top of page

14/6/11

福祉アナリストになったけっかけSTORY。介護、悩み、現場の本当の物語。感じられる人だけに読んで欲しい。~行方不明高齢者の家族は大変~

Image by Olia Gozha

最近、認知症高齢者の行方不明の報道が多いですね。かくゆう私も行方不明者の探索は何度となくしております。認知症高齢者さんは見た目は普通の高齢者です。歩けますし、ニコニコされている方も多いですし、服も普段着を着てらっしゃいます。




 今までの行方不明高齢者は、私が施設勤務時はほぼ、警察に見つけてもらっています。誰かが通報してくださって、派出所にお迎えのパターンが多いです。


 私の祖母は骨折してから認知症を発症し、平日は母宅、週末は自宅というスケジュールで過ごしていました。平日は独居になるため、鍋を焦がす事が多くなり、食事を取らないことも多々増えてきたからです。


ある日、祖母はそろそろかえるわ


を繰り返しては靴を履いて母宅を出ようとしていました。その日は朝からずっとです。自分の思い通りにならなかったり、キツイ言い方をされるときっまってこう言います。


こうなると、片時も目を離せません。しかし、狭い家でも目を離してしまうこともあります。昼寝をしていると思ったらもぬけの殻でした。


そこから、大捜索です。近くに住む兄弟三人が車を出し、母は自転車。もしものために弟の嫁は自宅待機。駅までの道のりやJR、阪急の駅に通報。祖母の自宅周辺も探しました。


探し続けて、5時間後に発見しました。


そして、祖母が最初に言った言葉は「便所どこやー」でした。足は腫上り、喉はカラカラだったようで、唇も乾ききってました。



祖母の財布を見るとタクシーにも乗っており、どうやら、迷った挙句、最寄駅までタクシーに乗り、しかし引越し前の最寄駅だっため、辿りつけず、また違う駅に行ってしまい、商店街を歩いてそのはずれで発見されたようでした。


ケアマネにも連絡しましたが行きつけのスーパーを探してくれたくらい。

駅員さんも分かりましたましたとは言ってくれましたが、その後連絡もなく。


世の中って冷たい!!って思いました。


でも、そんな世の中は自分で変えないとかわりませんよね。行方不明になり、遺体で発見されることも少なくありません。安心して暮らせる町を作る。それは自分たちでつくるしかないのです。





←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page