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14/3/15

ペットロス〜I believe in miracles〜

Image by Olia Gozha

はじめに。

ペットロス…それはペットを

飼っている人なら誰でも

起こりうる心の病…。

ペットを愛し、ペットとの

絆が強いほど失った時の心の傷は

深く、辛いものです…。

私自身も…未だにペットロスを

引きずっています…。

抜け出せていないのが現状です。

そんな私の体験談が、少しでも

皆様のお力になれるなら

私は全てをお話します。

第一章  自分のこと

はじめに。にも書きましたが

ペットロスは飼い主なら

誰でもなります。

トリマー、芸能人、政治家…。

年齢性別に関係なく起こります。

トリマーと先に書いた理由は

訳あって、今は休職中ですが

私がトリマーだからです。

もちろん、必ず復帰します☆

今は…その為の準備期間です。

そして現在、私はトリマーの

さらにランクが上の資格

メディカルトリマーという資格の

取得を目指してます。

メディカルトリマーの勉強は

Step1〜Step5まであり

ドリル形式で行います。

全ての単元は、1〜5まであり

ドリルで繰り返し勉強し

ステップアップのテストを

行います。ちなみに、このテストを

受けて合格しなければ単位が

取得できず、次には進めません。

検定試験は自宅で行い、Step5まで

全て単位を取得して初めて

検定試験を受ける権利が得られます。

私は最終ステップの単位

Step5まで進みました。

あと少しでステップアップテストを

合格し、検定試験を受ける権利が

得られます。

…2010年から始めて今年が2014年

だから、今年で勉強を始めて

5年になります…。やっとここまで

進みました。5年か…長いな。

5年の間に、色々あったなぁ…。

先代猫との悲しい別れ…。

新しく里親になった猫との出会い。

先代猫との悲しい別れを

乗り越えての今がある。

いや、正式には乗り越えようと

もがき続けていると言った

ほうが正しいかな…。

本当に、感謝してもしきれない

ほどの愛と優しさ、癒しを

くれたね…。

先代猫の話は、次の章でお話します。

第二章  思い出

先代猫の名前は『にゃあ』。

にゃあと出会ったのは

私がまだ小学校5年生のとき。

この子とほぼ同時に来た子が

ポメラニアンの『プリン』。

ん…?いや、ぷーちゃんは確か

もうちょっと後だったかな…?

この子達のもっと前から居た子

柴犬の『チョロキュー』。

なんか…文字にすると

もの凄く書きにくいなぁ。

由来は、走るのが一番早かったから。

実は私は、ペットを3匹飼っていた。

ウチに来た子はみんな可愛い☆

でも、この3匹はもう居ない…。

みんな…お星様になった…。

『にゃあ』と『プリン』は男の子。

チョロキューは女の子だった。

『にゃあ』は猫風邪をこじらせて。

多分ね…。

チョロキューとプリンは

フィラリアでした…。

トリマーの専門学校に通う前に

2匹ともお星様になりました…。

プリンがお星様になったのは

私がまだ中学生のとき。

チョロキューがお星様になったのは

私が高校を卒業した3月の終わり…。

そして、思い出すと辛いけど

『にゃあ』がお星様になった…のは…

2011年7月31日午前…です…。

皆さんは、あまり知らないかも

しれませんが…トリマーは

愛するペットを失った時…

他の人の倍以上は、自分のことを

責めてしまうものなのです…。

専門職の為、良くも悪くも

病気に対する知識が豊富だから…。

私が特に責めているのは…

『にゃあ』を助けてあげられなかた

弱い自分…。大事なときに

パニックを起こした自分…。

冷静な判断が出来なかった自分…。

なんで助けられなかった…?

もっと早く異変に気づいていたら…

逃げずに…パニックを起こした

自分を乗り越えていたら…

咳をしていた時に…

なんでパニックを起こした…?

鼻血が出てた時に…なんで

ただ鼻を切っただけだと

自分に言い聞かせた…?

私は…飼い主としての責任を

ちゃんと果たせてた…?

パニックを起こした時点で

私は…責任を放棄したも同然…。

もっと、一緒に居たかった…。

もっと、話をしたかった…。

もっと、抱っこしたかった…。

…涙が出てくる…。

胸が苦しくなる…。

自分に対する怒りがこみ上げてくる。

何軒もの家をたらい回しにされ…

人間不信に陥っていたキミを…

私は助けてあげられたかな…。

幸せにしてあげられたかな…。

家族になれて…幸せだった…?

家族になれて…よかった…?

ウチに来て…幸せだった…?

私のこと、怒ってない…?

