top of page

15/6/8

★3★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【イギリスへ!】

Image by Olia Gozha

2010年9月23日。


とうとう子供と一緒にイギリスへ旅立つ日がやってきました。
荷物はあり得ないほどの量です。
旅の一座かってぐらい。
ベビーカーがこれまた余計です。

普通の家族はパパが重いスーツケースを持って、ママがベビーカーを押して、になるのでしょうが、母子家庭はそうはいきません。腕がちぎれる三秒前で成田に着きます。



直行便は高いのと、ロンドンヒースローではなく、直接バーミンガム空港に降りたかったので
スカンジナビア航空で1年間のオープンチケットをチョイス。



飛行機の座席は一番後ろにしてもらいました。

ギャレーやトイレがあって、大人も子供もそこで体を動かせるのが良かったです。
子供たちはCAさんにいっぱい遊んでもらいました。


すぐ近くに娘と同年代の女の子発見。
その子は離陸してすぐ持ってきたキュウリをぽりぽり食べ始め・・・。

おお、キュウリ必需品!と思ってみてました。
ロングフライトにミネラルは必要よね、旅慣れてるわ~。
しかも食べている間は黙るしね。(←すっごく重要)

お子さまとロングフライトの旅行をお考えのみなさんはぜひ、きゅうり!!




で、子供はすぐに仲良くなっちゃいます 笑

パパの国ノルウェーに里帰りするとかで日本で乗り換えたフィリピンの女の子でした。

日本とデンマークで乗り換え二つもあるのよ、とフィリピン人のママが言っていました。

うん、二つは厳しいよね。  わたしはイヤよ。


SASのフライト良かったですよ。
なんでもSASはフライト時間に遅れが出ないので有名な航空会社とか。



定刻にデンマークのコペンハーゲンに着きました。
小さくて分かりやすい飛行場です。

パリのドゴールなど大きな空港だと乗り換えだけでも一苦労なので、子連れの私は小さな空港を選びました。分かりやすくて、大正解です。

コペンハーゲン空港の中には小さな人魚姫の像のレプリカがありました。


それから乗り換えしていざ、イギリスのバーミンガムへ。


これまたすっごく小さな飛行機でした。
しかも席が決まっていない。

はい、好きな席に座って!とか言われましても・・・。

バスですか?


2列2列で飲み物やスナックはサービスではなく買わないと出てきません。

コペンハーゲンからイギリスのバーミンガムまでは約1時間。

子供たち二人は疲れたのもあるのか、静かに乗っていてくれました。


いよいよイギリス時間の夕方にバーミンガム空港に到着。
飛行機の窓から眺めたその景色は、夕日に照らされた丘陵地帯が延々と続く、緑豊かな国でした。



ここでは地獄の入国審査が待ち受けています。




イギリスに入国したひとの多くが経験していると思うけど
イギリスの入国審査はすごく厳しいので有名です。

日本と同じ島国だから一度ヘンな人がはいっちゃうと潜り込んで出て行かなくなっちゃう。
これがヨーロッパのような大陸だと流動的なのだけど。

ってことで緊張しつつ入国審査へ。



あら?

でも、なんだか変。




EU圏内の人専用のゲートはめちゃ混みなのに、非EU圏のゲートは私たちだけ・・・。
がらがらです。



そりゃそっか。
デンマークのコペンハーゲンでふるい落とされたからね。
日本人率ゼロ。



さて入国する前には記入しないといけない書類があります。


何しろ私は三人分書かないといけない。

なのでてんやわんや。
それを暇そうに非EU圏の担当者が見てくれていまして。

「あせんなくていいよ」とか遠くから声かけてくれるのであります 笑


で、やっとパスポートと一緒に提出。




「何しに来たの?」とお約束の質問なので


「大学に勉強しに来たよん」と言ったら
オットは?と聞かれたので


「離婚したばかりだよん」と言ってみた。


怪しまれてすぐ留置場みたいなところに入れられるかと思ったら


「ええー!!すごい、頑張ってね」と励まされました。


それから最後に


「イギリス生活、3人で楽しんでね!」と言われました。




なんだー、いいやつじゃん!


担当は男のひとで黒人さんでした。


きっとEU圏ゲートにいたおばちゃん(ホワイト)だったらいろいろいじわるされたに違いない笑


外に出たらダドリーカレッジの担当者のおっちゃんが迎えに来てくれて
その日泊まるホテルまで送ってくれたのでした。


バーミンガムからダドリーまで車で30分。
9月の末だから夜8時近くはすでに真っ暗。



ってことで15年ぶりにイギリスに上陸。

母子家庭での初めての生活が、日本の裏側、イギリス。
しかも知り合いゼロ。

さぁ、果たしてこの母子三人(1歳半、6歳、36歳)はイギリスで生活できるのでしょうか・・・?




最初の記事「プロローグ」をアップしてまだ5日ほどしか経っていませんが、毎日多くの人に読んでいただき感謝です!


今日は一日だけで700pv越えしました (^_^;)

※ 訂正します。800pv越えました。

ありがとうございます!!




今後はますます目が離せない展開の母子三人になりますので、ぜひコメントなど残していただけると、



仕事で忙しくても


家事に追われていても




文字の先にいるみなさんに届けようと頑張りますのでよろしくお願いします!


続きは★4★です。

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page