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13/11/11

幸せを呼ぶStreet Music 「まさか日本語を教えることになるとは・・・」

Image by Olia Gozha

「日本語わからんわー、漢字わからんし」




と言い続けて、もう何年になるだろう。



英会話を教え始めてからは、常にこう言っていたので、最低でも6年。


その前、カナダにワーキングホリデーで住んでいた時を含めると、7年。



とはいえ、カナダへ行く前の仕事では、日本語で営業事務とかしていたし、


その前は専門学校で英語と日本語の翻訳を少し勉強したし、


日本語そのものが嫌いとか、苦手とか、そういうわけではないのだけど。



英会話講師という職業柄、変な日本語でも「ニホンゴワカラナイネ」といえば、周りが笑ってくれたし、何となくそれが自分のキャラになっていった。キャラを作るつもりがなくても、仕事帰りに友達と会うと、脳みそが疲れて切り替えが聞かず、しどろもどろになってしまうこともあった。日本人がいて、日本語を話してもいい環境で、無理矢理、思考回路を英語にするのは、相当疲れる。(たぶん帰国子女は全然疲れないんだろうなぁ。)







カナダから帰国後は英会話講師として働き出したから、


英語力維持は死活問題。



英語上達のために、テレビなし、ラジオなし、新聞なし(あっても英字新聞)。


インターネットで時々日本語を目にするぐらい。



読む本は英語。


読書は英語のために始めたので、日本語で読書をする習慣がない。


雑誌やコミックすら読まない。


(今までハマッたコミックは、ブラックジャックとシティーハンターだけ。)






別に英語の本とか英字新聞の見た目がかっこいいから読んでいるわけではなく、


英語で読むことが好きだし、英語のリズムが好きだから。



英会話学校で働いていたから、毎日8時間ぐらいは英語を話していたわけで、


環境としては恵まれていたはず。(実際、英会話講師以外に英語力をキープできる職種って日本にどれぐらいあるだろう・・・)



とはいえ、友達はほとんど日本人。


自分でがんばらないと、すぐに日本語だけの環境になってしまう。


日本語で会話しながら、「これを英語でスラっと言えるか、自分?」と常に考えていた。



実際、こんなことしていると、脳みそがものすっごい疲れる。


流暢じゃない言語を流暢に話そうとすること事態、脳みそが疲れるのに、


英語と日本語を頭の中で同時通訳すると、倍以上疲れる。



私は帰国子女でもネイティブでもない、たった一年カナダに住んでいただけ。
ちょっとでも英語から離れるとすぐ離せなくなるし、
英語を忘れてしまうんじゃないか、という危機感に陥る。




だから、結構がんばって日本で英語環境を作っていたつもり。





そんなにガリ勉していたわけではないけど、それなりにがんばっていたわけで、

おかげさまで英会話力はカナダ帰国後よりアップした。

田んぼと山に囲まれた田舎出身、学士なし、海外滞在は1年だけ、という私が英会話講師になれて、上級クラスを教えたり、ネイティブの同僚たちとここまで話せるようになったのはすごくラッキーだし、ありがたいというより他にないと思っている。






ただ、英語力向上と引き換えに、こんな日本語のインプットを極力断ち切った生活を7年もしていると、相当日本語力が落ちる。




7年もの間、そんな生活をしていた私が、まさか日本語を教えることになるとは・・・








それはヨーロッパで、日本人として何ができるか、


この土地で、私が役に立つことができることは何だろう、と考えた結果だった。。。



「日本語わからんわー、漢字わからんし」

と言い続けて、もう何年になるだろう。



英会話を教え始めてからは、常にこう言っていたので、最低でも6年。
その前、カナダにワーキングホリデーで住んでいた時を含めると、7年。
とはいえ、カナダへ行く前の仕事では、日本語で営業事務とかしていたし、
その前は専門学校で英語と日本語の翻訳を少し勉強したし、
日本語そのものが嫌いとか、苦手とか、そういうわけではないのだけど。



英会話講師という職業柄、変な日本語でも「ニホンゴワカラナイネ」といえば、周りが笑ってくれたし、何となくそれが自分のキャラになっていった。キャラを作るつもりがなくても、仕事帰りに友達と会うと、脳みそが疲れて切り替えが聞かず、しどろもどろになってしまうこともあった。日本人がいて、日本語を話してもいい環境で、無理矢理、思考回路を英語にするのは、相当疲れる。(たぶん帰国子女は全然疲れないんだろうなぁ。)




カナダから帰国後は英会話講師として働き出したから、
英語力維持は死活問題。

英語上達のために、テレビなし、ラジオなし、新聞なし(あっても英字新聞)。
インターネットで時々日本語を目にするぐらい。

読む本は英語。
読書は英語のために始めたので、日本語で読書をする習慣がない。
雑誌やコミックすら読まない。
(今までハマッたコミックは、ブラックジャックとシティーハンターだけ。)



別に英語の本とか英字新聞の見た目がかっこいいから読んでいるわけではなく、
英語で読むことが好きだし、英語のリズムが好きだから。

英会話学校で働いていたから、毎日8時間ぐらいは英語を話していたわけで、
環境としては恵まれていたはず。(実際、英会話講師以外に英語力をキープできる職種って日本にどれぐらいあるだろう・・・)


とはいえ、友達はほとんど日本人。
自分でがんばらないと、すぐに日本語だけの環境になってしまう。
日本語で会話しながら、「これを英語でスラっと言えるか、自分?」と常に考えていた。


実際、こんなことしていると、脳みそがものすっごい疲れる。
流暢じゃない言語を流暢に話そうとすること事態、脳みそが疲れるのに、
英語と日本語を頭の中で同時通訳すると、倍以上疲れる。


私は帰国子女でもネイティブでもない、たった一年カナダに住んでいただけ。
ちょっとでも英語から離れるとすぐ離せなくなるし、
英語を忘れてしまうんじゃないか、という危機感に陥る。



だから、結構がんばって日本で英語環境を作っていたつもり。


そんなにガリ勉していたわけではないけど、それなりにがんばっていたわけで、
おかげさまで英会話力はカナダ帰国後よりアップした。



田んぼと山に囲まれた田舎出身、学士なし、海外滞在は1年だけ、という私が英会話講師になれて、上級クラスを教えたり、ネイティブの同僚たちとここまで話せるようになったのはすごくラッキーだし、ありがたいというより他にないと思っている。




ただ、英語力向上と引き換えに、こんな日本語のインプットを極力断ち切った生活を7年もしていると、相当日本語力が落ちる。



7年もの間、そんな生活をしていた私が、まさか日本語を教えることになるとは・・・

それはヨーロッパで、日本人として何ができるか、
この土地で、私が人様の役に立つことができることは何だろう、と考えた結果だった。
できるかどうかを考える時間と余裕はなかった。

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