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13/3/1

スペイン語が全く分からくても、メキシコで現地の友達はできる。

Image by Olia Gozha

旅先で現地の人とコミュニケーションをとるということは旅の楽しみの一つだと思います。

ただし、それを日本国外でやろうとしたらツールとして「共通の言語」が必要になります。そして日本語というのは世界的にはマイナーな言語なので「共通の言語」となるのは極めて稀です。一般的には英語がそれにあたるのでしょうか。

私自身そんなことを思っていたのですが、英語が全く通じない国(もちろん日本語も)なんていくらでもあることに気づかされました。世界は私が思っていた以上に広かったです。

ただそこで塞ぎ込んでしまうのは非常にもったいないです。私は2週間の滞在で、メキシコ人の友達が男女合わせて10人程できました。

これから書くストーリーはスペイン語が全く話せない私が、基本的にスペイン語しか通じない国であるメキシコに滞在した時の経験談を基にしています。

先に断っておきますが、何か胡散臭そうな特別なことを言うつもりはいっさいありません。スペイン語圏に行ったのだから、スペイン語を話そうとする姿勢はマストです。実際私も帰るころには簡単な日常会話くらいはスペイン語でできるようになりました。ただそんな簡単に身に着くものではないので、それを補うための異国の地における情報の大切さ、コミュニケーションの方法についての私なりの考えを伝えたいと思います。

日本人コミュニティを探す

異国の地においては、情報が何よりも大事です。旅に出る前に「地球の歩き方」や世界一周旅行者のブログ等から情報収集しておいた方が賢明です。ただ現地に行ったらわかると思いますが、そんなんじゃカバーできていないことなんていくらでもあります。そんな時に現地の生の声というのがとても大事になってきます。そして日本人は世界中に散らばっていて、日本人コミュニティというのはどこでもあります。

せっかく旅に出てるのだから別に日本人と絡みたくない、という方もいるかもしれませんが、旅先の日本人とは仲良くしておいても損はないです。現地の友達を紹介してくれるかもしれませんし、一緒にどこかに行くこともできます。そして人間心理としてより大勢でいた方が、現地の人たちとも接しやすいと思います。

実際私も日本人宿で知り合った日本人の方にメキシコ人を紹介して頂き(その時はその3人で遊びに行きました)その後その日本人の方は日本へ帰られたんですが、その後もそのメキシコ人とは一緒に遊びにいったりして、その時にまた別のメキシコ人を連れてきてくれてその人ともまた友達になって・・・というようにメキシコ人の友達が増えていきました。

ちなみに私が友達になったメキシコ人たちとは全員基本的に英語で会話をしていました。日本語と英語しか話せない私には、英語が話せるメキシコ人を探さなければ友達になれなかったのですが、友達の紹介というこの形は一番楽な方法だったのかなという気がします。もちろん運もあると思います。スペイン語が話せればもっとたくさん友達ができたかなとも思いました。言語をたくさん操れるということは、それだけですごい可能性が広がっていると思います。

いきなり、現地のコミュニティに入る前に日本人コミュニティでワンクッション置くということは一見遠回りに見えて現地人と仲良くなるための実は近道であると言えます。

積極的に話しかける

ある意味当たり前かもしれませんが、友達がたくさん欲しければ、たくさんの人に話しかける。これに尽きる気がします。

特に男性ならかわいいメキシコ人と知り合いたい、女性だったらイケメンメキシコ人と友達になりたいという思いは持っているのではないのでしょうか。

不純とか言われるかもしれませんが、人間は動機が不純な方が意外とやる気になったりするもんです。もちろん同性の友達もできたら楽しいと思います。私自身メキシコ人男女両方友達ができて色々コミュニケーションできて非常に楽しかったです。そして現在はFacebook等でその友達関係をキープすることができます。いい時代ですね。

そして私はメキシコに滞在している間は、片言のスペイン語又は英語で話しかけまくっていました。具体的に言うと、バスで隣に座っていた人、観光地でたまたま一緒になった人、バーの店員さん、レストランで隣のテーブルに座っていた人たち等々。ほとんどの人はスペイン語しか話せなかったので、ちょっとしたスモールトークで終わることがほとんどだったのですが、中には英語が話せる人が(日本語がわかる人も!)いて、その場で意気投合して後日改めて遊びにいくまでになった友達もできたりしました。

また、メキシコ人は陽気で明るい人が多いので、友だちになりやすいと思います。実際、アミーゴ!(友だちの意)といって話しかけてくるメキシコ人もいっぱいいました。「旅の恥は掻き捨て」なんて言葉は日本人らしい言葉ですが、コミュニケーションとりたかったと後悔して帰ってくるよりは、逆に話しかけまくってはいかがでしょうか。

インターナショナルドミトリーに宿泊する

蛇足ですが、そしてバックパッカーの方々からしたら当たり前かもしれませんが、安宿であるホステル、ドミトリーには各国から色々な人が集まります。そこでみんなでご飯を一緒に作ったり、一緒にご飯を食べに出かけたりと仲良くなる機会は多い気がします。基本的には旅行者が多いので現地の人と関わりあう機会は少ないかもしれませんが、実際私の一番仲のいいメキシコ人はドミトリーで出会いました。今でもたまに連絡をとっています。

長々と書いてきましたが、最後に一言言わせて下さい。

旅というのは本当に素晴らしいものです。旅好きの人には言わずもがなだと思います。ただ素晴らしいものにするにはアクティブに動く必要があります。今まで書いてきたことはそれのほんの一握りにすぎません。

アクティブに動いてみてください。素晴らしいものにするために。そして是非面白いストーリーを聞かせてください。

ここまで読んで頂いた方は本当にありがとうございました。

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Image by Jukka Aalho

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