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13/11/7

離婚しても、子育てアドバイザーを貫く人生

Image by Olia Gozha

「おばあさん、子どもたちのことをよろしくお願いします」


小学校5年生のある日、帰宅した僕が、リビングテーブルの上で見つけた、母の置き手紙でした。


それが、すべてのはじまり。

なぜ、子どもを捨てて出ていくのか?

なぜ、愛し合って結婚したのに別れるのか?


子どもだった僕には全く理解できませんでした。


あまりのショックに、毎晩母親を求めて泣いていました。

思春期になり、恋愛をしようと思っても、

「どうせ人は嫌いになってしまうんだ」

と思って、人間不信になりました。


「将来、子どもにこんな悲しい思いをさせるなら、絶対結婚なんてしたくない」


そんなふうに考えながら過ごした思春期でした。


ぜんそくもちで、病弱で、肥満児で、運動面ではなんの取り柄もなかった僕ですが、本を読むのが好きで、勉強に打ち込みました。

進学校に進んだのですが、運動が苦手な僕は、それを克服したくて、野球部に入りました。

きつい部活の練習に加え、だんだん勉強についていけなくなった僕は、徐々に心と体のバランスがとれなくなりました。


そして、燃え尽きてしまい、ある日突然、不登校に。

何もする気がなくなり、以来、1年間の引きこもり生活のあと、中退しました。

同級生が、東大や京大に進む中、堕落していく息子を見て、父親の信用も失いました。

「お前は昔はよかったのに…」

20歳になったころ、父親がボソっとつぶやいたのを聞き逃しませんでした。


そんな僕が、まさか、結婚をして、パパになり、さらに、子育てアドバイザーになるなんて、その時の僕には想像もできないことでした。


その後の人生も、決して楽ではありませんでした。


・フリーターで味わったいじめと社会の厳しさ

・中退から大学進学を果たすまで

・海外留学まであと一歩のところで…

・一発で決めた就活と、日本一不便な町での就職

・健康診断で発覚!腎不全!?

・初めての転職とまさかの倒産

・これぞ体育会系ガチンコ営業会社での苦悩

・独立起業のあと、300万円の借金で大失敗

・募集1名の好条件派遣社員に採用。

・2人目の子育てと、まさかの離婚。

・悩んだ末の子育てアドバイザーという仕事


奇跡の大逆転は起きるのか…。

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