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Image by Olia Gozha

ネオヒルズ族に出会いたくて


とある夏の日、私はネオヒルズ族に恋をしていた。


(以下アフィリエイトリンクは貼っておりませんのでご安心下さいませ。)

インターネット上でA8.net(アフィリエイト)を覚えた私は、ネオヒルズ族に恋をした。なぜ彼らは身一つでこんなにも多くの人を魅了することができるのだろうか。私がブログでアフィリエイトを貼り付けたって、全然売れないし、ファンもできないのに。情報商材を扱っている彼らは、なんと景気が良い雰囲気をブログ上で醸し出しているのだろうか。


そこで私はどうやったらネオヒルズ族に出会えるのか思案していた。

とある夜、居酒屋で友人に相談をした。

sanae「どうやったらネオヒルズ族に近づく事ができるのかな?」

友人「sanaeさん、またおかしな事を言って!与◯始めあいつらは人を騙して儲けてるんだぞ!」

sanae「騙して儲ける?」

友人「情報商材は役に立たないような話をPDFにしたりセミナーや塾にして高額で売っているんだ!」

sanae「買ったことあるの?」

友人「ないけど!」

これは・・

すごい嫌われようだ!まるで騙されたことがあるかのような嫌いっぷりだ。


とある夕暮れ、会社の先輩は私に言った。

先輩「媒体に載せたい広告主が情報商材だった場合は、すべてNGですので、掲載不可と通知して下さい。」

sanae「情報商材と、どこで判断するのですか?」

先輩「射幸心をあおるようなキャッチフレーズがある場合です。「誰でも」「これだけで」「あっと言う間に」」

sanae「情報商材はなぜいけないのですか?」

先輩「支払う金額と、実際の商品の価値の差が激しいからです。」

sanae「なるほど、実際に見たことがあるんですね!」

先輩「見たことがある人は社内にいないです。」

見たことないのに、なぜ価値の差があるとわかるのだろうか?

これは・・ますます出会って、実際に会話をしてみたい!!


そして、そのチャンスは間もなく訪れた。

年収3000万overの経営者がいる、と男性を紹介され、初対面で二人で食事に行くことになった。


新宿で待ち合わせ、現れた彼の出で立ちはバブリーだった。



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