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メンタルをいわして、弱さをさらけ出せるようになった話

Image by Olia Gozha

社会人3年目の秋、とうとうやってきました。メンタル不調。

10月から組織が変わり、業務量および業務のプレッシャーが変化することで、やや責任感が強い側面がある、かつ他人にボールを渡すのが苦手だった自分には、そのプレッシャーを追いきれなくなっていた状態でした。

今までメンタルの波はあれど、人生で積み重ねてきた、生き抜くための健康マネジメントtipsで、なんとか乗り切ってきたのですが、10月中旬の時点で、「この勢いでいくと、2018年を乗り切れるかな・・確率的には50%切るかな・・」という風になり、8時間寝ても、土日ゆっくり休んで、回復する気配がない。日曜日に、昼間で体力が尽きて、家でスマホいじりながらゴロゴロしていると、気づけば17時の音楽が流れ、なんともみすぼらしい気持ちになる経験をしました。


身体に何が起きたか?

ざっと思い出しても、こんなことが起きました

・食欲がわかない

・友人と話しても、心が動かない

・紅葉を見ても、心が動かない

・土日にどこかに出かける体力がない


とにかく、月曜の朝が、辛い。

「月曜の朝 辛い」とかで検索して、どんなコンテンツが表示されるのか?などをチェックしていました。(SEO担当者として、半分職業病・・)


いつの間に、こんなイケてないリーマンになったんだ・・こんなはずでは・・という気持ちもあり、なかなかこの事態を受容するのに、時間がかかりました。


友人から勧められた検査

そんな時、たまたま友人と話す機会があり、「最近こんな状態なんだよね」と、自分からポロっと話しました。話すと、その友人も、自分と同じようにメンタルの不調を抱え、会社の社長に勧められ、クリニックで検査を受けたとおしえてくれました。


そしてそれを聞いた翌日には、同じクリニックの検査を予約し、検査を受けることにしました。当時は、検査を受けた後のことなどを考える余裕はなく、「今の自分の状態を、客観的な形で知りたい」というのが率直な感想でした。


検査の結果、簡易的な検査なので確定ではないのですが、「うつの症状が出ている」ことを医者から宣告され、受け入れがたくも、「これを上司に会社に伝えることで、業務の調整などしてもらって、楽になれるのかも」という気持ちが芽生えてきました。


上司との面談を経て

検査を受けた翌日の月曜日、午後のMTG直後に上司に相談しようというのは、出社前から決めて、自分の中で「検査を受けた経緯」「今後どうしていきたいか」などを、まとめた文章を準備しました。


ほぼ、自分の中で魂が入ってない状態で参加していたMTGが終わって、上司にそのまま部屋に残ってもらい、事前にまとめた文章を基に上司に説明をはじめると、自分の中で涙が止まりませんでした。


ただ、その説明を、上司は最大限受け止めてくれ、さっそくその日のうちに、業務調整自体はしてもらえることになり(今まで自分の等級に対して150%のものをやってたとすると80%程度まで)、徐々に、回復に向かうことができました。


ただ、これを書いている今でも、2ヶ月経って「完全回復」とは言い難い状態ではあり、今の状態の自分を受け入れ、向き合っていくしかないとは感じています。


一連の経験を振り返って思うこと

ざっと思っているのは、以下のようなことです。


・「自分がいなくても会社はまわる」という事実を、悲観的ではなく、見つめることができたように思います。(過剰に)責任感が強い人というのは、

「自分がいないと業務がまわらないのではないか?」という恐怖心を持っているように思います。


・印象的だった出来事としては、上司との面談前後で、仲の良い同僚だったり、社外の仲間に当時の状況をカミングアウトした時に、多くの人が「そういう状況がかつてあった」「今自分自身もそういう状況にある」ことを伝えてくれました。


・心理的安全とか言われる昨今ですが、それらが強調されるということは、「弱さをさらけ出す」ことが、いかに難しい社会になのか?ということを、あらわしているようにも見えます。


・「うつ」というものが、社会で広まって認知されてきたとは言え、それをカミングアウトするのは、まだ社会の中で容易ではない気がしています。

だからこそ、自分は表現は考えど、どんどんオープンにしていきたいし、「メンタルいわしたんだよね、ハッハー」的な、笑って言えるぐらいの感覚が、必要なのかなと考えています。




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