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16/1/15

偏差値32の男子高生が東大に受かるはずもなく失恋のショックで高校を中退した結果…

Image by Olia Gozha




不良でもなく真面目に学校に通って
授業も受けてたのに学年最下位だった


1997年12月


-地元の自動車工場で働くか高校へ進学するか-



「中卒で工場勤務とか一生底辺だな…」



母親と進路相談の教室に向かう途中で

そんなことを考えていた俺は、

人生最大の岐路に立たされていた。


学校に行かずに勉強をしなかったのでもなく、

真面目に通っていたのに授業についていけなくて

偏差値が32だったのだ。


だからこのまま高校へ進むのか、

それとも地元の自動車工場に就職するのか

真剣に考えなくてはいけなかった。




地元の不良が仕方なく入学する高校を受験して
20年以上語り継がれる伝説を残す


自動車工場に就職する道も考えたが、

父親の勧めもあって高校へ進むことにした。


でも受験しても受かる高校がなかったので

地元の不良が仕方なく進学する高校を受験することに。


その高校は地元でも有名な不良が集まる高校で、

どんなバカでも入学できると有名な学校だった。


その学校に入学をしてなんとか大学までいければと

淡い期待をしていたんだけど・・・


-合格発表当日-


受かっていて当然のはずが

合格者の欄に自分の番号がない。


いくら探しても無い。


「名前書き忘れたっけ?」


もしかして名前を書き忘れたとか

受験番号を書かなかったのか・・・


いろんな事が頭のなかを巡っていた。


その時、合格発表の掲示板の隅っこに

補欠合格者の文字が見えた。


そこに書いてあった番号が・・・


- 00183 -


「え?おれ補欠合格なの???」

天の声「補欠だから補欠合格のとこに番号あるんだろうがバカか」


学校に来てもない不良が普通に合格している中、

俺は過去20年以上いなかった補欠合格になった。


あれから20年経ったいまも、

俺が卒業した中学では受験シーズンになると

伝説として語り継がれているらしい。


なんとも不名誉な伝説だ。


不良の人たちって学校に来ないから成績悪いだけで

頭の回転は良い人が多いって本当だよね!



同じクラスの愛子が人生初の恋人に


なんとか高校に入学できた俺は、

同じクラスになった愛子に恋をした。


地元で最底辺の高校なのもあって

頭は良くないけど天然で可愛らしい子。


彼女とは趣味もあうし話も合うので、

入学してすぐ放課後にでかけるようになっていた。


2人でマックに行ったり、カラオケに行ったり、

恋人みたいな恋人未満の関係だった。


そんな二人が付き合うようになったのは

夏休み前の事だった。


今の関係を壊したくなくて、

告白できずにいた俺もついに決断した。


愛子に告白をして正式に付き合いたいと。


そして俺は彼女に告白をした。


なんて告白したかは覚えてないけど


「好きです。付き合ってください。」

愛子「うん、いいよオッケー」

とかそんな感じだったんだと思う。


今までも付き合ってるみたいな感じだったし、

OKされる確信もあったからした告白だったけど

すげえ緊張したのを今も覚えてる。


そしてそれから愛子との付き合いが始まった。



俺、猿になる。


愛子と付き合いだして、

しばらくしてから初体験をした。


2人とも初めてだったから

なんかうまくいかなかったけど

なんとか済ませた。


その頃は10代だったし性欲も無限に湧いてくる

やってもやってもやりたくなって猿みたいだった。


でも愛子はそれが嫌だったみたいで、

半年もしないうちにふられた。


愛子「好きな人が出来たから別れよ」


ショックだった。

泣いてお願いしたけど無理だった。


でも別れ際にもう1回だけやりたくなるのって

なんなんかね?


「もう1回だけお願いします。」


すげえお願いしたけどやっぱ無理でした。



失恋して自暴自棄に


愛子にフラれた翌日から、

学校に行きたくなくなった。


気まずいし、

何のために行くのかわからなかった。


それからは学校に行くふりをして

サボってゲーセンに行ったり、

夜も帰らないで遊びまわったりしてた。


そんなことをやっていたある日、

家に帰ったら親父が切れてた。


ボコボコにされて家を追い出された。


土下座して謝ったけど

本気で家を追い出された。


その時に所持金1,600円

しかも真冬だった。



残金1,600円、タバコを6箱買う


当時はタバコが1箱250円だった。

(今と比べると凄い安いね)


