うつ 症状を患っている人の殆どが原因がわからない、どうしてこうなったか皆目見当もつかないそうで。
でも私は1度のカウンセリングでズバッと原因がわかった…ような気がする。
それを改善するための宿題みたいなものと、症状改善のためのマニュアルを渡された。
診断される前から引きこもりのような生活していて充分休んだし、このマニュアルを始めても大丈夫そうだとカウンセラーが判断してくれたんだ。投薬治療を拒否した身としてはそれにならった生活をしてみようとしたけれど…。
決まった時間に起きて、必ず日が高いうちに外に出ましょう。
とりあえず朝起きて、外に出るか出ないか迷って数時間が経過する。そして、意を決して外に出て数分歩くと
泣く。
私が住む町は大学が多く、夢に向かって生きている若者を見ると羨ましいのと、あの頃に戻りたい気分が込み上げてボロボロ泣きながら町を徘徊することになった。帰ればいいのに「やらなきゃいけない」という必要のない使命感で帰ることも出来ず、
帽子を深く被ったマスク姿の中年女性が泣きながら徘徊する事案が発生
していた。
4日ほどこんなことをしていたのに1度も通報されなかったことは幸運だった。
そして
私「キラキラしている若者を見るのがツラい」
という理由で再び引きこもってしまった。
好きなことをしてみよう。
引きこもってても出来る好きなことといえば音楽を聴くこと、動画を見ること、部屋の掃除。体を動かすのはちょっとツラいし、眼精疲労を起こすのも嫌だな、と消去法で音楽。
毎日のように聴いていたピアノ音楽を再生、数秒後に号泣。これじゃ、ダメだと真逆のメタル(元々はメタル好き)を再生すると責められてるように感じて
私「本当にクソみたいな人間でごめんなさい‼︎」
と泣く。
間をとってオルタナティブロックを選択すると全く耳に入らないというか、無気力になってしまい、これも効果なし。
美味しいもの、好きなものを食べる。
食べたい欲求が薄い中、何を食べていいのか分からず落ち込む。習慣になっていた豆乳を少し量を増やしてみたり、食事の時間を決めたりした。
ちなみに豆乳は うつ の改善に良いとされているのだが、数年前から豆乳を飲み続けていた私が何故今この症状に悩まされているんだろう、と落ち込んだ。
(豆乳だけ、ではなくバナナや黒ゴマなど他の食品とあわせれば相乗効果で改善に繋がるそうです)
体を動かしてみよう
季節的にも衣替えをして、部屋を掃除する。ふと部屋全体を見たらヒドい状態だった。机の上にはお皿とコップと靴下。床に散乱した靴下。ベッドの下にはヒートテックと
靴下
ありとあらゆる場所から発掘される靴下。全部で6足半あった。「半」、そう片方が行方不明なのだ。靴下そんなに履いたっけ、全く記憶にない。
キレイに床拭きをして机も整頓して、少し気分が良くなった。掃除、やっぱり好き。
宿題:ネガティブな思考をポジティブに変換しましょう。
カウンセラー「お話を伺うと、あなたはどうしても「人から必要とされていない」「大事にされていない」と思ってしまう節があるんですね。」
最初のカウンセリングで何を話していいか分からず、幼少期から現在までの人生を話したら、こう推測された。
確かにそう思ってしまうことが多々ある。その一方で「私はこんなにも大事だと思っているのに、どうして同じように思ってくれないんだろう」と見返りを求めてしまう気持ちもある。しかも恋人ではなく、家族や友人に対して。
カウンセラー「まずはそういう気持ちを捨てるために、ネガティブに思ったことをノートに書いてポジティブな方向に持っていきましょう。」
この作業がツラかった。
幼少期から断続的とはいえイジメを受けたこと、友人の死を伝えてもらえなかったこと、昔の恋人にされた傷つく言動、15年前にパニック障害になったこと。
書いているうちに気持ちの整理どころか、思い出して大泣きしノートには判読不可能な文字で埋め尽くされていた。
これで良くなるとは思えない。
一応、宿題だからやらなきゃいけないけれど締切さえ守ればいいや。やらない!!
結局やりましたけどね。カウンセリングの予約日前日に。まるで夏休みの宿題に追われる小学生のように焦りと後悔で泣きながら。
本当にゆっくり休んで気持ちも安定してきた頃に医師やカウンセラーのアドバイスに沿って行えば効果はあると思う。
私にはまだ休息が必要な時期だったようで、マニュアル通りに行動してもツラくて仕方がなかった。
何をやっても涙が止まらない。
ならば、とことん泣いて。泣いて。泣いて。
一瞬冷静になったときに、自分なりの改善する方法を思いついた。


