学生の頃にインターンでお世話になった後、そのまま就職。
それなりに幸先のいいスタートを切ったと思っていたのですが、解雇。
3ヵ月の試用期間に解雇され今に至るまでの淡々と綴りたいと思います。
OJT
当時の私は何もありませんでした。
その業界が求める資格も学生時代の実績も何もない全くの白紙です。
ただあえて持っていたというならIT系の専門学校に通っていたという事実だけ、
本当にそれだけの私が働かせてくれるのだからまずは座学やら何やらで学生生活みたいになるのかと思っていました。
しかし、その考えは甘かったのです。
OJT(On The Job learning)
つまりは習うより慣れろとの事。
まぁ、そのうち慣れるだろうと安易な気持ちで事実を受け止め私は働くことを決意したのでした。
それが終わりの始まりだとは知らずに。
ミス、ミス、ミスの連続
インターンで初めに渡されたのがマニュアルでした。
厚さはそれほどではありませんでしたが何冊にも分かれていて一体どれがどのマニュアルなのか解らないという状況でした。
当時の私は、とにかく解らないことだらけだったのでマニュアルを頼りに進めていたのですがマニュアルの分類別けが分かりづらく随分と時間がかかってしまい先輩社員から叱られることもしばしばありました。
先輩社員「何でこんなことも解らないんだ?」
自分「すみません!今マニュアル見てて遅れました!」
先輩社員「いや、そうじゃなくてさ、それ前にやったよね?メモとってないの?」
嫌がらせ
現場のPCには各自の個人フォルダがありそこでは上司連中が黙認している
ローカル掲示板なるものがありました。
内容としてはexcelファイルにスレッド形式で書き込んでいくというものでここで私は集中砲火を受けることになりました。
仕事を覚え始めた矢先の事、仕事中に何やら普段と違う作業をする社員を見かけ
何をしているか聞こうとしたら素早くウィンドウを閉じて何やらたじろいでいるところを発見、その後にPCの閲覧履歴を確認したら業務とは関係のないexcelファイルを発見。
開いてみるとそこには自分に対するある事ない事で埋め尽くされたローカル掲示板が、私は見てはならない物を見てしまったと思いその日は個人フォルダを見ないで過ごしました。
その結果・・・。
私は干されることに。
仕事が溜まっているのに横で先輩社員はラノベ鑑賞をし、
こちらがミスをするとここぞとばかりに嫌味を言う。
これの繰り返しでした。
これを見て上司連中は私を問題児扱い・・・。
この現場の案件が無くなるまで続きました。
そして
次の現場が決まって約2ヶ月後、解雇になりました。
理由は戦力外だからだそうです。
確かに前回のことでOJTとは習うより慣れろをコンセプトに
とにかく自分で仕事を覚えるものだとは分かっていたのですが
ここでようやく自分の能力の低さを痛感・・・。
その月(残り1週間)は何もする気が起きませんでした。
働いて分かった事
学生気分が抜けきっていなかったインターン。
自分は学生でまだマイノリティであるという意識が強かったのだと思います。
けれど給与を貰う以上、自分はプロでなければいけない。
そんな当り前の事実が欠けていたから、解雇に繋がったのだと痛感。
思った時には後の祭り
再就職を始めたのは7月の汗ばむ季節のことでした。