top of page

14/4/28

作業中に声を出してはいけない工務店の話。

Image by Olia Gozha

少し前のこと、松江の飲み屋で、24歳の若者に会った。15歳で鳶になり、いろんな悪戯もしたようだが、今は工務店を経営するイッパシの社長だ。


面白い話だった。彼の会社では、どんなにベテランの鳶でも、ヘルメットに初心者マークを貼るのだという。プロの職人の自信やプライドは、えてして油断に繋がりやすく、命を落とすことになるからだ。初心者マークは、いわば鳶の初心を忘れないための決意の表れなのだろう。


もう1つ。彼の会社では作業中、「危ない!」などの危険回避を除いて、いっさい声を出してはいけないのだそうだ。意志疎通は顔の表情と身振りだけ。それゆえ、朝、昼、15時のミーティングでは全員が集中してリーダーの話に耳を傾け、自分の役割と作業段取りを理解しようとする。そしてそれが、作業の効率化を促すという好循環が生まれているのだ。


「現場に張り付いて、全部自分で考えてやってます」という彼は、とてもいい顔をしていた。日本の地方都市の若者も、捨てたもんじゃない。 

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page