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13/9/7

~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第二十七話

Image by Olia Gozha

第二十七話 恋の相談も立派なキャリアデザイン

秋田県秋田市→岩手県盛岡市編

前回までの補正移動距離 6968.1km
区間移動距離  127.3km
概算総移動距離 7095.4km

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

≪秋田駅⇒盛岡駅までの各駅停車車内≫

8月6日

 意外と、各駅停車でも全然遅さを感じない。

 乗っていて気付いたこと。

 確かに、抜かされたりするから、時間はかかるんだけど、新幹線と、1時間くらいしか

変わらない。

 秋田県でも、秋田は回ったが、新庄から大曲の間は、幹線ルートから外れて、斜陽化が

進んでいると聴く。

 秋田でドリーをやりだしたら、歩いてみようと思った。

 
 電車は、田沢湖を越えて、岩手県に、途中に大釜駅の文字。

 あっ≪みちのくプロレス≫と、ニヤリとしながら、電車は盛岡駅に入っていった。

 通しで乗っているお客さんは、通過する新幹線のお客さんと違い、ラフなカッコだった。

≪岩手県盛岡市≫

8月6日 PM5:00

 盛岡駅に到着、駅に着いてから色々聴くと、4日までは、≪盛岡さんさ踊り≫があり、

多くの観光客が居たという。

 祭りが終わり、一気に人が減った感じがするという話を聴いた。

 『困ったな』と思いながらも、歩いていて、一人の学生さんとお話することができた。


  •  看護系短大生とリフレクション

 俺は、まずきっかけを聴いてみた。

 『いつから看護師目指したの』

 「中学生から目指したんです。家族が看護師だったので。高校受験で看護学科に落ちた

んです。でも諦めない気持ちを持ち続けて短大に進学しました。」

 『高校時代と勉強の仕方って変化した?』

 「まず、メモを取り、そしてメモを見直す様になりました。周りもみんなそうなので」

 『授業についていけない学生ってやっぱりいる?』

 「要領良くやることが求められる気がします」

 こんな感じで、会話は進んでいった。

 路上でも、充分やっていける。そんな確信を持った俺。

 
 彼女と別れてから、今度は、写真を撮りに出かけた。

 地元のお祭りに行く途中の、二人組だった。

 
 言わずと知れた『どうも』と声を掛けたが、最初は、嫌な顔をしていた。

 何かの拍子で、途中から笑顔になってくれた。
 
 最後は、仕方ないなと言われながら

 はい

 


 チーズ

 

パチリ


 

 写真が撮れた。


 彼女とは、今でもちょいちょい恋の話を聴いている。

 言語や世代によるジェネレーションギャップも、なんのそのだ。

 


 別に、≪シューカツ≫だけが全てじゃない。

 恋の話も立派なキャリア論だ。


 彼女達とも別れて、ご飯を食べにいった。
 
 ご飯を食べてからホテルに帰る途中に、俺より少し若い看護師さんとお話した。

 最初は、怪訝な顔だったが、夢に向かい、そして、苦労しながらも、研鑽していること

を聴かせてくれた。
 

 彼女からのMailである。
 

 「熱くなれるじぶんに縁のあるひとは自然とよってくるとおもう。仲間もそうだよね。

価値観とかさ。伝えたぃことは沢山ありすぎるので、きようはこの辺にしておきます。。

あたしも妄想はだいすき。イメージし、努力し、結果がでる。processがたのしくて、、

苦しみがたのしくてそのprocessをたのしみ、結果を出すためにがんばらなきゃ。。

諦めたらそこでおわりだから。可能性があるかぎり、やらなきゃ。

あたしは奇跡はあるし、、乗り越えたひとに与えられるプレゼントだとおもう。」

 

 最初は、変なヒトという扱い。

 いや、最後まで変なヒトでも良いだろう。
 
 もちろんその場限りのボールの事の方が多い。

 でも、少ないながらも、分かろうとしてくれるヒト・応援してくれるヒトがいることを、身を持って知った旅。

 日に日に、頑張ってという声は強くなってきてる。

 そして、実は、大学生よりも、社会人や小中高また、大学生でも就活前の学生達ともっ

と会話すべきであるということを、身を持って知った。

 それも、≪先生≫ではなく、≪等身大≫で。

 偶然のボールは、徐々にキャッチボールできるようになってきた。

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Image by Jukka Aalho

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