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16/2/8

ブラック企業大賞を受賞した会社で働いて得たものとは・・・。

Image by Olia Gozha

僕は昔、ブラック企業の代表と言われている

ある会社で約3年間働いていました。


僕が働いていたのは約6~7年前ほどなので

今とは大分環境は変わっているはずですが、

その当時でどれぐらいブラックか説明します。



休みは週に1日あるかないかぐらいで、

店長になってからは3ヶ月ほど

全く休みがないときもありました。



店の売上が目標にいかないときは

人件費を抑えるためアルバイトには休んでもらい、

固定給の店長である自分が休まず働いていました。



決められた人件費を超えると怒られますし、

評価に響きます。



ようやく休めたと思ったらお店で働いている

社員やアルバイトから電話がかかってきて、


「とても忙しいのできてください」


と言われれば行かざるを得なかったです。



そのため遠出はできず、

でかけるとしても店から遠く離れた場所にはいけなかったです。



「お客様の奴隷になれ」


と言うような会社なので、

クレームをもらうと激しく怒られます。



なので休みの日も営業が気になり、

心身ともになかなか疲れはとれなかったです。



労働時間としては1日大体12~17時間労働でした。



それはお店の営業のための労働時間で、

他にも朝7時からの研修、ミーティング、

他店舗の清掃など営業時間外に使う時間がとても多かったです。



プライベートな時間はほとんど皆無。

常に睡眠不足だったのでよく体調も崩し、

1度肺炎になりました。



不幸中の幸いで軽い肺炎だったので、

休まずに働きました(笑)


長時間労働ですが給料は高くはないです。


店長で400万前後ぐらいでした。


家は会社がアパートやマンションを用意してくれました。



会社が借りて半額は負担してくれるので、

家賃の半額分を払う形でしたね。



まあ激務だったので、

社員の入れ替わりは激しかったです。



僕は新卒で入ったので他の会社と比べると

どれぐらいブラックなのか比較はできなかったのですが、



転職して他の会社で働いてみて、

どれだけブラックだったのか認識できました(笑)



しかし、別に会社を恨んでいるとか

入らなければよかったとは思いません。


人間的にも成長できましたし、

仕事に対する姿勢や自分で限界を決めないことも

学ぶことができました。



若い時の修行の場としてはよかったです。

働いている社員もそれぞれ夢や目標をもって

よい人たちが多かったです。



あの時の経験があるからこそ、いまがあると思っています。



ブラック企業といっても、

人ぞれぞれ捉え方は違うはずです。



ある人にとってはブラック企業でも

ある人にとっては優良企業かもしれませんので。



世間で言われているブラック企業とは

こういうもんなんだなという意味で参考になれば幸いです。



最後までお読みいただきありがとうございました。


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