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14/5/28

あれから3年たった東北でヒッチハイクした話

Image by Olia Gozha

最近、震災なんて遠い過去のような気がした。


3年たってようやく、ちゃんと被災地をみにいった。

見にいきたいとか、知りたいとか、そんな軽い気持ちでいっていいものかと、

失礼かと思いながらいったけど、

結論、いってよかった。きてくれてありがとうという言葉をもらえた。


今できることは、こうやって現状がどうなのかを伝えて、

一人でも多くの人に

「あ、現状はこんななのか」「もう一回ボランティアにいってみようかな」

と思ってくれればうれしい。



仙台〜石巻〜女川



仙台に夜行バスで降り立った私は、石巻を目指した。

ヒッチハイクをしたのだが、

ヒッチハイクなんてするのは初めて。

ビビりながら親指をたて、おそるおそるやってみる。

開始30分。

「やっぱ難しいなー」なんて思いながらとぼとぼ歩いていると、


「学生?松島までだけど、乗ってく?」

なんとも言えない感動でした。本当に心からのありがとうでした。

結果、ヒッチハイクでの出会いがきっかけで何人もの人に現地を案内してもらい、

「生の声」を聞くことができた。


そこから車で、各地をまわった。



女川地区。あたり一面全部家がない。車で10分くらい走り続けたが、その間ほぼ全部家がなかった。


石巻。復興が進んでいる場所でもこのように空き地(=家が流された)が多くある。

また新築が多い(=家を立て直したもの)



地盤沈下してしまった地域を地上げするために、山を切り崩している現場。女川地区は海沿い

すべてを1m地上げしないと家をたてられない。


写真では伝わらない部分ばかりだが、まだまだ復興の道のりは長いなと素直に感じた。

土地がまず使えるものになるだけで7年かかるそう。



その他にも、

・家が流された地域でも、土地を買い取ってもらえる場所とそうでない場所とで、雲泥の差があること

・人が東京に流れてしまい、仕事はあるのに人がいない状況

・未だに幽霊がでるために工事が出来ていない場所があること

…etc


いかないとわからない現状があった。

いかないと聞けない話があるんだ。



しかし、そんな悪い話ばかりではなかった。


3日目に訪れた、ある地域で、本当に素晴らしい光景をみることができた。

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Image by Jukka Aalho

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