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14/2/25

誕生日の2日前にフラれた話。

Image by Olia Gozha

言ってしまえばタイトルがすべてなのです。


そう、あれはまだ僕が17歳と若かりし日でありました。


そんな僕には人生で生まれて初めて付き合った彼女がいました。

クラスでもひときわ可愛い存在だった彼女。僕は入学当初から気になっていました。


といっても、決してモテるわけでもなければ、

積極的にアプローチをかけるタイプでもない

僕は気になりつつも何をするでもなく、滞りのない学生生活をエンジョイしていました。


そんなある日、友人から


「Yさんが、君のメールアドレスを知りたがってるから教えても良い?」


という、人生初のびっくりな質問をされたのです。


「うっそ。マジで。俺のアドレス知りたがる人なんているの?」

しかもYさん!? そうYさんとは僕が入学当初から気になっていた、あの彼女です。

「いいよー。よろしく伝えておいてー」

等と、平静を装って友達に伝えるも、嬉しくも、テンパり、動揺して、興奮して

大変なテンションとなっていました。


その夜、Yさんから本当にメールが届きました。


「はじめまして。○○くんからアドレスを聞きました。

急にごめんなさい。仲良くしてもらえると嬉しいです」


みたいな、とっても良い感じの内容だったと思います。


その日は嬉しくて嬉しくて、やたらニヤニヤしっぱなしだったので、

兄、父、母、祖父、祖母、というか、家族全員から

「なんかいいことあったのか?気持ち悪い顔して」

と突っ込まれる有様でした。うん、気持ち悪い顔してたんでしょう。


そんな幸せの絶頂に浸っていた時、ふと疑問が頭をよぎります。


「でもなんで、Yさんが自分なんかに興味を持つんだろう?

ありえなくね? なんかドッキリなんじゃね?」


いま思えば、どこのどいつがそんな手のかかるドッキリを仕掛けるんだという

話なんですが、当時の僕は信じられなさ過ぎて、本気でそんなことを思っていました。

それが後の悲劇につながるとも知らずに。

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