top of page

14/3/12

病気そして出会いと別れ!!(闘病番外編)

Image by Olia Gozha

病気を発症してから分かることもある!意外な人間関係は戸惑いを増すばかり・・・


誰にでも忘れられない出会いは、たくさんあると思うのです。しかし、自分から去っていく人を止めることができるでしょうか?もし、自分が傷つけてしまった人がいたら・・・

そんな、お世話になった人へのメセージを送りたい!感謝の気持ちを記したい・・・


堕落した生活になるまで・・・気持ちと車の暴走行為


今までずっと平凡な日々を送ってきました。


それなりに楽しんだこともあったけど・・・


発病するまでは、仲の良い友達とだけ遊べたら、それでよかった。


特に車でドライブするのが好きで、車に憧れたのはイベントに連れて行ってもらってからです。


小さい頃に見た「スーパーカーショー」で一目惚れした車、


「ランボルギーニ・カウンタック」※イタリアでは「コンタッチ」で驚嘆を表します。


あまりのスタイルの良さと迫力に驚きました。


両親にせがんで、駄々をこねて買ってもらった


「カウンタックの超合金模型」も懐かしい。


あの頃から速い車に憧れ始めたのかな・・・


高校に入ると周りの友達も、皆車に夢中になる年頃です。


どんな車が好きか、そんな話が広まる一方で、


音楽の話も毎日のごとく話題で溢れていました。


私の聞く音楽は、ロック系が多く、ヘヴィメタルが心地良い・・・


でも、若気の至りでしょう。


徐々にパンクからハード・コアになり、辿り着いたはグラインド・コア!


もうここまで来ると音楽のことは語ることさえ難しい・・・


今は年甲斐もなくデスメタルをちょこちょ聞いています。


そんな激しい物好きの私は、車でもスリルを求めるようになりました。


乗る車は総てターボ仕様のものばかり。


車購入して、わずか3週間で大破したこともあります。


それでも懲りずに、暴走心はエスカレートするばかりでした。


調子に乗った私は公道レーサー気取りそのもの・・・


ゼロヨン大会に、峠に行っては暴走行為!(良い子は真似しちゃダメですよ!)


一般的に言う走り屋チームに誘われ、参加していたころもありました。


ちょうどランサーエボリューションⅢのダンデライオンイエローに乗ってた頃です。


しかし、「孤独が好きなオレさ~♪」と思い込んでいた私が長続きする訳ありません。


年齢的問題もあり、おとなしめの車に買い替えたのですが、


やはりターボ仕様でフルエアロにローダウン仕様・・・


どこが落ち着いたのか皆無です。


”まぁ、前車の黄色から比べたらおとなしい、音もうるさくないし、しばらく乗れそう。”


こうしてやっと暴走心から開放されたような気がします。


人間関係に悩んだこともある。それは自分の心の弱さが招いたもの・・・


一旦落ち着いた人生に再び刺激が現れました!


それは、一人の女性との出会いです。


目は吸い込まれそうなブルーで、髪はさらさらロングのブロンドです。


どこの国の女性かは秘密ですけど・・・


一目惚れしちゃいました。


最初はメールで、何とか意思の疎通を図ろうと一生懸命でした。


”こんな出会いは一生に一度しか無い!!”


唯一の手段ですが、メールはローマ字打ちの日本語会話で何だかぎこちない。


それでも何とかデートに誘って、


分かってもらえるレベルの日本語で一生懸命エスコート!


海を見たことがないと言ってたので、海のど真ん中を走れるドライブコース!!


そして、水族館に連れて行きました。


本当に子供みたいに、はしゃいでいる姿を見て可愛いなと心底思いました。


何度かデートするうちに意外な面も、たくさん見れて良かったです。


何故か、味噌汁が大好物という一面も知れてよかった。


心底人間不信になっていた彼女も、数年でようやく打ち解けてくれました。


そんな彼女が夏場の外仕事から、帰ってきた私に言った初めてのジョーク。


「あなた、まいにち黒くなる、明日帰ってきても誰かわからない!」


日焼けが凄い私に最高の笑顔でジョークのプレゼント!!


もう疲れも一気に吹っ飛びますよ!


今でも鮮明に思い出せます。


楽しかったなぁ・・・


本気で結婚も考えていたのですが・・・


結局、私は病気を理由に別れてしまいました・・・


情けない。。。


落ち着いた頃に電話したけれど繋がらない。


当然ですよね。


今は幸せに暮らしていることを願うしかりません。


彼女から教えてもらった大切なこと!


「スマイル!!」


”貴方は笑顔が少ない。だからもっと笑って!”


もう、手遅れなのは解ってるけど、会って言いたかったな。


「ありがとう!今はたくさん笑えるよ!!」・・・


病院で知り合った大切な人も去っていった・・・


リハビリで苦しんでいる時に、陰で支えてくれた人がいました。


もう嫌になりそう、挫折しそう、そんな時にいつも応援してくれました。


ちょっと言葉遣いは悪いけど、人一倍優しくて傷つきやすい。


何とも個性あふれる人でした。


合う度に、泣いたり笑ったり、自分の思いをストレートにぶつけてきます。


”忙しい性格だな・・・”


でも、それだけ正直な自分を見せてくれると、こちらも安心感があります。


人間って奇妙なものですよね。


どこに惹かれるのか予想もつきません。


私が悩んでいると、よく海に連れて行ってくれました。


何時間も「ボーっと」しているうちに心は癒やされます。


帰る頃には”何を悩んでいたんだろう?”と思えるくらいの回復力です。


”海の寛大さは凄い!!”


このことがあったからこそ、うつ病にならずに済んだのだと思います。


本当に感謝の気持でいっぱいです。


その人は、他県に移住した連絡をくれたのですが、それ以来連絡が途絶えてしまいました。


今、どこで、何をしているんだろう・・・


確かめることもできません。


待っていれば連絡くれるかもしれないので、おとなしく待つことにしました。


結局、私がしっかりしていなかったから、愛想つかされたのでしょう。


病院を退院後、自宅で養生しながらリハビリすることになりました。


自警団の同級生と後輩、商工会青年部の同級生と先輩・後輩、そして地元で支えてくれ人、大切な友達も・・・「本当にありがとうございます!!」


長期リハビリを経て、自立歩行できるようになりました!!


そして、働きたい気持ちが暴走してしまうのです。



つづく・・・














←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page