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13/11/23

2浪1留の学生が副社長になっちゃったワケ

Image by Olia Gozha

 この度、私がSTORYSに投稿したのは、先日なんとなく書いたブログが意外なことに様々な方に面白かったと言ってもらい、この話を少しでも多くの人にシェアできればと思ったからです。

そう、先日ブログに書いた話というのは、


2浪1留の学生が副社長になっちゃったワケ

です。

何を隠そうこれは私自身の経験で、過去の失敗とか悔しかったエピソードなんかが丸々含まれてしまっているため、ブログでお褒めの言葉を頂いたからといって世間様に詳しくお話するのは恥ずかしくもあります。

まぁ、恥ずかしがっていても仕方がないので、開き直って始めたいと思います(笑)

スキャンマンになったきっかけ

私がスキャンマンに入ったのは、2012年10月のことでした。


学生時代のサークルの1人の先輩(現在スキャンマンの代表)が愛知から東京に上京していました。

その先輩といえば、口を開けば下○タばかり。いつもニヤニヤしていて、何をしても怒らない。けれども、金融とか社会のとかの話になると、ひたすら喋りまくる。自称ジャックナイフと言いつつも、、、非常に親近感のある人でした。

10月始め、久しぶりに飲みにでも行けないかという全くの別件で先輩に連絡したところ


杉本 勝男「明日、代々木に来い。話がある。」

と、いつの間にか怪しげな誘いに話がすり替わっていました。

ただ、それまで知っていた先輩とはかけ離れて神妙な様子でした。

翌日、少し肌寒くなってきたこともあって長袖のシャツを着て出かけました。

代々木駅で待ち合わせをし、ある会議室に連れて行かれました。


席に付くと、開口一番に彼はこういいました。

杉本 勝男「起業するから、手伝ってくれ(^O^)/」

やっぱり先輩は変わってませんでした(笑) 

学生時代の過ごし方

それ以前、私は国際交流のサークル活動に熱中していて、そのために和食料理屋のキッチンでのアルバイトをするという、THE 大学生でした。

そんな生活の中でも、私は起業というものに憧れを持っていたのは事実です。

2年間の辛かった浪人生活を終えて大学に入学したのが2009年でした。その翌年になんとなく受けた講義で、あの伝説の、スタンフォード大学の卒業式で行われたスティーブ・ジョブズのスピーチの動画が紹介されたのでした。


衝撃でした。

自分の将来にぼんやりと不安をもっていた私として、パラダイム・シフトが起きた感覚です。あんな風に勇敢に、自分の人生を自分で作りたいとハッキリとそう思ったのを覚えています。

その講義があった同2010年6月、あのiPhone4が発売されました。iPod touchに電話が付いただけとしか思っていませんでしたが、iPhone4のジョブズのプレゼンにも心打たれていた私は新宿の家電量販店に赴き、実際に触ってみることにしました。

「なんて天使にロックなんだ!!」

意味不明な感想が出てくるほど、魅せられました。家電量販店の一角にて、です。

触り心地、操作性、カラフルなアプリのアイコンが並んだディスプレイ、形、見栄えなど、あのとき感じた美しさを言葉で表せと言われても不可能な状態でした。そして、

「俺もジョブズみたいに、こんなの作りたい!!!」

と衝動的ながらそう思ったのがきっかけで起業というものに興味を持ったのでした。



ただ、そこまでの勇気もアイデアもなく、、、いつか起業できればいいかなぐらいの考えでした。


訪れた「就活」

サークル活動に熱中していた私にも2011年度の就職活動の時期が訪れました(当然です)。

企業選びには、起業のノウハウが溜められそうなところ、サークル活動の影響もあって海外で1人で戦わせてもらえそうなところを集中的に選択していました。ガッツと粘りと頭の良さを鍛えられそうなイメージのところです。

本当にそうなのか今となっては分かりませんが、大手商社、ITベンチャー、通信、広告などです。

結果、第一志望の業界の最終面接まで進むも、祈られました(笑)

悲しいというよりはめちゃくちゃ悔しく、虚しいというよりは寂しく、とりあえず内定を取るというよりはリベンジしてやるという気持ちになりました。

今思い返せば、反省点は多々ありますが。。。

そして、1年間学生生活を延長することを許してもらえたのです。

(余談ですが、これを両親に伝えるときが2浪目のセンター試験よりも緊張しました。)

私が考えたこと

この頑固で、決断ありきの負けず嫌いという生来の性質のおかげで、それまでもさまざま飯が喉を通らない経験をしてきました。

中学の頃、学年を牛耳るクラスメイトに歯向かって孤立したり

1浪が決まって私立文系専願だったのになぜか国立文系に一本に絞って結果2浪したり

フラれたり


その度に反省し、テクニカルな部分で身に付けることは多くありましたが、性格そのものはあまり変わっていないように思います。

しかしながら、やはり孤独には勝てません。

私の経験上、孤独が一番辛いです。

一方で、それらの孤独感は、


「少なくとも、自分の家族とか仲間とか大切な人たちぐらいは守れるやつになれ」

と私に教えてくれています。



そのためにすることは、2つあって、外部的な要因を極力減らすことと自分自身が誠実な人間であることだと考えています。

外部的な要因がないこととは、意図された攻撃を受けないことです。その肝は、自分の関係者に価値を提供することだと思います。つまり、自分が幸せにできる人の数を増やせば増やすほど、大切な人を守ることができるということです。感謝されれば、自分の近い位置にいる人が攻撃される可能性を減らしていくことが出来るはずです。

自分がより多くの人に価値を提供しながら、お金が貰えれば、そして世界がより良くなれば最高です。そういう風に働いていくのが今の理想です。

それから

第一志望だった業界にリベンジするつもりで迎えた2012年10月、先輩からオファーをもらいました。就職活動は止めて、社員番号001としてスタートアップに飛び込むという貴重な経験をさせてもらいました。先輩からのオファーは、即決ではなかったものの即日で引き受けました。無職になる心配もしました。

ただ、最後の決め手となった理由は、成長できてすごく楽しそうだったから。

思い切りチャレンジしよう!!と思ったわけです。

ジョブズへの憧れ・起業への興味・家族や仲間・自分の理想、それらが交差するのがスタートアップの小さな船に乗るという選択肢だったように思います。先輩から声をかけてもらったのはまさにドンピシャのタイミングでした。


役員としての責任は果てしなく重大で、それと引き換えに自分の頭と手をフル回転させられる、そしてそれが成果に直結している最高の環境です。今では一緒に働く仲間も増え、すごく楽しい毎日です。サービスのローンチから本当に多くの方にお世話になっていて、その方たちにもお客さんにも恩返しがしたいです。会社を大きくしたいです。

ザックリですが、そんなわけで副社長をやっております(こう言うのは、開き直ってもやっぱり恥ずかしいです(笑))。

もっと頑張らねば。

まだまだ未熟者ですが今後共宜しくお願い致します。

P.S. ちなみに、そんなスキャンマンのHPはこちらです。

もしかしたら、私が派遣されるかもしれません、ご迷惑でなければですが(笑)


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