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14/2/25

忘れた頃に警察はやってくるPart2

Image by Olia Gozha

忘れた頃に警察はやってくるPART2です。


警察に、WIIに接続しろと言われ、WIIをインターネットにつなぎました。

そして、刑事の一人が、

「検索ワードはどんなんだった?」と聞いてきました。

正直、覚えてるはずがないので、

「掲示板 援助交際」って打ったと思います、って答えたら

「じゃあ、その通りに打ってみて」

と言われました。

何度かワードを変えて打ったんですが、私が書き込んだ掲示板は出てきませんでした。

掲示板自体が削除されているのかは知りませんが、どんな言葉を打っても、ヒットしないのです。

代わりに、いかがわしい出会い系サイトはでてきましたけどね。


出て来ないんなら、仕方ないな、と刑事の一人に言われ、私は警察に写真を撮られました。

勿論、記念写真的なものではなく(ある意味そうかもしれませんが)、カメラ目線ではなく、黙って、証拠品を指差します。

私の場合、書き込みに使ったWII、そして男からたくさんメールをいただいたスマートフォンが証拠品でした。

なので、私と証拠品のツーショットスナップを撮った後、刑事は私のスマホと弟のWIIを取り上げました。押収ですね。

その後、地元の警察署に連れていかれました。

連れて行かれる前、寝間着のままじゃ、あれだということで、着替えさせてもらうことになったのですが、女の刑事さんは部屋に一人残りました。

刑事さんは私に気をつかってか、あまりガン見はしてきませんでしたが、

だらしない私の部屋、私の生活空間にスーツ姿の刑事さんがいるのはなんともシュールレアリズムな光景でした。

髪型は汚いまま、トイレにも行かせてもらえず、顔も洗えず、歯も磨けず警察の車(おっきなワゴンボックスカー?)に乗せられました。

確か、助手席に乗せられたと思いますw


警察署に到着すると、話を聞くということで、取調室的なとこに連れていかれました。

けれど、ドラマで見るような薄暗く、電気スタンドが一個だけあるような部屋ではなく、普通に蛍光灯で明るかったです。

机はドラマと同じような感じでしたがね。

小さな部屋で、机とイス以外はありませんでした。

壁には穴が開いていたり、ラクガキがありました。

落書きを眺めながら、私と同じ非行少女、非行少年達は、どんな気持ちでここにいたんだろう、と顔も名前も知らない彼らに思いを馳せたりしました。

私は、担当らしき若い刑事にすべて、正直に話しました。

書き込みに至った経緯などなど。

その刑事は、私に、「俺、何歳に見える?」と聞いてきました。

わからないので、「29か28ですかね?」と答えました。

したら、彼はまだ25とのことでした。

けれど、指に婚約指輪がはめてあったので、結婚はしてたみたいですね^^

任意聴収では、小学校の名前から、母のパート先の場所、父の職業や家族構成なども全部言わないといけませんでした。正直、誰得なんだろうと思いました。


私が取り調べ的なのを受けてる間、警察は当たり前のように私のスマホをいじっていました。

私が男とやりとりした、メールなどを見ていました。

証拠を保存するらしく、スマホの裏のチップまで持っていきました。

(ごめんなさい、チップ的なやつの名前が分かりません)

半笑い刑事が、「こんなことしても、怖いオッサンとかに殺されたり傷つけられたりするんやで」と言ってきました。


詭弁だ。


何の関わりもない他人の女を心配するほど、人間はお人よしではないと思うのだが。



PART3へ続く




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