(3)本能とは?
外部刺激→認識→欲求分類→解釈→感情→行動の諸関係
私2「これが、人間の本能を機能させている本能。図の左から右を順をおってみていこう。1.外部刺激を脳の「認識システム」を活用し認識する。※外部刺激・・・視覚・聴覚・味覚・嗅覚・身体感覚など2.外部刺激が「どの欲求・充欠」にあたるのか?を分類する。3.その分類を脳の「解釈システム」を活用し、解釈する。4.解釈した結果対応する「感情」を発生させ、「幸福感」→接近行動「不幸感」→回避行動を促す。全ては、「死を回避し、生を強化するため」なんだ。「生存・安全欲求の欠如」意外は、不幸感は発生しないようにできているんだ。」
私1「なんとなく、理解できたような〜」
私2「例えば、【腹が減っている時】1.外部刺激 「腹が減っている」2.認識システムを通じて、「生存欲求・欠乏」に分類3.解釈システムを通じて、対応する「不幸感」を発生させる4.空腹から回避するために、食料を摂取する。」
私1「なるほど。でも、例えば、自分の意見を否定された時に、さみしさ・怒りを感じたりするのはなぜ??もし、上記のシステムにのっとるなら、「自分の意見を言う→認められる」を、「承認欲求・充足」とするなら1.外部刺激「自分の意見を否定される」2.認識システムを通じて、「承認欲求・欠如」3.解釈システムを通じて、対応する「0(幸福感でもなく不幸感でもない)」が発生するはずだよね?でも、僕は不幸感(さみしさ・怒り)を覚えることがあるのはなぜ?おかしくない?」
私2「そこなんだ。全ての問題はそこなんだ。まとめよう。」
動物・人間の本能・・・動物の種の存続・繁殖(死の回避)
感情・・・個体に本能の実現を目的とした行動を促すためのもの
幸福感・・・「生存欲求」「安全欲求」「所属欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の充足時に発生
不幸感・・・「生存欲求」「安全欲求」の欠乏時に発生
私1「なぜ一見「生存欲求」「安全欲求」の欠乏とは関係ない外部刺激にも、不幸感をもってしまうの?」
私2「その原因は、「認識システム」「解釈システム」の誤作動によるものなんだ。そして、その誤作動を起している原因を明らかにし、改善すること。それこそが、「本能に従う」ことであり、科学的に幸福感を最大化する方法なんだ。」