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14/1/22

ワンピースと司馬遼太郎

Image by Olia Gozha

ニューヨークにきてから

読んでる本といえば司馬遼太郎ばっか。

「アメリカきてまで何で日本語の本ばっか?w」

といわれることも多々あったが、

英語なんかより大事なもんは

いくらでもあるのだ。

ワンピースと司馬遼太郎

この二つを小学校から

本気で子供に教育すれば

日本は生まれる変わると思っている。

それくらい、

金や地位や名誉やといった

具体的で品のないものよりも

美、夢、生き方、かっこよさ、と

いった抽象的で本質的なものが

現れていると思う。

ただ、個人の夢や理想を

ひたむきに追いかける人を描いた

両者、ワンピースと司馬遼太郎の作品には

大きな違いがる。

それは相対性である。

物事はすべて相対的になりたつ。

野望の裏にはリスクがあり、

志の裏には色恋があり、

勇猛の裏には恐れがある。

ワンピースには色恋や恐れ、リスクといった

ネガティブな部分はあまり描かれてない。

恋愛話もければ、

海賊以外の選択肢で迷うこともない。

ルフィなんて生死や危険の恐れさえない。

見ていて超気持ちいいが、

現実の生身の人間にはそういかない。

その葛藤を見事に描いてるのが

司馬遼太郎の作品だ。

「色恋」に堕ちそうになりながら

それを断ち忍者の道を突き進む「梟の城」

時代から取り残される「恐れ」を頂きながら

自分の武士道を貫きとおす、「燃えよ剣」

暗殺という「リスク」をおいながらも、

新しい日本づくりに奔走する「竜馬がゆく」

俺らの生きるリアルな世界では、

自分はどんな道を歩みたいか、

そのために何を捨てるか、

その葛藤が永遠と続く。

そしてその葛藤から逃げず、

立ち向かい続けた人こそが、

本当の納得した人生がおくれる。

そういう生き方がかっこいいし、

そういう生き方に憧れる。

まずは自分の心が本当に願う

道をみつけなければならない。

その道を見つけたら

いかなる葛藤が生じても

向き合って乗り越えなければならない。

そう生きようと思う。

自分の道をみつけ、理想の生き方を

追求し続ける人だけが集まる場所、開場

挑戦者の溜まり場

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