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14/1/23

北海道でヒッチハイクした車が事故った話

Image by Olia Gozha

いまから12年くらい前の大学の夏休み北海道でヒッチハイクしてた。

ご多分に漏れず「時間はあるが金はない」な学生だったので野宿の聖地、北海道だろうと。

とりあえず南の函館から北の宗谷岬へ。


おじいちゃんの車

営業マンの車

ヤンキーの車

工事のトラック

ダンプカー

いろんな車に乗せてもらい、人の好意をありがたく感じ、北海道というところを人から教えてもらった。

そんなこんなで宗谷岬に降り立った。



初めてではなかったもののやっぱ感無量。交通費¥0。


後日稚内市から札幌まで一気に乗せてくれるという方に会いありがたく乗せてもらった。


ここまではよかった。とてもよかった。

アマチュア無線が趣味というそのドライバーは途中美深の函岳という山で無線をやって行きたいということで寄り道。

未舗装の林道をしばらく進んだところで一大イベント発生。

曲がりくねった林道の眼前に急に対向車が!

と思った瞬間、正面衝突。大破。

幸い当方に怪我はなかったが、相手の同乗者が打撲していた。

たしかドコモのケータイがギリギリ電波1本くらいでなんとか警察呼ぶまではできたが、なにぶん山奥のためなかなか来ず。

2時間くらいしてお巡りさんとレッカー車到着。

当事者たち含めて現場検証が終わり、当方ドライバーさんに過失があった。(右カーブのところで山側である右に避けてしまって正面衝突した)


おまわりさん「ところでおたくはドライバーさんとどういう関係?」

「ヒッチハイクす」

おまわりさん「大変だねー、ははっ」

「はははっ」

おまわりさん「ちょっと待ってて、あとでパトカーで山の下まで乗っけてってやるよ」

パトカーをヒッチハイクして、ある意味連行。


山の下まで出た頃には真っ暗。

生まれてこのかた交通事故なんて遭ったことなかったから結構へこんでしまい人のいるところで寝たかった。

必死で親指を掲げなんとか拾ってもらい岩見沢の友人宅に23時くらいに到着。

あのとき友人のお母さんが作ってくれたイクラ丼のうまかったのなんのって。

下手したら死んでたなーって。


これ以来ヒッチハイク卒業しました

やっぱトラウマというかそういう感じ。

ドライバーさんを選べるわけじゃないしね。


車で毎日走る身になってまだヒッチハイクは目撃していませんが、見かけた時は快く乗せてあげようと思ってます。安全運転でね。

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