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16/1/8

ジャマイカでラスタに出会いヨガに目覚めインドに瞑想修行に行った話

Image by Olia Gozha

インド人でヨガをしているのはほんの一部だ

ジャマイカでリアルラスタなのもほんの一部

日本人で和装で茶道をたしなむのはほんの一部であるように

私は日本人だ

だけど多くのよくある若者と同じく

酒とタバコと夜遊びのトラップに長いこと

かかっていた。それはそれで楽しかった。笑ってふざけて 平和 でしょ!

さらに朝まで爆音のバーで働いていた私は 極めていた ともいえる。

「愚者も愚に徹すれば賢者となる」

普通に暮らしていたら養えないほどの原動力は そんな日々だから培えた、

今だから 冷静に そういえる。

かくして最高に荒ぶった神経で

ジャマイカに飛びたったのは3年前のこと

そのたった5日で

人生観が変わってしまうほどの

ジャマイカ中毒をおこし

日夜ジャマイカを夢見

以後毎年ジャマイカに帰るようになる。

死ぬまでに一度、行けたらいいなくらいの 謙虚な気持ちだったのに 、、

まるで薬物依存者のようにあの国のバイブスを欲するようになり、、

その島は訪れる度に万華鏡のように

新しい柄で私を魅了した。

レゲエ ラスタマン アキアンサルフィッシュ

ブジュ ケープルトン シズラ

二回目のジャマイカでは

一回目の帰り際に知り合ったジャマイカ人の山の奥の実家にホームステイした。

それがhit me ワンエイティー。

私の人生を変えた。

海だとか街だとか

観光で終わっていたら

きっとこうはなってない。

「本気のリアルジャムロックに連れていってやるよ」

と連れていかれたのはセントメアリーの

急な山奥。

おーっきな葉っぱの茂る南国のジャングルは ジャマイカ人すらもよりつくことはない。なにせ、何も無いところ。

そこに住んでいる人だけが自然と共に存在する。日本人なんかみたこともないみたいで、

私はちょっとした見世物みたいになった程。

友人ジェイソン君の実家はピンク色のトタンの家で 部屋がいくつかあり、、

ジェイソン君のお母さんが引き取った孤児5人と暮らしている。

庭には雨水をためるタンクがあってその水が水道からでてくる。タンクの横にシャワーがあって 朝に庭で、雨水のシャワーを浴びたら 庭で火をおこして無農薬の庭先の野菜で優しい塩味の料理を作ってくれてココナツをナタでひとつとって飲みながら 宇宙的な虫の音と 爆発的な笑いと立場をわきまえた犬や鳥たち

歌がうますぎる少年と 灼熱の太陽。

「日本人はまた頭あらってる!洗いすぎだろ!笑」と笑われたりしながら

人間本来の在り方に少しづつ気がついていったんだと思う。

夕方になるとヤシの木の茂みの奥から甘い選曲のレゲエが風に乗ってきこえて

月の灯りだけが全ての庭先に腰掛けて

みんなで歌ったり笑ったりして過ごした。

最後の日におばさんが出してくれた一杯のココティー。

庭のカカオの種でつくった手間のかかる

特別なチョコレートドリンクの味は

一生忘れない。

この旅に来るために休みなくいくつもの

バイトをかけもちしすぎた私は

謎の皮膚病に悩まされていたけど

帰るころにはすっかりと治って、、

また スグに帰ってくる。

と誓って帰国したのだった。

ジェイソン君は本当にいい人で

よくあるギャリス(いわゆるヒモのこと。先進国の観光客を狙ったジャマイカのナンパ男)とは違い ナイスなイケメンだった。

2週間一緒にいたけれど、フレンド。

リスペクトな地球の裏側の友達だった。

そして私には 彼氏がいた。

彼氏はジャマイカに熱をあげる私をさますためか、帰国5日後に

「君への誕生日プレゼント」と言ってなんとタイのプーケットへ連れていってくれた。

時は三月で寒かったし、南国に行けるだけまあ いっか とありがたくプーケットで5日を過ごした。でも、そこで心底知ることになる。


ここは  ジャマイカじゃ ない‼︎‼︎


レゲエもない

ジャマイカ人もいない

バイブスのない

これはただの 海辺です。

しかも 神様のいない 海辺。

すっごくキレーだけど。

ただ キレーな だけじゃん。


日が経つほどにジャマイカを恋しく思い

ジャマイカの特別を思い知った。

それは言葉では言えない。

しまいめにはジャマイカじゃなさすぎて

彼とも別れることになる笑。

ちなみに以前ハワイでも同じ思いをする。

ただキレーなだけじゃん。

そこじゃないんだよ。私が欲しいのは。

キレーなのは 当たり前で

その上での話

爆発感 てゆうのかな。



芸術は爆発だ    岡本太郎


そんな  魔法。

私のハートは彷徨っていた。

あの世をおもいながら

この世にいる感じ。

ヨガのポーズでゆうなら

プラサリータパドッタナサナ

そう。ジャングルでのバイブスを胸に

コンクリートジャングル大阪に帰国した私は

ビルとビルに挟まれて先進国のスピード社会に息が詰まって死にそうになっていた。

そんな初夏のある日


ビルの一角にみつけた

素敵なヨガスタジオ


初回3回 千円、、、


気晴らしに いってみる?


なーんの気なく

なーんの気なく 門をくぐり、、、


これがまた私の人生を変えてしまうこととなる☆


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つづく




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