top of page

14/5/27

☆滅ぼし物語☆1期

Image by Olia Gozha

☆滅ぼし物語☆


第1章


あの日、平凡な日常の中、少年は魔界の者にさらわれた。

少年はなにもできなかった。


この物語は魔界に連れ去られた少年の一生を描くストーリーである。


1話(魔界)


少年「うぅ」


起きたとき、檻のようなところにいた。

そこは暗く、身動きがとれない場所だった。


少年「ここはどこだ?!」


叫んだがだれもいない。

暗いところに少年は1人、ぽつりといた。


少年「あれから何日経ったんだろう、僕はこれからどうなるんだろう」。


そのとき、檻の外からモンスターの鳴き声のようなものが聞こえた。


1話 完


2話(檻の外)


だんだんこっちに近づいてくる者に少年は恐怖を抱いていた。


少年「やばい!」


予感は的中してしまった。鳴き声がだんだん近ずいてくる。


「グォォォォ!!」


モンスターは鳴き声を出し、少年が起きたことを確認した。しかし、モンスターはだんだん少年に近ずいてきた。


少年「ヒィヒィ・・・」


荒い息を出しつつ、モンスターが立ち去ることを祈っていた。


モンスター「オマエ・・・オキテルダロ」


モンスターから呼びかけられたが少年は無視してうづくまっていた。


2話 完


3話(勇気)


無視されたモンスターは怒ってしまったのか、檻を叩き出した。


モンスター「ヘンジ・・・シロ!!」


少年は怯えていたが勇気を振り絞り、モンスターに問いかけてみた。


少年「ここはどこ・・・??」


モンスターは少年の声に反応したのか返事を返してきた。


モンスター「マカイ・・・ダ」


少年はその言葉に絶望を感じたのか、身体の感覚が鈍ってきていた。


少年「俺をどうするつもりだ!!」


叫んだがモンスターはなにも言わず立ち去っていってしまい、また暗い檻に1人ぼっちとなった


3話 完


4話(檻の中)


檻の中でもう何時間過ぎたのだろう、もう指の感覚も無くなってきて、ただこれから起こることを想像し、恐怖に怯えていた。


少年「家に帰してくれ!!

   なんで俺だけしかいないんだよ!!」


少年はただひたすら叫んでいた。でも、長くは続かず、意識が朦朧としてきた。そのことにきずかなかったのか、そのまま眠りについた。


少年「・・・zzz」


深い眠りに落ちた。


モンスター「マオウ・・・サマ」


モンスターからへんな声が耳に入ってきた。


4話 完


5話(助けの光)


石ころが動いた音で少年は目覚めた。

壁に耳を当てた、外の様子がわかるからだ。


少年「なんだ?この叫びごえは?」


檻の外からなのかモンスターが騒がしくして叫んでいた。


モンスター1「トラエヨ!!」

モンスター2「ウォォォォ!!」


少年はびっくりしたのか壁から離れた。そのとき、壁が崩れる音がした。


少年「壁が!?」


ガラガラッ!!。という音とともに、壁に大きな穴が空いた。その先には翼の生えた馬に乗った人がいた。


5話 完


6話(脱出)


うづくまっていた少年に大きな声をかけてきた


勇者「早く乗れ!!時間が無い!」


少年は驚きつつその人に従うことにした。

その先はどうなったのか、その人につかまって遠く、遠く離れていった。もうどのくらい離れたのかわからない。


勇者「君、大丈夫かい?」


少年はおどおどしながら返事を返した。


少年「はい。なんとか、大丈夫です

  これからどこに行くんですか?」


勇者「これ・・・・場所に・・・」


ヒュウー、と風の音のせいか、あまりはっきり聞くことができなかった。


1章 完

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page