top of page

13/11/24

じぶんばかり見つめていても、じぶんは見えませんでした。

Image by Olia Gozha

自分をどんどん掘り下げても、何者かになれるような「すごい自分」は見えてこないよ出てこないよ。それよりも、もっと周りの人の方を見たら?と思います。

ほぼ日の9月2日の「今日のダーリン」には、こんなことが書いてありました。

今日のダーリン「どっちつかず。中間のところにいて、目立たない。ふつうである。平凡である。なまぬるい。‥‥そういうことにコンプレックスを持っていた。平板で、山も谷もなく、危険もなく、劇的でないのだ。他の人が見て、気の毒でもなく、うらやましくもない。そのことに耐えられないとか、思っていた。いや、正直にいえば、それをテーマとして発見していた。ふつうすぎて、訴えたいことなんて見つからない。つまり、テーマなんか持ってない不安が、テーマだ。「じぶんでやったことが、なにもないんだから、なにもないと感じるのは、あたりまえのことだよ」と、ほんとうのことを言ってやっても、理解してもらえないような気がする。「ふつうで平凡なりに、なにがやりたいの?」と質問しても、ごちゃごちゃ理屈を言いそうだ。ああ、じぶんのことながら腹が立つけれど、我慢する。」

就活のとき、自分は結局「なぜなぜ」を6回やる前にやめてしまった。それをずっと自分に問うているよりも書いている方が楽しかった。そのときはどうだったかは忘れちゃったけど。

じぶんばかり見つめていても、じぶんは見えませんでした。

この言葉は、なんだか突き刺さってくる。誰かと何かをするときに、自分がどうこうということも大切なのだけど、それに関わる周りの人との関係性や距離感を意識しないと「自分」って見えてこない。たとえ自分が「ぼく(わたし)はこういう人間だ!」って思っても、周りから見た自分はそうではなかったりもするかもしれない。

個人的には、自分探しをするよりももっと外に目を向けた方がいいと思うし、自分と今後関わっていくであろう人のことをもっと見た方がいいと思います。

何をやるより、誰とやるか。

「一緒に働く人」ってかなり大事だと思っています。「業務としてはあれなんだけど、そこで働いている人がいいから続けてる」みたいな話をよく聞くし。

だからこそ最初考えるべきは、みんなの顔が見える会社のほうがいい気がします。少なくとも自分はそう思っています。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page