所持金1600円しかなかったのに、


「マルボロライト6ぱこください」


何を思ったのかその金でタバコを買った。


マルボロライト6箱で1500円。


所持金は残り100円

人生詰んだ・・・


と思ったけど割りとなんとかなった。


友達の家を転々としながら、

日雇いバイトをして金を稼いだ。


泊まるとこがなくてコインランドリーとか、

まんが喫茶に泊まったりしてたけど

食うことには困らなかった。


でもさすがに家がないのは辛かった。


だからまずは住む部屋を借りようと思って、

日雇いのバイトの他に夜のバイトをした。


もちろん年齢をごまかして。


夜のバイトはランジェリーパブの呼び込みだった。


「Tバックいかがっすかーーー?」


新宿歌舞伎町のどまんなかで、

毎晩叫んでいた。


そんな生活を3ヶ月くらい続けて、

なんとか部屋を借りる金を貯めた。


母親と連絡をとって保証人になってもらって、

初めての一人暮らしを始めた。


母親には帰って来いと言われたけど

意地になって帰らなかった。



「箱」って漢字で書ける?


昼は建築現場のバイト、

夜はランジェリーパブのキャッチをやって

なんとか生活をしていた。


建築現場のバイトでは、

新入りに指示をする立場になってた。


そんな時に問題が発生した。


メモを書いて指示をしてたんだけど

新入りが意味がわからないって言ってきた。


「箱」って漢字がかけなくて


1はこ、2はこ、3ぱこって書いて

指示してたらそれを突っ込まれた。


新人「すいません、3ぱこってなんですか?」

「3ぱこは3ぱこだろ」

新人「ぱこ???意味不明なんですが???」

「はこもわかんねえのかよ」

新人「ああ、箱の事ですね。漢字で書いてくださいよ…」


新入りにばかにされて猛勉強して

東大にでも入ってたらカッコ良かったんだろうけど

東大なんて目指すこともなく

とりあえず「箱」だけは書けるようになった。


それからドラマみたいなことが起きて、

ビジネスで大成功してモデルと結婚した!


みたいな話もなく16年間ずっと

アルバイトとかをして生活をしてた。


就職しようとしても学歴がなくて

いい会社には入れなかった。


いくら頑張っても年収300万がやっと。



15年間ずっとぎりぎりの生活。

あてのない出口を求めて歩き続けてる毎日


普通の食事を毎日食べて

普通に結婚して子供が出来て

学校に通わせて育てていく


そんなことも出来ない最底辺の生活だった。


20代前半位まではよかったけど、

30代になってフリーターとかダメだよまじで。


女の子と知り合っても職業を知ると

さーっと引いていくもん。



このままじゃダメだ!ついに起業を決意


今のままじゃ将来もなにもない。

何か志があったわけじゃない。


「このままじゃまともに生活もできない」



必要に迫られて起業を決めただけ。

他に選択肢がなかったから起業した。


でも何をしたらいいかもわからない。

そんな時にネットサーフィンをしていて、

ホリエモンのブログを見て

「アフィリエイト」というものを知った。


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まず、初期費用が全く0円で起業をスタートするなら、

アフィリエイトをやれということ。

初期費用も要らないし在庫も無い。

それに何と「アフィリエイト革命」なんて

大層な名前がついているけど、この動画を見て、

そのまま真似すれば素人でも稼げるのではないかと思う。


出典 twitterの問題点/バーチャルオフィスの新潮流|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

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これをみて初期費用0円で儲かるならいいなあと思って

ホリエモンが紹介してた動画を見ようとしたら

リンクが切れててどうしたらいいかわからないから

本屋に行ってアフィリエイト関連の本を買いあさった。


漫画以外の本をあんなに読んだのは人生初だった。


とりあえず理解できたのは、

アフィリエイトっていうのは簡単に言うと

広告主の代わりに商品を売ってあげる

いわば営業代行みたいなものだっていうことだけ。


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アフィリエイトとは?

アフィリエイトとは、ネット広告の課金方式の一つで、Webページやメールマガジンなどの広告媒体から広告主のWebサイトなどへリンクを張り、閲覧者がそのリンクを経由して広告主のサイトで会員登録したり商品を購入したりすると、媒体運営者に一定の料率に従って報酬が支払われる方式。

IT用語辞典 e-Words より引用

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実際どんなことやったの?

というのはこの前やったセミナーの動画を

公開しているのでそれを見てほしい。


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