top of page

14/2/27

わたしが嘘をついて自分をイジメから守った話③

Image by Olia Gozha


前回までは、なぜ学校でイジメられていた私が『革命サークル』と呼ばれる秘密結社を偽装工作し、どのような架空の組織をでっち上げを行ったのかを書きました。


このころの私は、『ふふっ案外こいつらチョロいな笑える』と思っていました。完全に厨二病に感染し、今も完治しておりません。いい治療法があったら、教えてください。


突然ですが、みなさんは恋はしたことありますか?

ある方多いと思います、私は中学校時代のこのイジメにあった時期に恋してました。相手は、クラスメイトのゆうくんです。


ゆうくんは、身体は小さいけど、色が白くて。顔が可愛い、勉強や運動は並の男の子でした。天然パーマがコンプレックスの『天パの王子様』。クラスでは、女子のマスコット的な存在として可愛がられていました。


恋をしたきっかけが、ゆうくんのとある一言でした。当日休み時間に心ない人たちが私をよくからかいました。その言葉に、当時のわたしは本気で怒ってました。そんなときです、ゆうくんがこんなことを言ったんですね。


『なんで、そんなに怒るの?』


とそりゃもう、可愛らしい笑顔で、、、


孤独にまみれながら、生活するわたしにはズッキューン♡!バッキューン♡!ですよ。文書に書き起こして、見返すと毒にも薬にもならない普通の言葉です。


それからというものの、ゆうくんを目で追ってニヤニヤする毎日は、 幸せでした。


しかし事件は、修学旅行でおこりました。


余談ですけど、わたし修学旅行とか嫌いなんですよね。旅行の工程としてはだいぶ無理あるし、友だちと朝から晩までいるからストレスも溜まるし、体調崩す子もでるし、そのお守りはなぜか私がやるし、そして帰ってきたら2kg体重が減るなんてよくありました。でもいまの、友だちといく個人旅行は好きですよ。


修学旅行を決定的に嫌いなイベントにした原因がよく『修学旅行だからこそ、好きな人をいう』という謎の慣習です。


わたしの場合は、中学校2年生の修学旅行の帰りの新幹線のなかで当日のスクールカースト上位の女子二人から尋問に近い状態で聞き出されました。


その翌週には、クラスメイト全員がわたしが、ゆうくんのこと好きなのは知ってました。もう完全に『Junkoにほれられた、ゆうくん可哀想』という空気がカーストも男女も関係なくクラスに流れてました。でも幸いなことに、完全にばれたとわかったその日が金曜日でした。


偽装工作をするには充分すぎる時間がありました。わたしは、次の日に電車にのって、3つ隣の駅で降りてヒトカラをした後に“あるもの”を買いました。


そのあるものを日曜日の塾にわざとつけていきました。


すると、、、塾のクラスメイトが


『え?なにそれ?指輪?どうしたの?』

と予想通りの発言をしてくれたので、

『もらった』

とだけ、答えました。

『誰に、まさか!彼氏?』

わたしは、コクリとうなづきました。


そうです、これが前回お話した『彼氏でっちあげ作戦』のはじまりです。

幸いなことに、塾に噂好きがいたために、翌日には『あのJunkoに彼氏がいる』と話題になり、一週間後にはクラスを超え学年にまわりました。


作戦はとりあえず成功。

当然のように、クラスメイトはどういう彼氏なのか?をききます。


『相手は、◯◯高校の一年のショウくん。あっこれは、本名じゃなくて、“革命サークル”のメンバーだから』


年上のそれなりのレベルの高校に通う彼氏、でも誰も顔は知らない。


だってそんな人、現実にいないですから


こうして、偽装工作は真実よりも大きく知れ渡り『Junkoがゆうくんのこと好き』という事実は忘れられていきました。

そして、一ヶ月が過ぎたころ。クラスメイトの一人がこう尋ねました。


『“革命サークルの”彼氏どうなったのー?』


そこで、私は “別れちゃった”とただ一言告げました。


          “人の噂も七十五日"


という言葉があるように、一ヶ月もすれば忘れられるものです。そして、また新しいスキャンダルを流せば、元の“ゆうくんが好き”という真実はもっと忘れらると考えたためです。それ以上に、交際経験の全くない当日の中学生のわたしは、これ以上に『でっち上げた彼氏』の話を続ける自信もありませんでした。


当時、ゆうくんが、わたしに好かれていることで嫌な思いをさせまい。と考えてました。でも、本当は自分自身を守るために、この嘘をつきました。 そして、卒業までゆうくんを好きでいました。


ゆうくんには、卒業式を過ぎた3月のいつだかに半泣きの状態でインターフォン越しに告ります。


それを、とあるクラスメイトにクラス全員にメールでバラされるという不可解な事件が起こります。そのときは、怒りとおりこして呆れました。


そして、わたしは良くない環境から離れるために、三つとなりの校則の厳しい私立の女子校に入学します。滑り止めで受かった高校でした。でも、地元の高校とは異なり校舎はキレイで、暴力的な人もいない。なにより、女子だけの空間では誰に惚れた、告っただの騒ぎにならないと考えたためです。


わたしは、中学校卒業と同時に革命サークルを解散させました。もちろん会員はわたし、一人。


わたしは、学校でも家庭でもない“わたし”を無条件に承認してくれる『居場所』を求めていました。


そして、わたしは私が理想としていた『革命サークル』に近い2つの団体に高校時代にで出会うことになります。


それは、また後日。


←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page