【誰にも会いたくなかった】

前回は全く病む気配が無く、進んでしまいました。
僕が病むことを期待していた方はすみません笑
お待たせしました!今回は病みます!!
バイト先時代は悩みはありましたが、
職場内では平和でしたね(プライベートはいろいろあった笑)
バイト先関連の会社に入ったひゆきですが、
全くもって未知の世界に飛び込むことに。
入るまでなにをやるのか全く分かりませんでした笑
何が出来るのかも分からなかった。
漠然と編集だからとは聞いていた。
それでも今までのバイト先に関わる仕事も出来るということだったので、
嬉しかったので決めたことを覚えています。
育ててくれた場所を守ることが出来て、
更に僕のような生きづらい人間を生きやすくしてくれる場所は、
あるだけで嬉しかったです。
そこに関われるということが、嬉しかった。
いざ、社内に入ると、ナンバー2とご挨拶。
その日に参考書関連の編集だと判明。
その日から、早速仕事を教えてもらうことに。
かなり最初は伸び伸びとやらせて頂きましたね(2日目からは残業あったけど)
残業代は出る会社でした。
でも有給とかはほとんど無く、もちろんバイトにはその権利は使われない。
それでもまあ良いかぐらいには思っていて。
それでもバイトにしては時給は良いと思っていた
(当時時給900円でもすぐに950円に上がった)
、、、安いって言わないで(ノД`)
雰囲気は良いんだか、分からないんだかという感じの職場でした。
でも尊敬出来る上司や先輩が何人か居たので、最初は良かった。
、、、酒乱の上司が居たことがちょっと気になりましたが。
これが後にちょっとじゃなくなってくるという。
酒乱の上司のことがヤバいかもと思ったのが、
最初の飲み会。
僕の歓迎会を催してくれました。
すぐだったので、参加しない方も多数。
こんなもんなのかなと思いながら、
行ったのは焼肉。
ビール飲んで肉食うぞ~と思いながら、
注文し始めました。
この会社にはバイト時代から僕のことを知っている方は二人居て、
Oさん、二人ともOさんだった笑
OさんとKさんにしましょう。
二人共優しい人です。
そのKさんが時間も少し経つ頃、肉とともにご飯も頼んだときに、
「俺は焼肉でご飯を頼むやつは信用しない」
とナンバー2(これ以降2さんで)が言い出しました。
そこから、説教に発展。
ネチネチとKさんに対して言い出したのです。
この段階で、
「あれ、この会社もしかしてヤバい!?」
と少し感じましたが、
特に、一応僕の歓迎会で、説教ってどういうことだと。
あまり気分が良くないまま、帰宅。
歓迎会でも感じましたが、
2さんはネチネチ言うタイプの人ではありました。
しかもお説教が多い。
会社自体は一つのフロア全体を使うので、
この2さんが怒っている空気が社内を蔓延します。
2さんの部下になった人はかなりの人が辞めていったらしいです。
僕が知っている限りでも1年ちょいで二人が病んで辞めました。
僕もお説教をよく聞きました。
その後に、社内の空気は悪くなるのは当然。
そのときは僕は温厚な上司の下でやらせてもらったので、
楽しく出来ました。
たまにこの2さんの仕事をやるときは怒られたけど、
それでも必死に食らいつきました。
そこで、ある程度経験を積んだところで、
気がつきました。
あれ?いつ社員になれるの?
1年以上経ったので、
あるとき相談したら、なぜか2さんや上層部の人に僕を含めた若手が呼ばれました
(みんな先輩)
2さんが僕たちに一言、
「今から俺がみんなを正社員にするようにしごくから」
へ?
と思わず出そうになった本音を飲み込みました。
1年以上経っているのに、
今からってどういうこと?
それでも気を取り直して、やる気を出しました。
また一からやれば良い。
酒乱の2さんの下に付いて仕事をし始めましたが、
理解力の悪い僕には分かりづらかったので、
質問をするとそのたびに怒られました。
立たされて1時間半ぐらいも怒られたこともありました。
1時間半も怒られているので、
最初に聞いた質問の内容も恐怖で忘れていきます。
そして確認するとまた怒られるという負のループ。
出来ることもだんだん、自信が無くなってきて、
行動一つ一つが怖くなってくるんですね。
あれをやったら怒られるんじゃないか?
僕の頭の中にネガティブな感情しか生まれなくなってきました。
最初は、絶対に社員になってやると思いましたが、
2さんから毎日のように社内で立たされて怒られていると、
心身ともに異変が。
ある日、髭を剃ろうと鏡の前に立つと、
知らない自分が立っているのです。
目にはくま、やつれたほほ。
力の入らない足、震える手。
親にも心配されましたが、
心配をかけたくなかったので、
一言。
大丈夫
と言って、職場に向かう日が続きました。
食欲が無くなり、痩せていったことと、
次の日に会社に行くことが怖くて、
1週間で2,3時間睡眠だったときもあります。
その間に友人とお酒を飲む機会があったので、
気分転換になるなと思って行ったら、
「だ、大丈夫?」
会って早々言われる始末。
「へ?」
どうやら僕は驚くと、
へ?と言うようです。
「いや、やつれてるけど」
「そんなに分かる?」
「見れば分かるよ」
ちょうど1か月ぐらい前に会った友人だったので
すぐに気が付いたようで。
そのときのことは他には
「病院に行きなよ」
と言われたことだけしかを覚えていません。
食べたものの味は全く覚えていません。
というよりも、この頃には何を食べても、
同じ味しかしなかったです。
なにか食べても、味があるなあぐらいでしょうか。
そんな感じしかしなかったのです。
眠れない。手や足が震える。
食べ物が何を食べても同じ味。
さすがにヤバいと思ったので、
友人の医大生に電話で相談。
「分かった、すぐ調べるから」
涙が出てくるぐらい嬉しい対応でした。
素晴らしい友人に感謝。
その後、忙しいにも関わらず2日後に、
いくつかの病院と勤めている医者の説明を長文のメールで送ってくれて、
「ひゆきに合うところに行けば良いと思う。何かあればすぐ相談して。」
自分が精神科にいたらなあと最後まで心配してくれました。
その後の病院に行くまでの過程の記憶が曖昧ですが、
会社は休職扱い(バイトなので給料無し)
でお休みを頂き、いざ友人から教えてもらった病院の一つに行くことに。
周りの人に知られたく無いと、自然と思ったからなのか。
一番自宅からは遠い病院を直感で選びました。
知り合いには会いたくなかったし、
心配されるのも嫌だった。
こんな自分を誰かに見られることが嫌だったんです。
ずたぼろの自分を。
ふらふらしながら、
この後に東京タワーの見える某大病院に行くわけです。
ここで僕にとっては救いのことが起きます。
その3に続く
本編はここまでです。
2ぐらいで終わるかと思ったんですけど、
書いていたら、長くなっちゃいました。
予想よりも長い(笑)
多分、3か4ぐらいになってしまうかなと思います。
みなさん、念願の僕が病みましたよ。
待っててくれてありがとうございます。
こういうことも今だから言えるな(笑)