助けられなくて…ごめんね…。

キミは私に…私たち家族に

たくさんの思い出をくれたね…。

たくさんの愛をくれたね…。

たくさんの癒しをくれたね…。

私はキミに…キミが居る時に…

恩返しがしたかった…。

ありがとう…って言いたかった…。

もっともっと…たくさんの

思い出を作りたかった…。

私はまだ、ペットロスから

抜け出せていない…。

今でも、泣けてくるよ…。

でも、キミがくれた優しさを胸に

新しい子と生きて行くよ。

キミの思い出と共に…。

今の子を大切に育てるよ。

キミの分まで…長生きさせるよ。

キミの分まで、いっぱい

愛情を注いであげるよ。

それが、私が出来る

精一杯のキミへの恩返しだから。

…第二章は、これで終わります。

第三章   ☆なの☆

そんな悲しい別れを乗り越え

☆なの☆と出会ったのが

2012年3月12日です☆

里親募集のサイトで見つけました。

『にゃあ』がお星様になってからは

もう、猫や犬なんて絶対に飼わない

そう思っていました。

それでも、ペットが居た方が

心も安らぐし、元気になるからと

何も考えず、里親募集サイトを

見て、釘付けになったのが

今の二代目の猫☆なの☆です。

ソマリの男の子です。

胃腸が弱く、下痢をすることから

ご飯をろくに貰えず

常にお腹を空かせていました。

もちろん、すぐにウチの子に

することを決めました。

今思えば、栄養失調になっていて

その助長で下痢がさらに

酷かったのかもしれません。

来た当初はフケだらけで

毛艶も悪く、痩せ細り…

里親になったけど、本当にこの子は

1週間も生きられるかな…。

それくらい痩せ細ってました。

今は、虚弱体質ではあるけれど

毛艶も良く、元気いっぱい

ヤンチャな男の子です☆

甘えん坊なのは、来た当初から☆

寂しがりやでヤンチャで甘えん坊。

可愛いです☆

第四章 書こうと思った経緯

私が書こうと思ったのは、

母に書くことが好きだし得意だから

自分の体験談を書いてみたら☆

と言ってもらったから☆

私自身、意外かもしれませんが

書くことが大好きなんです。

同じように、ペットロスで

苦しんでいる人がいるなら…

救いたい…そんな思いで

書き始めましたが、

実は、もう一つ理由があります。

それは…とある男性芸能人の

ブログを読んだから…。

ずっと自分を責めてる感じが

自分と重なって…。

周り巡って、その人の目に

止まって、見てもらえれば

その人を…その人の心を

救えるかもしれないって

思ったから…。

可能性は低いけど、

100%無理とは限らないのが

人生だから。

自分を責めないでほしい。

自分を追い詰めないでほしい。

芸能人とか一般人とか

そんなの関係ない。

みんな同じ人間だよ。

なんで、泣いちゃダメなの?

なんで、虚勢を張らなきゃダメなの?

ありのままで良いのに。

だから、私は救いたい。

手を差し伸べてあげたい。

それが、私の役目だと思ってる。

第五章 メディカルトリマーとして

メディカルトリマーは、カットの

技術や病気の知識・予防だけでなく

アロマテラピーやマッサージを含め

ワンちゃんネコちゃんだけでなく

同時に、飼い主さんの心のケアも

兼ね備えています。

ワちゃんネコちゃんの心のケアは

もちろんですが、飼い主さんが

心も体も健康でいることが

この子達の喜びでもあります☆

感情に敏感なこの子達は

飼い主さんのちょっとした

心の変化も見抜いてしまう。

泣かないで…。そばにいるから…と。

言葉はなくても

心と心で通じ合えるのです。

飼い主さんが辛いと

この子達も辛い。

反対に、楽しかったり

嬉しかったりすると

この子達も嬉しいのです☆

命あるもの

いつかは来る老いと別れ…。

その際の飼い主さんの

心のケアをするのが、私たち

メディカルトリマーの役目だと

私はそう感じています。

人の心はマニュアル通りには

いきません。

マニュアル通りに言っただけでは

心に響かないし、信頼も

勝ち取れません。

ペットロスの相談をメル友から

受けたとき、私はこう言いました。

『自分を責めないで。追い詰めないで

あなたは何も悪くないよ。

あなたのせいじゃないよ。この子は

天寿を全うしたんだから。

幸せだったはずだよ。たくさん

優しさをもらって、愛されて

幸せだったと思うよ。

過去を振り返ってはダメだと

人は言うけれど、私は…

私の考えは逆。過去を振り返って。

振り返るのは良いこと。

振り返ってもらえないと、

悲しいと思うよ。忘れる必要もない。

忘れられるほうが辛いよ。

人間もペットも。振り返って☆

その代わり大事なことが1つだけ。

懺悔の気持ちを、できる限り

捨てること。楽しかった思い出と

一緒に歩いて行くの。私は、

あなたが前を向いて歩いていく

ための道を作った。だから…

楽しかった思い出を胸に

私と一緒に前を向いて歩き出そう。

独りじゃないから。』と…。

今はたぶん、ペットロスから

抜け出せて来てると思います。

私たちは…神様ではありません。

100%助けるのは無理があります。

助けるのは難しいですが…

その人が、前を向いて歩いて

行くための『道』を作り

その『道』を一緒に歩いてあげる

ことが出来る。素晴らしい

お仕事だと思ってます。

独りでは無理でも、2人なら

乗り越えていける。

そうすることが、私たち

メディカルトリマーの役目であり

最も大切なことだと私は思う。

お客様が居てくれるから

自分が成り立つ。

私たちトリマーも、お客様も

同じ人間です。理不尽なことも

あるかもしれません…。

ですが、こちらから歩み寄れば

自然と相手も心を開いてくれる。

その積み重ねが、大きな信頼に

つながる。忘れずにいたいですね。

終わりに…

…終わりましたね。

なんか、長かったようで

短いストーリーでした。

トリマーのみなさん。

私たちは、どんなに自分が

ペットロスで落ち込んでいても

お客様の前では平静を装うことが

必要なお仕事ですよね。

これは…ある意味トリマーの

大きな悩みかもしれません…。

トリマーだって、泣いてもいい。

トリマーだから平気なんて

ことはないのだから…。

ふぅ…。疲れました(^_^;)

ストーリーなんて書いたの

初めてで…日本語が変かも…。

私の体験談で、少しでも

お役に立てたなら嬉しいです。

独りではありません。

一緒にペットロスを乗り越えて

いきましょう☆

ありがとうございました。


平成26年3月16日

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