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13/12/18

多重債務な男と☆リコーンする。

Image by Olia Gozha

結婚を後悔している人間には多々お会いするが

離婚を後悔している人間にまだ会ったことが無い。


離婚というものは、したことがあるヤツにしか分からない。

したことないやつは簡単に言う。


「離婚しちゃえばいいじゃん!」


そんなアマ一チョロ~イ次元じゃないのだ。


もれなくバツイチと聞くと握手を求めずにはいられない。



社会でバリバリのリーマンだって、

社員を何人も抱えてる社長さんだって

世界が灰色に見える。

全てが黄金になったと言う人もいる。

私の場合はすべてがセピアになった。


法で縛られた契約を破棄するのだ。

並大抵ではない。




安定を手に入れた

借金を完済しても、ブラックが完全なるホワイトになるには

3年必要だった。借入の履歴は3年残るのである。

完済後3年待ち、その間頭金を用意し、

いざ念願の住宅ローンに挑む。



住宅ローンとは人生をマットウに生きたヤツかどうかの審査である。

納税はしているか、ちゃんと社会に順応しているか、勤続年数はあるか。

どれだけの稼ぎがあるのか。



正しく、オマ、人生ちゃんと生きてる??


と銀行さんに審査されるのである。


私の9年のご苦労が審査されるのである。


無事にパキラは審査を通った。


私は9年のオブジェとして中古なマンションを購入する。


そして、美しくリフォームし、オサレで快適な暮らしを手に入れた。




が、、、しかし、、、


その生活もたったの一年で終わる。








恋しちゃった


なんとナナオ。。。


恋しちゃったのである。


実に困った。


恋しちゃったのである。


しかも会ったことも無い人間に。


しかも妻子持ちに。


なんと。。。なんと。。。実に困った。


恐るべしSNS


ソーシャルネットワークサービスだとおお!!


私はネット界を嫌悪していた。知らぬものを恐れる。これ人間。


私は、ストリートスライダーズというすでに解散していたロックバンドに

お熱になっていた。


ボーカルのharryにメロリンラビー☆であった。



パキラ「なっちゃんがそんなにスライダーズにはまるなんて思わなかったよ!」

ナナオ「うるせー!スカタン!気安く話しかけるんじゃねえ!」

パキラ「mixiにスライダーズのコミュがあるよ!」

ナナオ「テメーなに呑気にSNSやってんだよ!働けボケ!」

コミュがあるだと??



っち。このわらわがmixiとはふざけた話だ。



早速登録。コミュに入会。



そしたら謎の男が話しかけてきた。



謎の男「harryのライブ行ってきたぜ!」

ナナオ「なんだコイツ。。。馴れ馴れしい。変態か?」

この男に恋をしてしまった。


何故だ。


会ったことも無い男とセックスしてみたいと思ってしまったのだ。


まさしくホルモンの異常である。







もういいや。コクっちゃえ!


あー。やだやだ。


恋なんて><


実にバカバカしい。


また男のケツを追っかけてドジしなきゃならないのか。



しかし、恋心は日に日に増すのである。


全てが彼の声で再生される。


漫画を読んでも小説を読んでも


すべて彼の声で脳内再生されるのである。


ぐあああああ!!!クソめんどくせえ!この感情!


もういい。コクっちゃえ!振られてしまえば済む話だ。



ナナオ「おい。お前が好きだ。」

謎の男「お前、頭沸いてんじゃね?会ったこともねーべ」

ナナオ「よろしい。振ったな。わらわは振られた。話は終わりだ。じゃあな。」

謎の男「別に振ってねーだろ。」


でた。


なんという卑怯者!


そして私は彼に会いにすっとんで行ってしまうのである。




止まらない衝動



ナナオ「離婚しようぜ!オレは十分にやった。もはや他に術は無い。」

パキラ「やだよ!何いってるんだよ!僕は君を愛してるんだあああ!!!!」

ナナオ「冗談よしてくれよ!お前も私の傍若無人にはハタハタ疲れたろう。ここでシメイにしようや。」

パキラ「ボクは君を愛してる!お金だって君が好きなように使えばいい!ボクは何もいらない!君さえいればそれでいいんだ!ぼくは。。ぼくは。。。」

ナナオ「パキラよ。往生際が悪いぜ。男は振られたら潔く身をひけええいいい!!!」

パキラ「いやだ!いやだ!!プルプル」


なんてこった。


そう簡単にはいかねえ。


しかも法に縛られてやがる。




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