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15/8/21

【経験も知識も副業したこともない妻の人生初の取り組みに学ぶ教訓】

Image by Olia Gozha

【経験も知識も副業したこともない妻の人生初の取り組みに学ぶ教訓】


僕の妻は短大を卒業してから昨年第1子が生まれるまでの9年間の間、ずっと一つの職場で保育士として働いていました。


出産を機に主婦となったのですが、それまで転職をしたことも副業をしたことも起業をしたこともない人でした。


産後働けるようになったら違うことがやりたいというので、起業することを勧めたり、個人でお金を稼ぐことを勧めたりしても首を縦には振らず、「私はそういうのはいいの。」と全く関心を向けることもありませんでした。


妻にはやりたいことをやってもらいたかったのでめげずに何度でも何度でも想いを伝えるも伝わらず。


他にも悩みを抱えていたので、その都度勉強してみたら?勝間塾に入ってみたら?と提案するものの受け入れられず。


「私は勉強好きじゃないからいいの。」


いつも断られ続けていました。


まぁ自分がそういうのが好きだからと言って押し付けてはいけないよね。


そう思いあまり厳しく言い続けることもひかえるようになりました。


しかし、どうしても質問を投げかけられれば、「これはこういうことでね…かくかくしかじか。だからこうなるんだよ。そうならないためにも自らの手で学んでいかなくてはならないんだ」


と、そういうのが嫌いだと知っていたのにもかかわらず、つい勉強した方が良いと提案してしまっていました。


そんな勉強嫌いの妻もしつこいやったらやったら攻撃に観念したのか(?)、心に変化が生じてきました。


なんか空いた時間にできることないかな。と、話を持ちかけてきたのです!


興奮した僕は一気に叩き込みました。


「なんでもいいから何かやろう!」


「簡単な絵だったら描けるからラインスタンプやろうかな?」


「いいじゃん!やろう!まずはやってみることだよ!今すぐやろう!!」


「失敗してもうまくできなくても売れなくてもいいからやろう」と妻の熱があるうちに背中を押しまくりました。


そして、めでたくラインスタンプ製作に取り掛かかりはじめたのです。


しかし、大変なのはここからでした。


妻は今まで一度もこういった活動を行ったことがありません。


どうやってスタンプを作ればいいのか?

パソコンで絵を描くことができないから手描きでもいいのか?

手描きで描いたものをパソコンに取り込めるのか?


情報の調べ方もどうやればいいかのやり方の考え方もわからず、一つ一つにとても時間がかかっていました。


ちっとも進まずくじけていました。


やっとの思いで作品が出来たかと思えばスタンプの線や色が薄くなったり、色がはみ出ていたりきちんと透明になっていなかったり。


画像の編集をしたこともない妻はその一つ一つの作業にとても手間がかかり、何度もくじけていました。


日中は子供の世話と家事。夜になれば僕の世話(笑)と子供の寝かしつけ(僕では寝てくれないのです。しくしく)


それが終わってようやく空いた時間に少しずつ少しずつ作業を進めてきました。


何度も何度もやめようかなとくじけては「ビジネスなんてそんなもんだ」と僕にお尻を叩かれる日々。


そんなこんなでおよそ2ヶ月間コツコツと進めて、ようやく全ての作品が出来上がり審査を受けました。


しかし、結果は再提出。


一つだけ目に色が塗られてなく透明になっていたため審査に通りませんでした。


手直しをして再度提出するも結果はまたしても再提出。


今度は誤字があるから手直しが必要とのこと。


楽しみにしていたのに落とされ、手直ししても落とされ、妻はまたもうやめようかな。と落ち込んでいました。


それでも、あきらめないと再度手直しを行った3度目の提出。


今度は審査に合格!


ようやく妻が作った最初の作品が世に出ます!


僕はこの妻の行動から以下の教訓を得ました。


1.なんでもいいからまずやってみること

2.くじけそうでも最後までやり遂げること

3.私にはどうせできないと思わないこと


不可能だと思わず、くじけても何度でもチャレンジしつづけることで道は拓けることを学びました。


妻の人生で初となる個人事業主としての活動。ちょっと面白いかも。そう思っていただけたらポチっと応援をよろしくお願いします(^^)


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