野宿だけで葛藤する男
始めたのは5月26日(たしかその日だったはず。。。)
およそシドニーからブリスベンまでは約980キロ。
まずは
ニューキャッスルというシドニーから約150キロの田舎町を目指すことにした。
シドニーのハーバーブリッジという鉄橋を通ったときには
オレ「 。。もう逃げたくても逃げれんな。 」
という自分自身の会話が始まり出した。
オレ「 これからしばらく独りになるのか。で泊まるところはどうしようか? 」
気がつけば午後6時半。
南半球だから5月といえばもう冬の始まりだった。
あたりは真っ暗。
オレ「 実際に始めたのはいいけどこれからオレはどーすんの?? 」
フロントのライトを装備したけどさすがに暗闇だと危ないので
宿を探すことに......
といっても肝心の宿がなかった。
そのために
野宿決行!
せざるを得ない。。。
日本で野宿は1回だけあった。
友人のマンションに泊まるつもりが連絡が来ず
フロントの前で野宿した。
でも
海外で野宿なんてさすがに怖い!
という不安は少なからずあった。
でも
それしかない。
そういう自分自身の葛藤が続き。。
野宿をやらざるを得なくなった。
そのまま近くの公園の片隅で
テントを張ることに。
湾沿いだったので風がびゅーびゅーウザかった。
人はほとんどいなかったけど
たまにパトカーが通りすぎる度に背筋が凍った。
でもシンプルに考えたあげく
オレ「 ま、最悪死なければなんとかなるか(笑)神のみぞ知る。 」
その時両手を合わせて
「ぜったいに明日生きてますように。。。」
と神頼みしていた。
今となってはバカかもしんないけどww
翌朝目覚めたら
自分は生きてた(笑)
オレ「 神は存在しないけど目に見えない神が自分を救ってくれた。 」
と本気で思った。
「たかが野宿で」と思うけど。
近くのカフェでコーヒーとベーコンエッグを頼んで
朝10時頃からNorth SydneyからHornbyという田舎町へ出発。
ペダルをこいでこれから特にどうなるのか本当にわからない冒険がはじまる。。。。


