外と多いんですよね。

だからまずは幹事さんがどんな苦労をした上でその合コンを開催し得たかを簡単に確認しておきましょう。

その中で表題の「幹事さんが心掛けるべき大事な仕事」もちょいちょい太字で差し込んでいこうと思います。

(ちなみに全部で5項目と今回かなりの長文です。ごめんなさい。)



(1)異性側幹事さんを探す


当然ながら相手がいなければ合コンなんてできません。

それに合コンをしたくても自分でアテを持ってない人も多いですよね。

だから合コンに誘われた人は誘ってくれた幹事さんへの感謝を忘れないようにしましょう。


そして発起人である幹事さんは、打診された側の異性側幹事さんにちゃんと言葉で「ありがとう」を伝えるようにしましょう。

「ありがとう。メンバー集めよろしくね。」と伝えるだけの簡単な行程ですよ。


合コンは人と人との繋がりがすべてです。

まずは幹事さん同士がガッチリと信頼関係を築いておきましょう。

元から信頼関係のある相手だったら、その合コンを機会にさらに信頼関係を深めましょう。

その信頼関係は後で必ずあなたにとって大きな財産になりますから。

少なくとも信頼関係があれば、またメンバーを入れ替えての合コンだってしやすくなるでしょう?





(2)同性メンバーの招集


一言で合コンと言ってもですね、条件に合うメンバーを必要人数揃えるのはなかなか大変なんですよ。

そして合コンに誘うという行為は、幹事さんが信頼に足ると思ってくれていることの表れです。

だって何をしでかすか分からない人物を誘って、自分の顔が潰れるようなリスクを負うようなことは誰だって冒したくはありませんからね。

だから参加者は幹事さんの顔を立てることを最優先に考えるべきなんですよ。

いざ合コンになって自分の目当てになるような相手がいなくても、一人で白けていようものなら苦労してセッティングしてくれた幹事さんに対して失礼極まりないですからね。

参加した側にとってこれは絶対の義務ですよ。


そして幹事さんは招集に応じてくれたメンバー1人1人に対して、これもまた「ありがとう」と言葉で伝えるようにしましょう。

参加者の義務を全うしてもらう側である幹事さんにも、その義務を自発的にやってもらえるような人物像であるべき責務があると思うんです。

「呼んでやった」という態度より「一緒に楽しもう」といった態度の方が、すべてを円滑に進めるためにはどれだけ優位か、これくらいはわざわざ説明する必要も無いですよね?




(3)お店選び


これも合コン成功のためにはかなり重要ですよね。

内装や雰囲気で参加者たちの気分も大きく変わります。

ちょっと合コン会場選びでチェックするべき4つの項目とその理由を簡単に挙げておきますね。

これらを自身で確認して、総合的に評価して選ぶようにしましょう。


【一、時間制限の有無】

これは有無の確認だけでOKです。

それ次第で二次会を企画したり会話のペースを考えるなどの対策を練ればいいだけですから。

【二、お店の雰囲気】

基本的には「会話をするのに支障が無いか」に注目しましょう。

「内装のイメージ」「個室かどうか」を重視する方も多いかもしれませんが、合コンで最優先しなければならないのは「会話」ですからね。

【三、メニュー内容・味・接客サービス】

これは実際に自分で体験してみないと分かりません。

ネットのクチコミなんて正直に言ってアテになりません。

お店の人間が知り合いやクチコミ代行業者に頼めば何とでも書けてしまいますからね。

【四、トイレの男女別&清潔さ】

これは主に女性側に配慮したチェック項目です。

まず男女でトイレがちゃんと分かれてる、または共用があっても女性専用トイレがあるお店を選ぶようにして下さい。

女性の場合、男性が同じトイレを使うことに対してデリケートになりますから。

そしてトイレは絶対に清潔でなければダメです。

男性の場合は用が足せれば、度が過ぎるくらいに汚くなければあまり気にしません。

その点、女性は他にもいろいろとやらなければならないので、トイレという空間はかなり重要です。

ちなみに「男だと女子トイレはチェックできないよ」というもっともな指摘は今回はスルーして下さい(汗)

