top of page
Copy of STORYS_edited_edited.png

14/1/22

新卒で入った会社の民事再生

Image by Olia Gozha

社会に出てマル3年が過ぎた。

最後を締めくくる3月は、

一生忘れられない一ヶ月になった。



東日本大地震

新卒で入った会社の民事再生

地震だけで終わらなかった、

新卒入社した会社がなんと民事再生になった。。

僕が新卒で入社した会社はワイキューブという

ベンチャーコンサルティング会社。

就活中、ぶっちぎりの第一志望だった。

ワイキューブはわずか200人の中小企業、

それも B to B の会社ながら、

就職人気企業の30位に入ったことこともある、

勢いのあるベンチャー企業だった。

社長は超有名作家でもあったりする。

入社した時は、売上も最好調でまさにこれからって感じ。

そして2008年入社の

僕ら20期生は黄金世代とも言われていた。

実際面白い同期がたくさんいた。

大手外資系コンサル企業を蹴って、

ベンチャーに入社してくる変なやつ。

学歴はめちゃくちゃ高いくせに、

大手企業には見向きもしない変なやつ。

とにかく起業願望の強いやつ。

これからどんな会社になるんだろうとわくわくしていた。

未来は明るかった。少なくともその時は疑いもなくそう見ていた。

しかし、入社してちょうど半年たったころ、あの出来事がおこった。

リーマンショック。

中小企業をターゲットにしていたコンサルビジネスは

もろに打撃を受けた。売り上げは激減した。

そして、、、

入社してから1年後、

一緒に入社した同期の数は3分の1になってしまった。

僕が配属した名古屋支社にも

自分をいれて3人の同期がいた。

だが、入社わずか1年で自分一人になった。

経営の厳しさを知った。

会社の看板ではなく、

自分の力で生きる力をつけようと心に誓った。

と同時に、今はまだ辞められない。

残してくれた会社に恩返しをするまでは辞めない。そう決意した。

それからがむしゃらに一年働いた。

そして社会人3年目になった。

もう自分の気持ちが抑えきれなくなっていた。

今の自分の力じゃ、これ以上会社に貢献できることはない、

そう感じたことも大きな要因になった。

次の企業も決まってないまま会社に退職希望を告げた。

そして数ヶ月後の2011年1月1日にNYへ渡米。

そのわずか3ヶ月後、先週の3月30日に、

ワイキューブは民事再生になった。

ツイッターで知った。唖然とした。

ワイキューブは良い会社だった、とか、

もっと自分に力があれば、、、とか、いいたいわけじゃない。

将来自分がワイキューブの卒業生として成功することが、

会社に恩返しになる、そんなこと言う気もさらさらない。

まだ何も終わってない。

ワイキューブが日本企業の希望になって欲しい

そう心から思う。

失敗ができない世の中なんてくそつまらない。

失敗しない人間なんていない。

失敗があるから成功した時の喜びがある。

失敗があるから人生は楽しい。

人には失敗が許されるのに、

会社には失敗が許されないのか?

一度民事再生や倒産したら終わりなのか?

会社だって失敗してまた生まれ変わればいい。

今回ワイキューブが民事再生になったことは大きく話題になった。

だからこそ、ここから這い上がれば、

日本企業に勇気と希望を与えることができる。

これから起業しようとする若者にも希望を与えることができる。

ワイキューブにはそのポテンシャルがある。

実際残っている人間はすでに前向きだ。

「まぁ、まだバタバタしてるけど、皆けっこう元気でやってるよ!これからどうなるかは分からないけど、多分なるようになる(笑)生きてさえいれば、なんとでもなる!被災した人に比べれば、ダメージはたいしたことないよ!お互い頑張ろう!」

笑顔の素敵な先輩の言葉。

「破産じゃなく、民事再生なんで、まだ道はある。時間がたてば、前向きになれると思うよ!とりあえず、おれができることをきっちりします。ワイキューブを辞めるのをちょっとだけやめて、もう少し残ります。」

独立を考えていた同期の言葉。

残っている社員だけじゃなく、

辞めた社員、辞めさせられた社員までもが、

みなワイキューブを心配し、本気で応援している。

「今まで育ててもらった恩はこれから立ち上げる会社で返す。自分達で鍛えた生徒が将来ワイキューブに入社してもらって、成果を上げる人財となってくれることが最大の恩返しだと思う。」

起業し塾を開くことを決意した同期の言葉。

こんな素敵な人たちを集めた会社。

これからもそんな出会いを生み出し続ける会社であって欲しい。

面白いと言われたこの会社が本当に面白くなるのはこれからだ。

ワイキューブがV字回復して日本を震撼させたときに、

卒業生として恥のないような男になっていようと思う。

とりあえず独立まで後5年。

この一年、がんがん突っ走ります。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page