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14/4/25

NZから帰国して6日後、今度は4ヶ月半のカナダ留学を決意し、行ったはいいけど入国1時間で強制送還の危機に遭った話。

Image by Olia Gozha

NZから帰国(3/26)

僕が初の海外、オークランドから帰ってきたのは3月26日。福岡国際空港で入国に関する健康検査だの持ち物検査だのを受け終わり、ベルトコンベアに流れてくるスーツケースを待ちながら「ああ、日本に帰ってきたんだなあ」と感じたのを2年経った今でもはっきり覚えてますし、NZで出会った日本人の友人にfacebookで「僕も帰ってきたよ!」なんてポストしたのも覚えてます。そして、同時に思っていたのは「もう一回、NZに行きたいなあ」でした。

在学生登校日(4/1)

在学生登校日とは僕の大学では成績表やらシラバスやら時間割やらを渡される日のことです。そこで、僕は出会ってはいけない物に出会います。「長期海外研修」、そして「海外インターンシップ」。見て5秒くらいで「どうしたら許して貰えるだろう・・・」なんて考えてました。勿論、クラス担任の話なんて上の空、聞いてるわけがない(笑) 費用は半期の大学の学費を含め、結果として全部で130~150万円程かかりました。(当時、ぼくの口座には150万円どころか、50万円くらいしか入ってませんでした)ここで、普通の大学生なら「無理だ」と判断するでしょう。それが正常です。僕が思ったのは「出国は9月8日、バイトを8月までして4ヶ月で40万稼ぐ。後は奨学金を月12万貰ってるから4ヶ月で50万。...ギリギリ行ける...か?」馬鹿です。本当に馬鹿です。しかし、迷いました。何と迷ったかって、僕の大学は5月に留学試験がありまして、それに合格すれば1年間の交換留学に行けるんです。つまり、ここで迷ったのは長期海外研修+インターンシップか交換留学、どっちに行くかであって長期海外研修に行くか行かないかではなかった。(笑) 結論としては長期海外研修+インターンシップを選びました。そして、必要な手続きの諸々開始。

ここです。カナダで入国1時間で一時、入国拒否されそうになった原因の日がこの日です。この日は大学の教師と一緒にビザを申請する手続きをするはずでした。しかし、大雨で電車が大幅遅延。待ち合わせの時間に間に合わない!教師に急いで電話をすると「家のPCでも出来るよ」との答え。はい、これ失敗。あの日に帰って「止めとけ!失敗するぞ!明日大学で教師と一緒にやれ!」って止めたい気分です。まあ、この日失敗したおかげで入国審査で止められるという、ある意味レアな経験が出来たわけですが(笑)やってみると一人でも結構サクサク進みました。ビザ申請に掛かるお金も振り込んで、あとはビザに必要なIDナンバーを得るだけ。IDナンバーはメールで後日通知、それを最後打ち込んで申請完了、そうすれば家にビザの引換証が郵送されるはずでした。はずでした。はずだったんです、来なかったけど(笑) メールは遅くても大体7月の中旬には来ると教師に言われ、待ちました。7月突入。1週目...来ない。2週目...来ない。3週目...来ない。4週目...来ないんだけど!どうなってんねん!すぐにマニラのオフィスにメールしました。来たのはオートメーションのメール。内容は「送ったよ?」「いやいや、来てませんよ?」って、Gmailのスクリーンショットまで添付して送りました。

マニラオフィス「「いやいや、送ったって。」」

「「来てないんだってば!」」

マニラオフィス「「もうちょっと待ったら来るんじゃない?っていうか僕ら今夏休み中であと2週間はオフィスも休みだから。」」

「「休んでる場合じゃねーよ!」」

マニラオフィス「「いやいや、そんなこと言ったって僕らも休み中だからさー。自分でどうにかしてよ。」」


 結局、僕はパーミットを持たず出国しました。教師に「目的を聞かれたらSightseeingで通せば何とかなるかも。」なんてアドバイスをもらって。

カナダ到着(9/8)

僕は韓国の仁川空港を経由し、カナダのバンクーバー国際空港に到着しました。ただ、ぼくの留学先はビクトリアというバンクーバーから飛行機で30分くらいのところだったので、トランジットの為でした。接続時間は1時間。

入国審査官「カナダへようこそ!目的と滞在予定期間を教えてね!」

「「18週間、観光の予定」」

入国審査官「オッケー!所持金はいくら?」

「150万位かな?(預金証明書を見せる)」

入国審査官「オッケー!18週間、どこに滞在するの?」

「・・・・, ////st.,Victoria,BCだよ。」

入国審査官「うん、じゃあ最後に...18週間、全部観光?観光にしちゃ長くない?語学学校とか行かない?」

「...行くね。12週間だから観光滞在用ビザでいいでしょ?」

入国審査官「うん、それは構わないんだけど、Letter of Acceptance見せて?」

「いいよー?」

入国審査官「...ここさー、Working Programって書いてあるけどビザはある?」

「申請中なんだけどねー。。。」

入国審査官「...ちょっと裏に来てね。」

はい、呼ばれましたー。いわゆる、ヤンキーの「放課後、体育館裏来いや」の合法でスケールでっかいバージョンです。正直ビビる、なんてこともなく何故か「やべー、やっぱ呼ばれたわー。まさかの留学終了パターンあり得るんじゃね?」なんて、ゆるーいことを考えながら付いていくと、取り調べスタートでした。

入国審査官B「なんで、ビザ持ってないん?」

「いや、申請はしたんだけど、マニラのオフィスが...なんかよく分かんない状況で。」

入国審査官B「またマニラかよ。だったら通っていいよー。」

「は?」

入国審査官B「ここ2カ月くらいマニラオフィス関連のトラブル多くてさー、今度更新に来るときはちゃんとビザ持ってきてね?」

「...分かった。」

こんなんでいいのかってくらいゆるーい取り調べを受けて、入国したわけですがこれのおかげで、ホント度胸付きまして。この留学中に遊びに行ったシアトルでウィードの実物を初めて見たり、旅行の帰り、シアトルービクトリアの入国でまた止められたのはまた今度。


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