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14/1/21

自転車わず in 豪州(part1)

Image by Olia Gozha

まず手始めに自己紹介。

小財優祐(こざいゆうすけ)

兵庫県出身

1989年11月16日生まれ

B型蠍座

2012年12月始めより2013年11月末までオーストラリアに一年間ワーキングホリデーとして滞在。

2013年5月26日頃から7月3日までオーストラリア(シドニーからブリスベン)を自転車で縦断しました。

冒険家すれば大したことないですが

なにもなかった自分にイチを足した経験として掲載させていただきました。

このままではこのまま。

オーストラリアでの最初の生活はファームスティだった。

とても有意義な経験をさせてもらった。

しかしあまりにも物価が高すぎるため

生活費は10万を切る。

ヤバいと思ったのですぐさま仕事を探す。

たまたま日系の掲示板で見かけた日本食レストラン(略してジャパレス)の求人を見てすぐさま働くことになった。

勤務先はシェルハーバーという

シドニーから電車で南へ約2時間半の田舎町。

徒歩2分でビーチ、スーパーまで車で20分で行かないと行けない。

着いたときはビーチが目の前にあって楽しかったものの

一ヶ月も経って

「誰もいない。。。」という孤独に襲われる。


働いている人はみんなマイペース。

ある人は日本人で30歳近い人、

過去に世界一周をしたというのにも関わらずものすごく寡黙。

独りが好きで空いた時間は喫煙か電子書籍で漫画読むかだけ。


ある人は台湾人で出会い系サイトで知り合った男性と付き合っているという。

彼女には僕が仕事ができないせいもあってかものすごく嫌われた。

そして彼女とは

シャワーをどっちが先に入るか、で喧嘩になったり

仕事でもどうでもいいことで口論になって泣かせたこともしばしば。


仕事は週7で毎朝11時から夜9時まで働く。

休みは半日だけ。

最高につまんなかった。

この時間だけは最高の現実逃避だった。

今思えば

カネとかどうでもいいから一日でも早く辞めておけば良かった。


買い物は基本的に一人。

プライベートまで仕事の人と一緒にいたくはない。

仕事が終わって店の向かいにパブがあったので

毎晩アホみたいに飲んで騒いで、の生活が続く。

飲んでるときはファンキーなヤツが多かったので楽しかったけど

いざ帰宅するときは嫌で嫌で仕方が無かった。


ストレスでほぼ毎日酒とオナニー。

頭がおかしくなって外に出て叫びちらしたこともある。

もうダメだった。



ある朝ふと目覚めると。。。


「。。。なにやってるんだろう、俺??」

「こんなレストランで働くためにわざわざオーストラリアに来たわけじゃない!!!!」

「こんなんじゃダメだ!完全に腐ってる。自分を変えたい!とりあえずこんな生活から早く抜け出そう!」

という自問自答が始まる。

まるで刑務所に入れられたような感覚だ。


そこでたまたま頭にふと浮かんだのは自転車移動だ。


その一ヶ月前にバッパー(バックパッカーという安宿の略)で知り合った日本人から

日本人「オレの友人でケアンズからシドニーまで自転車で移動したヤツがいるんだよ!」

「マジかー。スゲぇな。。俺にはできない。」

という話をうっすらとした覚えがある。

その時はまさか自分が自転車で縦断するなんか微塵にも思ってなかったが

人生とは本当によく分からないものだ。

少しでもいいから

“賭けてみたい”と思うようになった。


その話を振り返って

「オーストラリア 自転車縦断」とググったら

冒険家 高繁勝彦氏の

「ニュージーランド〜豪州8748キロ」

(www.h2.dion.ne.jp/~viento/biking_in_nz_aus1.html)のブログが出てきた。

ちなみに現在高繁勝彦さんは

PEACE RUN2013という名のもとオーストラリア、ニュージーランドをランニングされています。

kaytaka.blog35.fc2.com

このブログを読んで

さすがプロの冒険家!!

カッケー!

でも俺にはできない。。。。

そもそも横断なんか相当の体力と食料がないとマジで生命に関わるよな。


でも。。。

今のままじゃダメだ、

もっとデッカいことをしたい。

とりあえず刺激が欲しい。


自転車で日本一周とかしたことないけど

ちょっと武勇伝残せるじゃん(笑)

最悪死ななければどうにかなる。


とりあえず

一歩踏み出さないと何も始まらない。

このままではこのままだ!


その2週間後

たまたま日本人のツテで自転車を譲り受けることになった。

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