こんにちは、個人でWEBメディアをつくりながら世界を旅している阪口といいます。
2013年の冬、僕はラオスの首都ヴィエンチャンの、とあるゲストハウスを間借りしながら、仕事をする生活をしていました。
そのとき、同じゲストハウスに泊まっていたLouというラオス人と出会い、
にあるMixok INNというゲストハウスのテラスで、Louというラオス人青年とビールを飲み交わしていた。
Lou「ごめんね、女の子から呼び出しだ。何か嫌なことがあったらしい。」
俺「今から?」
Lou「ごめんね。こ彼女の職場、すぐ近くなんだ。20分くらいで戻ってくるから、待っていてくれるかい?」
俺「別にいいよ。ビール飲んでる。」
Lou「ごめんね、本当は君と一緒にいたいのにさ。」
いや、だからそうゆうセリフをさらっと吐くな、さらっと。それがまるで嫌味に聞こえないのだから凄い。
彼にとって、女という生き物は本当にどうでもいいのだと思ったとき、「ああ、このどうでもよさそうな雰囲気に、女の子は寄ってきてしまうのだろうな」と、ひとり感心してしまった。
聞いた所によると、彼はルアンパバーンという町の名家で、大学を主席で卒業してから、法律関係の会社で働いていたという。
俺「え、お姉ちゃんミスなんだって?」
Lou「ミス・ルアンパバーン。」
ミス・ルアンパバーン。
※写真はMiss Laosのもの。
俺「え、それマジな話なん?」
Lou「嘘じゃないよ。地元ではお姉ちゃんも、僕の家族も、けっこう有名なんだよ。」
俺「じゃあ、ちょっとお姉ちゃん紹介してよ。」
Lou「もう結婚してるよ。」
俺「いやそれでもいいから。」
Lou「Yukiには僕がいるじゃないか。」
おまえは、いらん。
1.肌は白く保たなくてはならない。
まず、Louが説いたのは、「この国では肌は白くなくてはならない」という鉄則だった。
Lou「まずね、YUKIはそれ以上、日に焼けたらダメだよ。」
俺「焼けたらダメ?」
Lou「うん。Yukiはそれでギリギリ。この国ではまず肌が白い人がモテるから。」
彼によると、たとえ容姿がいまいちでも、肌さえ白ければモテてしまうのだという。
たしかにタイのTVを見ていると、芸能人はみんな揃って白い肌をしていることに気づきます。街を歩いているタイ人と本当に同じ民族だろうかと、疑ってしまうほど。
それをLouに聞いてみると、
Lou「色が白い人は、ハーフの人が多いんだ。中華系や欧米系とかね。」
Lou「家が裕福なこともあって、良い学校→良い就職先に就いている人が多いし、容姿も整っているから芸能人やモデルをしていたりする。普通のタイやラオス人は色が黒く収入も低いから、憧れを抱くのさ。」
僕「なるほど〜」
Lou「日本人に対するイメージは総じて良いけれど、そこには肌の白さへの憧れも含まれている。ほら、日本人って色白だろ?」
僕「日本人はお金持ってそうだから、とかではなくて?」
Lou「まあ、それもあるけど。肌の白さへの憧れはあるよね。彼女たち、日本製の化粧品とか良く使ってるしさ。君らみたいな色になりたいんだよ。」
たしかに、タイ人の友達と話していた時、「肌が白くていいわね」みたいに言われることが多いことを思い出した。
Lou「」
俺「近い近いそして触ろうとするな、触るな。」
僕はさっそく翌日スーパーに行き、日本製の日焼け止めクリームを買ってきた。日差しの強いときは外に出ることをやめたり、
「肌が白くて綺麗だね」というタイ語を覚えてきて、お洒落に気を使ってそうな女の子には積極的に使ってみることにした。
2.人は見た目が10割。小綺麗な格好を心がけること。
僕が
Lou「まずね、あの旅行者ルックはダメだよ。」
俺「旅行者ルック?」
Lou「あの、バックパッカーがよくしているような、汚い格好さ。よく日本人はあんな格好して歩いているだろう。どうしてあんなのが好きなの? あんなのに声かけられたって、嬉しいと思うわけ無いじゃん。」
Lou「もし女の子に声をかけるなら、そうだなあ、ジーンズでもいいから長ズボンがいいね。こっちの男の子を見ればわかるけど、彼ら、暑くても半ズボン履いてることってないから」
Take Careすることだね。
俺「Louはさあ、それだけ身なりが良くてハンサムなんだから、綺麗な女の子も寄ってくるわけだろう。」
Lou「そりゃね。」
俺「やっぱりそうゆうもの何も感じないものなの?」
Lou「そりゃ綺麗だなーとは思うけど、どんなに綺麗な子でも、お話しても何も感じないし、全然心動かされないんだよ。」
俺「難しいものだね。じゃあ、男の子を見たらトキメくものなの?」
Lou「人によるよ。君だって、全ての女の子にトキメくわけじゃないだろ?」
俺「そりゃ、そうだけど。」
Lou「人による。でもね、今は違うよ、今僕は、君にトキメいている。心動かされているんだ。(I moved in you)」
Louは恥ずかしそうに、けれどじっと僕の目を見てそういった。
この言葉には、正直に言ってちょっと心が揺らいだね。すげえよこいつ、どんだけストレートなんだよ。こうやってノンケの男を落としていくのか。負けないぞ、俺は。
「うまく喋らなくていいよ。下手な言葉でも、わかるよ。君の言葉なら、僕はわかる(If you can't speak English well, don't mind. I can understand "your language")」
彼には申し訳ないことだけど、この口説き文句はその後しばらく、僕が女の子に声をかける常套句になってしまった。


