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14/5/27

☆滅ぼし物語☆1期3章

Image by Olia Gozha

☆滅ぼし物語☆


第3章


光の村での楽しい時間が過ぎ去ると、次は勇者ともに冒険の旅に出かけることになった。これからなにが起こるかわからないが期待を胸に旅だつ。


この物語は魔界に連れ去られた少年の一生を描くストーリーである。


1話(漆黒の森)


光の村をあとにして、1〜5km程離れた場所に暗い色をした不気味な森が見えた。


勇者「ここを通るぞ」


少年は勇者に前を任せつつ、後ろを警戒して森の中へと進んでいった。

森の奥へ目指して歩いているとちょうど少年の真上くらいに赤いなにかが見えた。


少年「なんだあれは?」


勇者が叫ぶより早く赤いなにかが地面に降りてきた。


勇者「・・・デビルプラントだ」


少年「デビルプラントッ?!」


勇者と少年は剣を抜き、戦闘態勢に入った。


1話 完


☆デビルプラント☆

  説明、暗い森に生息していると言われる植物系のモンスター、普段は木の中であまり動かない。生き物の体温や匂いで地上に突然降りてくることがある。ビンのような細い形で、ツルのムチが胴体から6本生えており、このツルに捕まると身動きがとれなくなる。


2話(始めての戦闘)


戦闘が始まると勇者はデビルプラントに素早く近づき、剣で斬りつけた。


勇者「うぉぉぉぉ!!」


叫びごえとともに、デビルプラントはツルが切り刻まれ動けなくなった。しかし、気を抜いていたらデビルプラントは体当たりをしかけてきた。


デビルプラント「ヒゥゥゥエェェ!!」


その鳴き声に早くきずき、デビルプラントの体当たりを回避することに成功する。しかしデビルプラントは態勢を立て直すと次は少年に襲いかかった。


2話 完 


3話(戦闘終了)


勇者は少年に叫ぶように助言をした。


勇者「ツルは斬った!そいつは体当たりしかしないからよけたあとにトドメを刺せ!!」


少年「はい!!」


デビルプラントは体当たりをしかけてきた。少年はそれを避けると剣を突き刺した。突き刺したらデビルプラントは大地に伏して動かなくなった。動かなくなると少年はほっとしたのかため息をした。


3話 完


4話(軽鉄石の剣)


少年は自分の手にある剣を見ていた。デビルプラントを斬った時についた液体を素早く布で拭き取るとボソッとつぶやいた。


少年「なんて軽くて使いやすい剣なんだ」


勇者「そうだろう。標高の高い山から採れる軽鉄石を加工して作ったからな。軽くて丈夫で切れ味もいい」


自慢話しをしながら歩いていると森の奥に光が差していた。


勇者「あそこが森の出口みたいだな」


少年「そうですね」


お互いにうなずきあうと森の出口に辿りつき、漆黒の森をあとにした。


4話 完


5話(灼熱の道)


森から5km程歩くと赤色の大地が広がっていた。少年はさっきの戦闘で自信がついたのか、とても生き生きしている。


勇者「ここからは灼熱の道だ。ここの一帯は地熱の温度が高いせいかとても暑い。慎重に進むぞ」


少年「わかった」


灼熱の道の入り口付近に到着した。入り口からでも熱さが伝わってきて、少年は唾を飲んだ。


少年「暑いね」


灼熱の道に入り、少年と勇者は話しをしているとやけに奥が騒がしくなってきていた。


5話 完


6話(魔界の使い)


奥の方がだんだん騒がしくなると周りにいた生き物たちも危険を感じとったのか素早く去っていく。


(グルルルル!!)


