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13/12/18

無意識に、夢に向かっている場合もあるものです。

Image by Olia Gozha

中学生、高校生のみなさんへ。



 私は、イラストレーターとして、今、5年目です。
STORYS.JPで、ひとコレという企画があることを知り、高校時代は、どうしていたかと、思い起こしてみました。
 遠い昔の話です。


 普通科の普通コースという、無難な選択をしました。


 ただ、英語が好きだったので、英語に力を入れている学校を選んだことは、今でも、活きています。


 部活は、文芸部。
本を朗読したり、自身の小説や詩を創作したりしていました。
 文芸部に所属したことがきっかけで、自分だけの言葉の世界を探求する楽しさを知り、今でも、詩の創作は続けています。イラストレーターでもありますが、詩人でもあります。


 イラストと通じていたのは、選択科目で、美術を選択していたことです。でも、それは、もうひとつの科目が、音楽で、楽譜が読めませんし、楽器ができなくて選択しなかっただけのような気がします。

 

 進学は、漠然とですが、美術系の大学がいいと考えていました。受験に必要な科目は、特に頑張って勉強していた記憶があります。


 でも、大学受験のために、絵画教室に通ったりはしなかったです。


 10代は、多感な時期ですから、いろいろ経験してみたい気持ちのほうが、強かったし、実際、いろいろ興味のあることは、イラストと関係していなくてもしていました。広く深く、なんでもしていた気がします。


 例えば、トランプ占いや、読書、本づくり、文通などです。


 こうして、書いていると、全くイラストレーターとは結びつかないのですが、夢というのは、無意識に選択して、それに向かっていたら、叶うのかもしれません。運命に近いものだと思います。


 選択科目の美術の先生が、大変、熱心で、ご自分の展示会に、生徒を呼んで下さる方でした。

 早めに教室へ行って、自分の作品と向き合ってみたり、授業中も、先生の声に集中して、作品作りの時は、ただ自分の世界へと没頭していました。


 先生の展示会で観た作品は、今でも鮮明に覚えています。授業では、ご自身の作品のお話しは、全くして下さいませんでしたので、どんな作品を描かれるのか、大変気になっていました。そうして、観た作品でした。真っ白なキャンバスに、煙草の灰のみでした。


 人は、適当にしようとして、適当にしても、または、適当にはできなくても、その人の答えや結果は、自分の中にあるのかもしれません。

 適当と言っても、いい加減という意味ではありません。程良く方向性を調整するという意味です。いい加減にしようと思えば、その人の基準に沿って、いい加減に出来ます。


 私は、しっかりと将来設計をして、地図に従って、予定通り、今の仕事ができているわけではありませんが、あなたの夢は、叶います。



 それは、みなさんは、もう今まで無意識に選択しながら、生きてきて、今があるからです。


 夢が見つからない、何がしたいかが分からないみなさんも、好きなことを、とりあえず、やってみると、きちんと、結びつくものです。


 たいぶ歩いたなと思った時、ぱっと振り返ってみたら、ああ、ここを歩いていたのか、と、笑えると思います。


 私も、まだまだ夢の途中です。


もちろん、夢は内緒ですが、人は生きている間だけ、夢を見ることが出来ます。


 素敵なことです。


 人生は、ものさしで、線を引いたようには、できていないみたいです。
ペンで、点をたくさん書いていると、見えてくるみたいです。
繋がるから。

 きっと、大丈夫。自分に嘘をつきながら、生き続けるのは、人間はできていないから。だから、悩むし、苦しいし、はみ出したり、戻ってみたり。だから、楽しいんだろうなと思います。



dotstar 大野清香


 




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