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15/3/15

Bride of Japan 2014 ファイナリスト 宮澤那名子 京都ビューティーキャンプ

Image by Olia Gozha




書類審査に通り、一次面接。


控え室で一緒だった子はみんな背が高くてキレイ!そしてプロフィールには「職業:モデル」の文字。




その日のために用意した白いタンクトップとショートパンツに着替えた私は、やっぱりこういうのに応募する子はモデルが多いんだなぁ。みんなキレイだなぁ。今日はキレイな人がたくさん見れてよかったな!


くらいに思っていました。




けれど面接では、自分の経験や結婚式への想いを語り、嬉しい一次通過。




そして二次面接。


グループに分かれてディスカッション。


ここまで来ると本当にみんなキレイで素敵!


私の武器は「結婚」というものにいつも向き合っているという経験のみ。


なので私はここでも結婚式から見られる日本人の美しさや心を語りました。


そしてまさかのファイナリスト進出。




ちょうど表参道の楽譜屋さんで楽譜を探しているときにそのメールを受け取り「やった!!」と思わず飛び上がり、楽譜を買わずお店を飛び出したのを覚えています。




ファイナリストになってからは、様々なトレーニング、ワークショップがありました。




そして一番の大きなイベント。




「京都ビューティーキャンプ」です。




ビューティーキャンプ。


ミスコンテスト好きの私にとっては、憧れの響きでもありました。




今回の京都ビューティーキャンプのコンセプトは


和の心

和の美意識

和のプロトコル


これを学ぶことでした。


どれも、世界大会で日本の良さをアピールできる日本女性として知らなければならないこと。


1日目細美美術館にて琳派美術の鑑賞

2日目比叡山延暦寺にて座禅、写経、精進料理をいただく

3日目豊和堂さんにて着物を着付けして頂きお作法を学ぶ


このようなスケジュールでキャンプは遂行されました。


滞在中は、ファイナリストみんなで一軒家を貸切り共同生活!


ファイナリストはライバルではあるけど、共に切磋琢磨し合う大事な仲間。


日中はキャンプのスケジュール遂行、帰ってからはその日感じたこと、自分の意見などを発表しあうミーティング。YouTube用の動画の撮影、時には夜中まで及ぶスケジュールの中、短い時間で一緒に夕飯を食べたり一緒に銭湯に行ったり、プライベートのことを語り合ったり、同じ時間を共有することから生まれる連帯感の中とても仲良く楽しく過ごすことが出来ました。


コンテストが終わった今でも仲良しの大切な仲間です。







1日目の細美美術館では、本物の琳派の掛け軸を見せていただきました。


そして館長のお話を聞かせていただき感じたこと。




その時代、主流の手法があったとしても、自分の中に表現したくて仕方のない何かがある時。


まわりと違うことをする事により、まわりから何を言われようと、自分を貫くこと。




その人の中に疼く、表現したいという気持ち。




誰にも思いつかないことをやるくらいではないと、時代は切り開けない。


そういう強い気持ちが、新しいジャンルを作り歴史を作っていくのだと感じました。




ジャンルは違えど同じアーティストとして、心に響いた1日でした。








そして2日目の比叡山延暦寺。




私はここでひとつの言葉と出会いました。




「一隅を照らす」




比叡山延暦寺に掲げられている言葉です。




一隅とは、今、その人がいるその場所。


立場やポジション。


そこを一生懸命磨くことにより、周りを照らすことができる。




私はこの言葉に家庭を見ました。




いずれ私も結婚し、子供をもうけるでしょう。


その時、妻、母親というその立場、ポジションを一生懸命に生き磨く。




そうすれば、きっと家族を照らすことができる。


そうありたい。そんな人になりたい。




私はこの言葉と出会い、今まで私が生きてきた中で感じた、家族への想い、家族の中での役割について、一本線が繋がったように思いました。






3日目は、着物を着せていただき、礼儀や作法のお勉強。


日本女性として身に付けるべき作法を教えていただき、改めて日本人の心の美しさ、慎ましさを感じることができました。




そして全体を通して日本人の「感謝する心」の原点に触れたように感じました。





とてもタイトなスケジュールではありましたが、私はこの三日間でとんでもなく貴重な体験をし、大切なことを学びました。


今まで日本人なのに知らなかった日本の良さ、美しさ、これを世界の人に伝えたい……!




帰りの東京行きの新幹線の中で、私の心の底にそんな思いが湧いたのを感じました。



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