少年「なんだ?!」


進むたびに鳴き声が近づいてくる。勇者はなにかを感じとったのか隠れるように指示する。


勇者「魔界の使いだ」


少年「あいつは?!」


隠れているとモンスターは立ち止まり鳴き声を出し始めた。


モンスター「グォォォォ!!」


勇者は隠れながらモンスターをじっと見つめているとある一つの名前が浮かびあがってきた。


6話 完


7話(ダークゴブリン)


少年と勇者の周りには生き物も去り、静まりかえっていた。


勇者「ダークゴブリン・・・」


少年「あいつは俺を魔界にさらったやつだ・・・」


身体が痺れて身動きができず怯えているとダークゴブリンは気配を察知したのか武器を構えている。

勇者は決死の覚悟でダークゴブリンに前に飛び出した。勇者はいまの少年では戦えないと判断して飛び出したのだ。


勇者「お前はにげろっ!!」


少年は身体が痺れていて動けなかった。そのときダークゴブリンとの戦闘が始まっていた。


7話 完


☆ダークゴブリン☆

  説明、魔界に生息する奇妙な動きをしていて、魔王の使いとも呼ばれているモンスター。人型で右手には斧、左手に盾を装備しており、攻守ともに能力が格段に違う。魔界以外は遭遇履歴が少なく未知のモンスターでもある。動きは鈍いが斧と盾の使い方がとても器用で反撃の隙を与えずに斧を巧みに使う。


8話(予感)


少年はゆっくり息をして、調子を整えている最中に勇者はダークゴブリンとの戦闘に集中していた。


勇者「うぉぉぉぉ!!」


攻撃をしかけたがダークゴブリンは攻撃を盾で受け止めて斧を振るい反撃をしてきた。


ダークゴブリン「オマエ・・・タオス」


ダークゴブリンの振り下ろした斧が勇者にかすり、吹っ飛ばされた。すかさず態勢を立て直し剣をかまえた。その時少年の叫ぶ声が耳にはいった。


少年「危ないっ!!後ろにもいるっ!!」


勇者「なに?!」


少年の叫ぶ声に反応したのか後ろを向いた。


8話 完


9話(恐怖心)


既に気ずくのが遅く、勇者の後ろ側に潜んでいたもう一体のダークゴブリンが素早く斧を振り下ろした。それを気ずくのが遅かった勇者はその攻撃をまともに食らってしまう。


勇者「ぐはぁぁっ!!」


まともに攻撃をくらってしまった勇者は動けなくなり、荒い息を吐いていた。じわじわと勇者に近づくダークゴブリンに少年は恐怖を抑えて勇者の前に飛び出した。


9話 完


10話(危機)


すかさず飛び出した少年はダークゴブリンに大きな声で叫ぶ。


少年「俺が相手だ!!」


勇者「やめろっ!!」


ダークゴブリン2体が連携をして少年に斧を振り下ろした。少年はダークゴブリンの斧を受け止めたがもう一体の斧をくらい吹っ飛ばされた。近づいてくるダークゴブリンに足がすくんで動けなくなった。


(・・・死なせはしません)


どこからか声が聞こえてきた。近づいてくるダークゴブリンの真上に虹色に輝く水滴が垂れてきた。

ダークゴブリンに虹色の水滴が当たると苦しみだした。


10話 完


11話(謎の加護)


少年はダークゴブリンの真上から垂れてくる虹色の水滴に目を奪われていた。


ダークゴブリン2体「グォォォォ・・・・」


(・・・いまです。逃げて下さい。」


少年はどこから言ってきてるかわからないがその言葉を信じ、勇者を立たせてその場を立ち去った。


少年「灼熱の道を抜けた。大丈夫か?!」


勇者「なんとかな・・・」


勇者はダークゴブリンの攻撃を受けたが運が良かったのかわからないが、鎧の一番硬い部分に斧が当たって大事に至らずに済んだのだ。


11話 完


12話(栄える街)


灼熱の道からどのくらい離れたのかわからない。微かに少し遠くの場所に街が見えた。


勇者「あそこが、栄える街だ」


言い終わると街に向けて少年と勇者は歩き始めた。

勇者はあの時の虹色の水滴の話しをしてきて、少年もそのことに興味を示していた。


勇者「あの虹色の水滴はなんだったんだろう?」


少年「気になりますね」


話しながら歩いてると街についた。少年と勇者は休息をとるべく、栄える街に足を踏み入れるのだった。


3章 完

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