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13/12/12

もと海外添乗員のぶっちゃけ話 その13 添乗員が選ぶフランスの田舎3選

Image by Olia Gozha

実は、私フランス育ちなんです。

…冗談じゃないですよ。

本当ですって。

9歳から14歳までフランスのパリに住んでいました。だからフランス語はお任せください。

しかし、入社後1年間はフランス語圏への添乗はありませんでした。それも一人前の添乗員に育てるためだとか。語学という特殊技能に頼ってしまうとフランス語圏にしか行けなくなってしまうので、言葉が通じないような国で添乗員の基本動作や対応の仕方を学べ、という教育方針だったそうです。

そこまで考えて教育してくれたのに、退職してしまいました。ごめんなさい。

入社二年目以降は関係なく行くようになり、気付いたら添乗回数としては1番多くなりましたね。

ヨーロッパへツアーで行く方は2つのタイプに分けられるような気がします。

1. これまでお仕事されていて、これから海外旅行を始めようという海外ツアー初心者なお客様。

2. 完全にハマってしまって個人では行かないようなマニアックな場所をお求めのお客様

特にフランスとイタリアはその傾向が著しいため、どこの旅行会社見ても周遊型ツアー捻ったツアーの2タイプの旅行を揃えていますね。私はもっぱら捻ったツアーの担当でした。ど田舎なんで英語通じないからですね。

その中で印象に残っている、フランスの田舎の紹介。


フランス西部 レ島


レ島。すごい名前ですね。フランス語ではイル・ド・レ。

日本語だと激しくダサく感じます。

場所は、フランス西部。大西洋に突き出たブルターニュ地方の南の根元あたりです。完全に惚れました。恋に落ちました。


フランスバスク


フランスとスペインの国境周辺。大西洋側はバスク地方とよばれています。そのうちのフランス側をフランスバスクと言いますが、この地域本当に可愛らしい風景が続きます。私の拙い写真技術ではお伝えできませんが、参考になれば幸い。

あ、あとこの地域は食事がやたら美味しかったですね。



日数の限られた旅行者さんはモンサンミッシェルまで行って、パリへとんぼ返りされる方が多いかと思いますが、その先のブルターニュ地方も面白いんです。フランスでは唯一ケルト系の文化が生きている所。村なんかスコットランドにあるような感じです。写真はディナンから撮った写真ですね。下の村の名前忘れましたが。

こういった場所に行くツアーに参加される方は基本的にマニアックな方ですね。
とてもフランスに詳しく、度々訪れている方が多いです。

しかしなんでフランス好きな方って変わった方多いんでしょう。

毎晩着物姿で夕食へ参加される方や

(荷物がでかかったのはそのためかー)

場所相手問わず折り紙爆撃を繰り広げる方や

(多分それで仲良くなったエピソードでもあるんだろうなー)

集合時間気にせず、スケッチし続ける方や

(団体旅行じゃなくて、個人で来てください)

厨房に突撃しようとする方や

(料理好きなのはわかりましたが、無茶しないでください)

朝からワインがないのかと騒ぎ、一日中うんちくを語る方など

(誰も聞いてないっすよー、足下ふらついてますよー)

こんなの日常茶飯事です。

添乗員になって知ったのは、世の中に変わった方というのは想像以上に多いものなんだなーということですね。くわばらくわばら。

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