でも基本的に男子トイレより女子トイレの方が綺麗なので、男子トイレがそれなりなら問題はないはずです。

男女のどちらかだけ極端に差があるお店なんて稀ですから。


そしてこれは幹事さんの仕事というよりイチ社会人として必須なことだと思っているのですが、自分で信頼できるお店を探しておき、いざという時に備えるべきでしょう。

特に「接待で使うお店」「合コンで使うお店」だけでもあらかじめ系統別に、自分が信頼できるお店を複数持っておくことをお奨めします。

少なくとも自分のテリトリーの範囲内ではね。


大事な勝負の場に、お店選びの時点で失敗してしまってはどうにもなりません。

そしてその失敗をお店のせいにする人も中にはいますけど、はっきり言いますがお店のせいにするのはお門違いってモノです。

その下調べを怠った自分の怠慢を悔やむべきでしょう。


ちなみに先でもちょっと触れましたが「ネットで調べるだけでは肝心なことは全然アテにならない」ってことを肝に銘じておいて下さい。

ぐるなび・食べログ・Hotpepperなどなど・・・数多くのグルメサイトがありますが、私から言わせるとせいぜいお店情報の最低限の部分だけを表現する場でしかありません。

(私のお店も一通り使っていて最大限に活用しているつもりでいますが、融通が利かないシステム面にはいつもイライラしてます。伝えたいことの一面を載せるのが精一杯です。まぁちっこい個人店が文句を言っても中々変わってくれないんですけどね。)


だから友人同士や同僚との気楽な飲み会の時にでも自分の足で赴き、実際にそのお店を体験するようにしましょう。

自分で実際に体験しないでおいて、大事な勝負の一端を担わせるのは無謀だと思いますせんか?


ほとんどのお店はあなたの目的のために営業をしているわけではありませんからね。

お店の方向性はすでにそこに在り、それを求めて来るお客さんのために営業をしてるわけです。

だから自分の求めるモノとお店の方向性のマッチングはとても重要なんです。




(4)お店の予約


合コンで待ち合わせをしてから「さて、どこに入ろうか」なんて感じでお店を探すようなことをする人はいないと思います。

でもその予約はどのような形にしていますか?

コース料理?飲み放題?アラカルト?

どれを選んでも個人の自由なような気もしますが、合コンでは「コース料理+飲み放題」を選ぶことをお奨めします。


その理由はおおまかに言って以下の通りです。

(Ⅰ)予算の目安がつきやすい。

(Ⅱ)時間がある程度決まっているので展開を操作しやすい。

(Ⅲ)料理の品数や量があらかじめ人数分に設定されている。


(Ⅰ)の理由はそのままですね。

お会計がいくらになっているか、幹事としてハラハラしないで済みます。

あらかじめ参加メンバーに「今日は一人●●円だからよろしく」とも伝えられますしね。


(Ⅱ)の理由はだらだらしてると色々なタイミングを逸してしまうからです。

伝えるべきプロフィール、二次会を促す会話、連絡先の交換などですね。

例えば気付いたら終電に走らなければならなくなって、会話の途中で席を立たなければならない女性がいて、それに追随するように「じゃあ私も・・・」と言い出して女性がみんな慌ただしく帰ってしまうとか。

こんな経験ありませんか?

仮に途中までいい感じだっとしても、こんな展開になってしまったら次を見込むのはなかなか難しくなってしまいますよ。


(Ⅲ)は実は重要な女性側への配慮なんです。

コース料理じゃないとかなりの常連でもない限り、そのお店の料理のボリュームや個数は分かりませんよね。

すべての料理に写真があれば別ですが、大人が合コンで使うようなお店で全メニューが写真付きなチェーン店を選ぶ機会は少ないのではないでしょうか。


そしてこれが肝なんで太字で書きますが、女性は料理が物足りなくても自分たちから注文はしづらいんです。

合コンの場で食いしん坊だと思われたい女性なんてのはおそらく稀でしょう。

男性陣が頼む気がない素振りをしていたら「料理足りないから頼もうよ」なんて中々言い出せないんですよ。

だからいっそのこと「料理を選ぶ楽しみ」よりも「安定感」を選ぶべきなんです。

それに料理を選ぶ時間があったら会話に充てるべきだとも思いますしね。




(4)幹事さんは司会進行役


幹事さんが、特に男性幹事さんがやるべき仕事は大きく分けて以下の3つです。

(A)乾杯から自己紹介への流れと進行

(B)タイムスケジュールの管理

(C)連絡先の交換


(A)は必然的にその流れになるかと思いますが、自己紹介にかける時間は長くても開始から15分以内を目安に進行していくようにしましょう。

そして必ず「フルネーム」「年齢」「職業」だけは始めに交換し合って下さい。

その際の注意点なんですが、個々を詳しく掘り下げていくのは一通り全員が自己紹介を終わってからです。

あまりダラダラ自己紹介をしていると始めに自己紹介した人の印象がどんどん掠れてしまいますから。


あとよく「下の名前(ファーストネーム)だけ」とかどうしようもない自己紹介で済ませている場面を見ますが、出会いを求めて集まった面々で大事な情報を小出しにする必要はありませんからね!

