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13/12/10

「今の自分は48歳のうんこ。高校時代は18歳のうんこ。」→(中高生・若者に贈る言葉)

Image by Olia Gozha

このストーリーは、STORYS.JP の進学ゼミ(だっけ?)のキャンペーンで、学生さん向けに書いたものです。
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タイトルにあるように、ボクは今48歳です。 このストーリーを見ている中高生の皆さんからみたら、お父さん世代、いや、もしかするとお父さんお母さんよりも年上なのかも知れませんね。




「『で、大人のくせになんでうんこなんて言ってんの?コイツ』って思ったでしょ?」



そう、ボクが言いたいのはですね…


『48歳のボクと、学生のキミたちとは、実は、そんなに変わらないんだよ』ってことが言いたかったんですよ。


これはボクと同世代の友だちともよく話してることなので、たぶん、間違いないです。 頭ん中は学生時代のときと、ちっとも変わってないんです。 ただ、周囲の目があるから、それなりに『大人を装っているだけ』なのです。



で、なぜにうんこなのか?



これは、大人も子どもも、そして、エライ人もそれなりの人も、別にそんなに違いはないんですよ、そう、みんな、うんこってこと。





うんこの背比べ。



そんなことが言いたかったんです。


学生が終わったら、もう教科書ともおさらばだし、受験戦争からも解放されるしーーーって思ってると思うんですよ、学生の皆さんは。



それ、ぜんぜん続くからw



いや、むしろ大人には時間割がないから、選択肢が無限大にあってね、しかも取捨選択はぜんぶ自分なので、もっと大変になります。 それなりに社会的に頑張ろうと思ったら、学生時代の比じゃないぐらい本を読むことになります。


今は、嫌いな学校の先生や、もしかすると、いじめにあってるかも知れないキミたちもいるかもしれないけれどーーー



もっと嫌なヤツとも、平気で笑って会わなきゃならないシーンも、数え切れないほどたくさんあります。



でもね、心配することはこれっぽっちもないんですよ。




臭いうんこには、フタをして付き合う術もたくさん覚えるから^^




ボクが言いたいのは、受験に失敗したら人生終わり…とか思ってる人もたくさんいると思うんだけれど、ぜんぜんそんなことないからね!って。


ほら、どうせ子どものうんこから、大人のうんこになるだけなので、別にそんなことはどうでもいいことなんだってこと。 そのぐらいの気持ちでいい。


もし受験に成功したらしたで、おめでたいことだけれど、でも「それだけ」のお話し、なんです。




肝心なのは、なにをしてても、どんな立場になってても、大人でも子どもでも、ボクたちひとりひとりが、充実した瞬間瞬間を過ごそうとしてれば、それでいいんじゃないかな…ってこと。


そこには、社会的ポジションも、大人も子どもも、国籍も、性差も、すべて無関係に、その人なりの素敵な人生を一所懸命に生きてることこそが、生きるってことじゃないかなって。



心配すんな。


今日の今日まで良いことなんてなくって、死んじゃうような悩みに包まれていたとしても、たった一人の素敵な人と出会いや、衝撃的な出来事で、人生が一変するコトなんて、たくさんあるんです。 ボクはそういう経験をたくさんしてきました。

(参考リンク:『生まれてこのかた【生きることは掻きむしること】と思い続けてきたアトピッ子のボクが、ツルツルピカピカの肌を取り戻すことができたストーリー』




それはたとえば、腹が痛くてトイレに駆け込んだのに、紙がなくて焦ったとしても、横にちょこんと前の人が使ったであろう、残り数枚が入ったポケットティッシュを見つけたときのようなーーーそんな感じです。


人生なんて、そんなことの繰り返しなんです、たぶん。


結局、紙がなくって、その場をやり過ごさなくちゃならない経験だってあるかもしれない。


ボクは何度かあった。


まぁよい。


これは逆説的に言うと、頑張れば頑張った方がそりゃいいけど、でも、それがちゃんと結果に繋がるかっていうと実はそうでもなかったりして、じゃ、頑張らなくてもいいかっていうと、そうでもない…っていうね。


肝心なのは、その場、その場で、それなりに謳歌してるか?ってこと。


ぜんぶ、楽しんじゃえ!ってこと。




繰り返すけど、しょせんうんこなんです。なにものでもないの。


でも、誇り高い、気高いうんこたれ!と、ボクは思うんです。



なにをもって成功か失敗かなんてわからないけれど、だれよりも明るく楽しく、そして、いつだってどんなときだって終わりなんかじゃない…ってことを忘れずに、謙虚に生きて行ければなぁ…と思う48歳からのアドバイスでした。



※話しがつまらなかったら、そのまま流してやってください。


- - -
(加筆)

やはり、「うんこ」という衝撃的なワードを使ったわりにはそれほどでもない中身になってるな、と振り返って読んでみて思ったので、もう少し、「ボクとうんこ」という補足説明をさせていただきたい。


例えばね、社会人になって、思いもよらぬ大御所や大物と仕事で出会ったとしてもね、ボクはそう思ってるんですよ。

『あぁ、あの人もふん詰まりで苦しんだりすることもある、うんこなんだ』と。


また、どんなに女優さんとかモデルさんとか、きれいな女性に会ったときでさえも、そう思うことによって、ムダな緊張することすらバカバカしく思えるほど、リラックスしてボクはこれまで過ごすことができてます。


そう、『ボクにとって、このキーワードは、ちょっと特別だったのです』という説明が抜けてましたね^^


ビバ・快便!


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このストーリーは、STORYS.JP の進学ゼミ(だっけ?)のキャンペーンで、学生さん向けに書いたものです。

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