top of page

13/11/19

【1】人の「眼」に魅了される、そんな経験って、ある?~人の器を追い求めた大学3年生の夏休み

Image by Olia Gozha


現在、獨協大学国際教養学部言語文化学科、

漢字で書くと画数多くて非常にめんどい学校の3年の大岩 永人です。

あ、下の名前、”ひさと”って読むんです。これ重要。読み方、常用の読み方にないだけで、当て字じゃないんですよ。笑


母親が、「永」って漢字は「永遠」とか「永久」とかすごく幅広い意味でつかわれるから、そういう「心」の広い人になってほしいという思いからつけられた名です。


あ、でも「ともや」と迷ったらしいんですけど、

母の夢に神が出てきて、お告げで「永人」にしろとのことで決まったらしいです。


・・・あんま僕信じてないんですけどね。笑


ところで、ここで皆様にご質問を一つ。


「皆様は、人の「器」とはなんぞや?と考えたことがあるでしょうか?」


僕はこんな名前になってしまったものだから、人の「心」とか「器」とか僕はそんな途方もないことをよく考えるんです。


僕は小学~高校まで、サッカーをしていましたが、中学の時に所属していたクラブを卒団するときにコーチからいただいた言葉で、今でも非常に大切にしている言葉があります。


器を広げろ!!!


とはいえしかし、当時15歳の僕にはよくわからない言葉…

器と言っても、何の?どゆこと?よくわからないけれども、何やら非常に大きな意味を込めた言葉だなぁ…

そして時は過ぎ、6年後、大学3年生の夏。

就活が12月に迫ってるからこそ遊べる最後の夏休み、目いっぱい遊んで遊んで遊びまくるぞ!!!


と思っていた、夏。は来ませんでした。

その代わりにやってきた夏は、「器」というこのコトバと真剣に向き合う夏でした。

さて、自己紹介も前置きも終わったから、そろそろ物語を綴るとします。

これから話す僕のstory、そして僕なりに見えたモノはもしかしたら皆様には

非常にゴクシンプルに当たり前に組み込まれていることかもしれません。


それでも、大学3年という社会への準備を待ったなしで始めなければならない今だからこそ、見えるようなこともあると信じて、このstoryを綴って行こうと思います。


以下、要旨(笑)


人の”眼”に動かされた僕が、自分と深く向き合い、他人と深く向き合い、そのギャップに打ちのめされながらも人としての「器」を追い求め、人生で一番苦しくも人生で一番「人」らしい「人」であろうともがき続けたたった2ヶ月間の物語。

そんな中で、見えたものとは何なのか。


今回は、前日譚。僕にとっての始まりの一日の物語をお話しようと思います。


僕は、この回顧録で、皆様と一緒に旅ができればいいな、と思っています。

よろしければぜひ、共に旅をするような気持ちで、お付きあい頂ければと思います。



では行きましょう。


変化の年だと確信をもって迎えた21歳

2013年6月10日。何の日?・・・僕の誕生日。

2本の秒針が仲良く12という数字に被り、21歳になったことをお知らせしたその瞬間、

僕はその日初めて会った社会人2人に囲まれながら、JR常磐線の車内で誕生日を祝われた。


その瞬間の感覚は鮮明に覚えていて、端的に言って非常に不思議な気持ち。

自分の熱い思いを語りながら、どこかでこの21歳の年は変化の年になると確信を持った表情をしていたことを、第三者的な視点でいつでも記憶のストックから引き出せる。

とはいいつつも記念すべき瞬間を人の少ないガランとした車内なんぞで迎えたか。

当然ながら一日前に時を遡ってお話しなければなりませんね。

少しの時間旅行です。

はい、お疲れ様でした。2013年6月9日です。

もし、誰かと話をしていて、自分の人生でターニングポイントになったこととかありますか?と万が一ね、聞かれれば僕がコンマ一秒で思い出す日。

僕の始まりの日。

器の大きな人間は”眼に”現れる

その日、僕は天王洲アイル駅のトイレで鏡に向い、うまく結べないネクタイに苦戦しながら、気を引き締める。クリーニングもバッチシのスーツを着てるけど、髪は金髪になりかけた茶色で、スーツには似合うとはあんまり言い難いけど、これから行く場所に少しの緊張と、それ以上のやる気を充填。

そしてとあるビルのエレベーターにこれまた慣れない革靴をカツカツ言わせながら乗った。

さて目的は。

コーチ・カルダンのプレゼンテーションセミナー。約7時間。

お値段ナント!→33000円!高い!です!よね!

正直なところ、学生ご身分がはい33000円ですねどうぞ~、と払えるような金額では…

しかしてどうしても行きたかった。

キッカケは、友人からのお誘い。なんとも単純。でも、キッカケ、理由じゃ、ない。

「すごい愛に溢れた人がおって、セミナーやるからこやん?」と紹介され、Facebookページを開きました。開いてしまったんです。

Facebookをやられている方ならわかると思うんですが、

Facebookページの最上部、イベントの写真が貼り付けられますよね?

そうそう、ソレです。いとも簡単にソレにやられてしまいました。

写っていたのは、そのセミナーで講師を務める、コーチ・カルダン。

Facebookページを開いてみたら、いの一番に飛び込んできた彼の写真、というより彼の”眼”にどうしようもなく惹かれました。

そうすると、どうして惹かれたの?とよく聞かれるのですが、

こればっかりは直感というか、第六感というか、そういうものです。

あえて言語化するならば、以前から聞いていた「愛に溢れた人」という人柄が”眼”からあふれ出ていた、といったところかな。そういう、オーラ的なものが見て取れたんです、衝撃でした。

その瞬間に、絶対行くわ!と即決したけれども、何事にも問題はある。


「あー、サンマンサンゼンエンネー。」

イベント説明をスクロールしていくなかで僕には金額がカタカナに見えました。笑

と同時に、ウッソーマジデー…とテンションだだ下がりしたのは今ではいい思い出です。笑

さぁーどうしようか。

もちろんイチ大学生にそこまで払って生活を回していく余裕はない。

がしかし、どうしても行きたい…と思い、ある行動に。

・「器」の大きさとは、どれだけその人の本物の気持ちに向き合って応援してあげられるか

よし、親のスネをかじろう。潔さだけはいいのです。笑

だってしょうがないじゃん、どうしても行きたいんだもん。笑

ただ、大金を借りるのだからしっかりとした礼儀は必要ですよね。

だから、実家に赴き、両親に対して、これこれこういうセミナーがあってどうしても行きたいとプレゼン。

行きたい理由は、実は恥ずかしくて言えなかった。だってさ、自分を変えたいなんて親にドンッと言うのはちょっと照れくさかったから。

でも、僕の両親は、コトバにしない本当の気持ちに、気づいてくれていたのだと思う。たぶん。

背伸びする必要はないんじゃないのと口では文句ではない意見をいいつつ、

本当の、本物の気持ちを見てくれて、応援してあげようと、

僕の「器」の大きな親は最後には、終わったら感想を200字で送ることを条件に提示し、承諾をしてくれ、さりげなくお金を渡してくれた。

ありがとう。絶対たくさんのことを勉強してきます。

←前の物語

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page