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14/1/22

林間学校で、この世のものじゃないものが部屋の前に来ちゃった話

Image by Olia Gozha

この世のものじゃないシリーズ(笑)第二弾です。
(第一弾はこちら→ポラロイド写真を撮ったら、この世のものじゃないものが写っちゃってた話

あれは中学の林間学校でのこと・・・。



昼間はみんなで楽しくカレーを作り、夜はキャンプファイヤーで歌い


林間学校での1日を楽しく終えた、私とクラスメイト達。








見回りの先生に怒られて、やっと布団に入った私達・・・。




それは、深夜ふと目を覚ましたときに起こった出来事です・・・。




目覚めた時間は何時だったか覚えてはいませんが、


そのとき、周りの友達は皆熟睡していました。



トイレに行きたくなった私は、一人で行くのが怖かったので、


隣に寝ていた友達を起こそうと思いました。




そのときです。



廊下から、





カツーン、カツーン、カツーン・・・・・





と、誰かの足音が聞こえて来ました。



寝ぼけていた私は、見回りの先生だと思いました。


こんな夜中まで部屋の見回りなんて、大変なんだなぁと思いました。





カツーン、カツーン、カツーン・・・・・



足音はだんだん、私達の部屋の方へ近づいてきました。


そのときです。


あることを突然思い出し、背筋がぞっとしました。


そのあることとは


廊下はふかふかの床材で出来ていた

ということでした。


ふかふかなので、

「カツーン」なんていう音が、するはずがない
 のです。


ゾクゾク上がってくる悪寒を感じながら、怖くて怖くて


私は必死に隣の子を起こそうとしました。



しかし、がくがく揺すっても、叩いても、その子が起きません。




カツーン、カツーン、カツーン・・・・・


足音はどんどん部屋に近づいてきます。




そんなバカな、と思い、更に別の子を力いっぱい揺すりました。



・・・起きません。


どんなに力強く揺すっても、「起きて!」と叫んでも



誰も起きませんでした。



私は震えを止めることが出来ず、布団に素早く潜り込みました。


見えるはずもないのですが、咄嗟に私も寝ている一人のふりをしました。




そして




カツーン、カツーン、カツーン・・・・・カツン。


部屋の目の前で、足音が止まりました。

私は震えていました。




・・・・・・・・




そのまま、10分くらい布団にまるまって震えていました。



音は、しなくなりました。




そこで、恐る恐る布団から這い出し、先ほど何しても起きなかった隣の子の


肩をとんとん、と軽く叩きました。



すると、



「なに〜・・・?」



と、すぐに起きたではないですか!




嘘のような本当の話です。



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