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17/1/30

僕が精神科に入院するまでのほんとうのこと~入院顛末記~(12)

Image by Olia Gozha

ものから声が聞こえ始めて戦い始め
彼女との会話もできなくなっていく
彼女はそれでも絵や文字で
おいらに伝えてくれていたが
おいらはわけのわからない世界へと入っていく
おいらはまだ私を持っていたのだろうか
おいらがわけがわからなくなったら実家に帰るように
彼女に言った
おいらは夢を見たのだろう
真っ暗な空間にそいつは存在していた
そいつは存在していることを真っ暗な中で知った
そして何かに触れた感じがした
どこが何かに触れたのかはわからない
何かに触れた
そして違う存在があることを知った
違う存在は自分とどうなんだろうと
自分を確認しながら
他者を確認した
そしたら形が違うことを知った
形が違うその存在と交流しようとした
交流が行われた
ある日光を手に入れてなんだか見えるようになった
なんだか見える他者と自分を確認した
ふれあいが続けられた
ふれあいをしているあいだに
二人の世界だけでなく周りの世界が見えるようになる
周りの世界は問題を抱えているようだった
そいつは問題を探しいろいろ旅に出た
大きな存在から小さな存在まで
すべてをみたらすべてがつながっている
小さな存在から大きな存在まですべてがつながり
問題の所在も明確になってきた
これが問題なのかと覗いた時
空に目が現れる
自分がのぞいたように大きな存在が覗いてきたのだ
おいらは何かの思いで
夏になる季節の暑い中
ブレーカーを落とした
彼女は暑いのが苦手で
しかし抵抗するもなかった
暗い部屋でへったっている彼女の存在を忘れていた
私は暗い部屋で夢のように何かが存在するのではと
手を伸ばした
何かに触れた
なんだろうと思った
彼女だった
彼女がブレーカーを上げて電気をつける
おいらはある夜
ある儀式を行おうとした
無言の行である
朝まで無言の行ができれば何とかなると思った
しかし朝まで無言の行は続かなかった
夜中突然おいらに何かがとびうつる
いまから奇跡を行います
今日汝は夢である人に会います
その人によって何代目かを知ることができるでしょう
誰も見なかったら
あなたは初代です
と言って彼女に抱かれて横になる
無言の行をします
そういって彼女に抱かれる
彼女がヨシヨシとしてくれるが
いっこうに眠れない
もうおかしくなっていたのだ
彼女は眠りにつき私は起きている
鏡に向かい鏡を向けて汝はなにものぞ
と問うた
そして鏡の光を大切な彼女や自分の部屋などに向けた
夜は長かった
しかしいつしか眠りについていたのだろう
携帯がバージョンアップしていると思っていた
わけのわからないメールが来ていた
元気にしている?
意味不明のメールを削除した
眠りがいい加減になってきて
夜か昼かわからなくなり始める
幸いに今おかしい状態である
食事は途中からとっていたのかどうかもわからない
薬は二日分だけ抜けていたのだ
ある昼おいらは座椅子に座っていた
座ってボ~ッとしていた
すると映像が浮かんでくる
母方の爺さんだ
母方の爺さんは
私が生まれたときにはもう亡くなっていた
写真だけ見て知っている爺さんの
映像が浮かび微笑みかけてくる
鏡の呪術は失敗したのに
なんで映像が浮かんでくるのだろう
思わず涙が流れた
しばらく時が過ぎた
夜になって私は憤怒の感情がわいてきた
おいらは地獄の釜のふたを開ける思いで
その憤怒を誰にぶつけるでもなく発散した
2度ほど憤怒して
夏なのに口から白い湯気が出るほどの
憤怒を爆発させた
何者かはこういうだろう
お前の憤怒ごときで世界が変わるわけがない
お前の憤怒ごときで地震が起きたら
世界は大変なことになる
おいらの憤怒ごときで世界が変わるわけがないのだ
彼女が実家に行くことになった
ある意味救いなのか何なのかわからない
おいらはもう入院しないといけない状態だった
わかっていたけどどうしたらよいのかわからなかった
彼女が実家に帰った
おいらに何者かが振ってきはじめていた
この部屋の何かに何かを告げていた
この部屋の夫婦は妻が子供を産み
旦那のことを気遣わなくなった
洗濯物は山済みになり
彼女はひとり子育てに追われた
旦那は子育てについて知らないから
仕事から疲れて帰ってきて
何も家事がなされていないことに不満を感じ
そしてこの夫婦はすれ違いそして別れた
おいらはひとり部屋にのこり
窓から隣の家の屋根を眺めた
鳩の死骸がある
おいらは般若心経を唱えた
そしてブレーカーを落として
スマートホンで音楽を聴いた
歌を唄っていた
そして眠たくなってきたのか目を閉じた
まぶたのところに光が宿り始めた
光が全身を包むように願った
そのとき悟ったようなと聞こえた
光が全身を包むのをやめた
何か光の存在が近くにいるのを感じた
そっちの世界の話はそっちで解決してください
そう願って光の存在を見ようとしなかった
そして布団にもぐりこみ
目を開けた
布団の中が赤・オレンジ・緑・紫・青などの
光の塊がちらちらと輝いていた
なにが起こったのかわからなかったが
あまりの美しさにしばらくじっと眺めていた
この景色をみんな見たのだろうか
おいらは布団から出た
彼女の母親から電話が鳴った
彼女の母親と電話をしているが
おいらは意志の疎通ができない状態になっていた
彼女の母親はアカンなあと思ったらしい
電話の最中においらは押入れに引き込まれた
押入れに何者かに入れられていた
電話が終わり
押入れの中で何者かが
これが苦だと言った
お前の人生は苦だ
おいらはすごく悲しくなった
しばらくして
何者かがお前がどんなけ動くかで暑さが変わる
地球の暑さは運動量で変わるんだよ
そういわれた
おいらは部屋を出て階段の上り下りをはじめた
上から下まで会談を往復して
熱くなったら休憩する
すると涼しい風が吹く
休憩が長引くと暑くなる
また階段を上り下りして
疲れて何階かでとまった
そして倒れこんで地面の涼しさを感じた
部屋に戻ろうとしたが階がわからない
案内板が消えているのだ
おいらの目に階の案内板が映らない
ココだと思う階の自分の部屋のあるところにいく
何かが違う
そしてココだと思うところに
おいらは玄関のチャイムを鳴らした
彼女が部屋に戻ってきていて泣いていた
窓を開けて唄っていたから
飛び降りたのか心配していたらしい
泣いて私を迎えた
どこに行っていたのか聴かれた
おいらはココにいると言った
彼女には意味がわからなかったのだろう
階段を上り下りしていたことの意味なんてわからない
どこに行っていたのか聴かれて
おいらはココにいるよとしかいえなかった
言葉が通じないのだ
完全に狂った世界に入っていた

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