私は、昔から個が強い。
めだってもいたと思う。
身長も高いし、目も大きい。
勉強もできた。
そのわりに、いじめられたことがない。
そんななか、あからさまに敵対心を燃やしてきた人物がいる。
子どもの同級生のお母さんで、子供会で私が会長、彼女が会計になった。
とにかく、最初から敵対心をやたら燃やしてくる。
日程の話し合いをしようとしたら、自分の携帯電話を床に投げつけた。
心の声「オー、マイゴッド!!」
この人、かなりヤバイ。
争っていたとか、そういうのではない。
ただ日程の調整をしようとしただけなのだ。
君子危うきに近よらず。
ここまでヤバい人は、相手にしないが一番。
心の動揺をまず収め、タンタンと接する。
が、すべてがこんな感じで、敵対心あらわなのだ。
みりえ「何もしてないけど、この人に~~!!」
は、通じないんだから、しょうがない。
目の前に、この人がいて、関わらざるを得ない。
まあ、タンタンとこなしていたのだけれど、
ある子供会の行事に、児童文学の仕事で、出られない時があった。
で、元夫に代わりをお願いしたのだけれど、
書類はぬかりなく作ってあった。
が、受付をしていた女性(彼女の従姉妹)が、書類をチェックして、
従姉妹さん「ここ、まちがってるわ。」
で、それを聞いた彼女、
彼女「鬼の首、とったああああ~~~!!」
意気揚々と、どしどしと鼻息荒くやってきて、大勢の前で元夫に、
彼女「この書類、まちがってますけど!!」
で、元夫も感情整ってる人だったので、
元夫「本当?」
とのんきに、皆の前で確かめ始めた。
で、一緒にいた男性たちが、一緒に確かめてくれたらしい。
男性1「まちがってないよね。」
男性2「うん、これでいいよね。」
男性3「合ってるね。」
恥をかいたのは、彼女だ。
大勢の前で、大騒ぎしたのだから。
その書類は、私が作ったもの。
大勢の前で、私のミスを暴きたかったのだろうけれど、
結果、彼女はみんなの前で恥をかくことになった。
やっちまったな。
それにしても。
子供会のただの1つの書類。
たとえ、まちがいがあったとしても、
みりえ「それが何か?」
訂正すればいいだけでしょ。
で、それを聞いて私は、怒りを通りこして、
笑っちゃったよ。
けけっ。
次に会った時、あまりのかわいそぶりに、笑顔で挨拶しちゃったもん。
なんでそこまでするかねえ。
と色いろ調べてみたんだけれど、
彼女は、「知的で品がある」人をターゲットにして、あちこちで
問題を起こしていた。
その奥にあったのは、
受付で私の書類のミスを指摘した、彼女の従姉妹の存在。
同じ地域で、同級生。
従姉妹さんは、美人で頭もいい、知的な人だった。
子供の頃から、優秀だったらしい。
かたや、彼女は、真逆のタイプ。
たぶん、比べられたんだろうね。
子供の頃から、従姉妹さんの存在によって、傷つけられてきたんだろう。
でも、その恨みを、優秀な従姉妹さんにぶつけることができなかった。
表面上、仲良くしてた。
だから、
似たような人を見ると、無条件で「怒り」「恨み」がわくんだろな。
人の、理不尽ないじめとか怒りって、こんなふうにできていることが多い。
あなたが悪いわけじゃなかったりする。
だから、誰かから理不尽なことをされた時、落ち込む必要はない。
たいていは、その人自身の問題。
対処としては、関わらざるを得ない時には、
「タンタンと」関わる。
関わらなくてよくなった時には、
「ダッシュで逃げる」。
しかしだ、
タンタンと関わっていたら、
彼女「みりえさんて、いい人だよね。」
心の声「ヤバイ。」
いやもう、好かれても困るんで。
逃げますよ、ダッシュで。
君子、危うきに近よらず。