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「ふぅー今日は契約取れなかったなー...」
上司「よっし!ご苦労様!今日の成果はどうだったかい?」
「すみません、0件です...」
上司「そうかー...そうだ!面白い事言ってみて!」
「え?あ、はい、布団が吹っ飛んだ!」
上司「よっし!倍返しだ!」
「え?」
上司「次回は目標契約数を2倍の10件取ろう!」
といって、目標件数がダブルされて行くという恐ろしい儀式が判明した。
この日以降面白い事を考えては出勤して、受けても1.5倍、受けなかったら2倍。
という鬼畜ゲームが始まった。俺はいったいどうすればいいのだろうか??
と考えながら、契約を取る事も考えながら、正直頭が真っ白になっていた。
こんなに鬼畜なの!?
と同僚に聞いてみたりしたが、帰ってくる答えはいつも同じ。
契約を取ろう!
そうして、僕のネタ仕込みと言葉巧みに契約を取る術を覚えて行った。
しかしここで問題が発生した。
そう、クレームが来てしまったのだ。
僕がクレームの対象なのではなく、強引すぎる契約の取り方と、言葉巧みなだけに実際の契約時に「さっきと違うじゃないか!!」と激怒するカスタマーが続出。
それでもめげずに対応。そして、契約を取る。
そうして、アルバイトを始めてから2週間が経ったとある日。
とんでもない人物と遭遇する。
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