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14/5/30

行動療法①

Image by Olia Gozha

鬱になると他人と関わるのが非常に怖くなります。そして、出来れば誰とも関わりたくない、と考えるようになってしまいます。ましてや、会議で発表すること、人前で話すことは苦痛以外の何物でもありません。



日本の大学にいた時に、2度ほどプレゼンをする機会がありました。その当時は鬱もSADという言葉も知りませんでしたが、とにかく上手くできなくて落ち込んだ記憶があります。


留学した理由の一つに、人前で話すことに対する不安の克服があります。むこうの学校では、実際にプレゼンの機会が非常に多く、プレゼン数日前から緊張で体調が悪くなりました。そういうことをしているから、体調がどんどん悪化していたんですが‥。


準備はしたものの、やっぱりプレゼンは上手くいきませんでした。英語でのプレゼンは、そんなに甘くはなく‥。それでも青い目をした西洋人30人の前でのプレゼンは大きな経験です。今も仕事で人前で話すことも結構あるんですが、相手は見慣れている東洋人。特に問題無くこなせています。


自分の取った行動療法は、かなりリスキーなものだったと思います。一気に難しいことをやろうとするのではなく、ほんの少しの無理で出来ることを積み重ねていけば、きっと出来ることが増えてきます。鬱で寝たきりから社会に出て行く場合、まずは散歩くらいから始めて、その次は電車での移動。日雇いの人間関係の希薄なバイトを週一回から始めてみて、週二回、三回と増やしていけば週五回勤務が可能になるかもしれません。





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Image by Jukka Aalho

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