お互いのことを知るために合コンしてるんでしょ!?

そんなのはナンパでもされた時だけにして下さいよ。

はっきり言って時間の無駄です!


(B)は前項でもちょっと触れましたが、残り時間に合わせて会話を誘導するということです。

「自己紹介に費やす時間」「各人の情報を引き出す時間」「二次会やるなら全員が参加するように促す時間」「連絡先交換に費やす時間」を自分なりのタイムスケジュールを決めておいて進行できるようにしましょう。

これをその場の流れだけに任せていると必ずと言っていいほどロスが出ます。

他のストーリーでも何度も言っていますが、合コンは時間が限られているので有効に使うことを常に考えて下さい。

全員を引き合わせたら終わりじゃないですからね。


(C)は(B)でも言っていますが、これは合コンに組み込まなければならない必須事項だと思ってください。

そしてこの連絡先の交換は幹事さんが率先して指示をすることで全員がやりやすくなるということを知って下さい。

参加者メンバー側はよほど肝が据わっている人でもない限り自分から言い出せません。


なぜなら人は自分を拒否されることを極度に警戒するからです。

実はほとんどの人が「連絡先聞いて嫌な顔されたらどうしよう」とか考えてしまうんです。


でも人はそこに言い訳ができる理由があれば案外すんなり行動できるんですよ。

「幹事がやれって言うから交換しようか?」という「幹事の指示だから」という言い訳を作ってあげることが大事なんです。


それにこのことはまた次回以降のストーリーで掘り下げていきますが、1回目の合コンは次に繋げることに全精力を費やすべきなんです。

だから連絡先の交換は絶っっっ対にやって下さい。

次項に繋がる話なんですが、特に幹事さんだけでも異性側全員の連絡先をその場でGETして下さいね。




(5)合コン終了後のアフターフォロー


一次会で終わっても二次会までやっても、合コンが終わった帰り道で幹事さんは必ず異性側の参加者全員にメールを送りましょう。

(これをする為に幹事さんは解散する前に連絡先GETが必須なんです。)

このアフターフォローは参加者同士を繋げてあげることにも一役買うんですが、実はこれの肝は別にあるんです。


それは「幹事さん個人への飛躍的な評価UP」が期待できるからなんです。

これは男女関係という枠に収まらない、人間としての高い評価を得るための行為と言っても過言ではありません。


だって付き合う付き合わないを別にしても、自分のことを人間として好きになってもらうのは嬉しいものですよね?

それが異性からだったら尚更気分いいですよね?

しかもこれは合コンが成功しても上手くいかなくても使える、どんな状況でも使えてしまう謂わばウルトラC(表現古い)的な必殺技なんですよ。

これをするだけで幹事さんは圧倒的に出会いの輪・友人の輪を広げることができるんです。

次回以降の合コンのアテに困ることもありません。

合コンのアテがあって進行上手だと同性側からの評価も高まります。


・・・ほら、いいこと尽くめでしょう?

やらない手は無いですよね!?


よく「幹事役は気苦労だけ多くて実りはほぼ無いよ」という話を聞きますがそんなことはありません。

むしろ逆なので強調します。

幹事役は人望集めの絶好のポジションである、と。




【まとめ】

かなりの長文になってしまって申し訳ありません。

長々と付き合っていただいてありがとうございます。

合コン成功の肝は幹事さんが握っている部分が多かったので、いつも以上に書いてて熱が入り過ぎてしまいました(笑)


数々の合コンを見てきた自分なりに、幹事さんに伝えておきたいことのほとんどを詰め込んだつもりです。

特に人間心理を拾った箇所は深く認識しておいて下さい。

こんな表現は言い過ぎかもしれませんが、これを幹事として全うした次の日にはあなたの世界は変わっているかもしれませんよ。


そして参加者側で合コンを予定している人は是非このストーリーを幹事さんに紹介してあげて下さい。

幹事さんも参加者も、全員が有意義な時間を過ごすために共有しておいて欲しいお話でした。



~蛇足~

しつこいくらいに(1)と(2)でも伝えている「ありがとう」を言葉で伝えるということは、案外やれてそうでやれてない、でもやるとやらないでは全く違う印象になってしまう実にもったいないことなんですよ。

どんなに長く連れ添った夫婦でも、感謝の気持ちなんて思っていても言葉にしなければ伝わり切りません。

この「感謝を言葉で伝える」という行為は、社会において、結婚後において、子育てにおいて、どれだけ重要な身につけるべき技術かを知ってくべきか、苦手な人は改めて考えてみて下さい。


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