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15/11/20

徒然に連れ

Image by Olia Gozha

振り返る 過去の苦労

積み上げた 日々の暮らし

しかし 思う


結んだ糸解れ 一緒なのに独りぼっち

一生って誓い合い 歩んで来た二人の道

だったのだからこそ

書き始めた一冊の私小説 

今一体何ページに至ったか

止まった季節 停滞した冬至

昔のアパート暮らし 

狭さすら感じてたんだよ 当時

今じゃ互いの部屋 毎晩ドアは閉じ

彼らは後姿 空間埋めるのは愛でなく何であろう

彼らの姿 見ては 思う 


気持ちは あなたを呼んでるはずなのに

引き留めたい想いとは裏腹に

引き潮のように言葉は彼方に

離れ離れの手 互い重なるわ 空白の日々 

微妙なすれ違いが 一秒毎に刻む距離

二人 まるで空気のように当然で

二人 まるで水の流れに任せる様に


それ故か 

愛は 優しさから許容と妥協 暗黙へ

関係の建設から関係の維持へ

移ろいだのだろうか 季節のように


私が君を好きになって何十年

君が私を好きでいたのは一体何十年


愛を 呼び起こして もう一度

愛は 二人から手放されたわけでなく

心に閉まってしまっただけなのだから

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Image by Jukka Aalho

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