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14/1/30

住所不定無職の旅人なのに結婚することが出来た話。②いきなりの究極の選択

Image by Olia Gozha

合流


彼女は俺より2つ年上でしっかり者。


始め彼女は友人とタイとベトナムを旅行し、途中から友人と別れ一人旅となりベトナムのニャチャンとういう町でで俺と合流した。


一人旅を始めて半年が経った頃だった。


合流後はそのまま北上して中国を周り、チベットからネパールに抜けることとなった。


ストレスフルな毎日


今までの旅仲間は、短期間でお互い別々のルートとなったため、相手がどんな人物でも対してストレスにはならなかったが、ずっと同じ人間と一緒に旅することがあんなにもストレスになるとは思いもしなかった。



24時間トイレとシャワー以外大概側に居るのだ。

相手のいい所よりいやな所が目についてしまう。



それでも、一緒だったから見ることができた景色や共有できた感動も多い。



一人旅は一人旅の、二人旅は二人旅の良さがあることを知った。

人生も一緒なのだろうと知った。



半年間一緒に中国・チベットを旅してついにネパールに入国した時、彼女から提案があった。


とある、だが、重大な提案。

ともちゃん「 これ以上一緒に旅するのであれば、きちんと籍を入れたい。じゃないと親も心配するし、自分も納得できないから。それができないなら、ここで別れることにするわ。 」

「 どえぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぇぇぇぇっぇぇぇええぇぇぇ!?!? 」



俺が友人とお別れ会を毎晩やり、

「5年くらいは日本に帰らないよ。いや、もう海外に移住するかもね」

なんて豪語して旅立ったのはまだ、1年前だ。


いくらなんでも帰国が早すぎるよ、と思って渋っていたら、

「きちんと籍を入れ私の両親に挨拶したら、また旅は続けよう。貴方が納得いくまでとことん付き合うから」と。



しばらく、悩んだ。



1年で帰国してはカッコ悪すぎる。

エアーチケット代も結構かかる。


だけど、昔職場の大先輩が「あんたみたいにふらふらしているやつは、あたしみたいにしっかり者のかみさんを捕まえなきゃだめよ!」と言われたのがずっと心に残っていた。


さらに悩んでたが、この人と別れてもずっと心にひっかかりが残るんだろうなぁと思い、しぶしぶ日本に帰国する事となった。



ちなみに俺からプロポーズの言葉は一切していない。





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