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14/4/29

もう粉々に、音もなく堕ちていったバカ 9

Image by Olia Gozha


日曜日ー


優希は11時過ぎに起床した。

ソファで寝ていた優希。

ソファからダランと落ちた左手の先に

パイプが落ちていた。


俺何時に寝たんだろ....


優希はタバコに火をつけた。


なんか体だるいな...

頭がボーっとするわ...


携帯が鳴る。結子からだ。


今日何時からにしよっか♡


あっ、結子と遊ぶ約束してたんだった...

頭まわんねえよ...


どうしよっか。昼からどっかいく?


すぐに返信がくる。


行こ行こーっ♡

じゃあ14時でいいかな?


優希は心のどこかで結子は他の女と

違うような気がしていた。


居酒屋で働き、お客さんとお話する

機会が多い優希はよくお客さんから

誘われており、1年の間に10人ほどの

女性と関係を持った。

でも優希は18らしく、抱けたらいいや。

ぐらいに思っていた。


俺ずっと恋してないな..

結子はなんか好きになる気がする..


そう思ったこともハーブで全て忘れていた。


優希は電話を結子に電話をかけた。


優希『もしもーし』


結子『どしたの急に!』


優希『え、別に..』


結子『別にじゃわかんないよ』


優希『声が聞きたかっただけだよバーカ』


結子『...照れるからやめて』


何言ってんだろ俺...


優希『家から駅って近いの?』


結子『近いよ。歩いて5分かな』


優希『じゃあ14時に駅に迎えに行くから。またね』


電話を切った。深呼吸をする。


ダメだやっぱ結子に恋するわ俺...


優希は風呂に入り、スッキリすることにした。






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