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僕の受け入れをしてくださった議員は、「楽そうだけど実はきつい」ということで議員の中で有名だった。なぜなら、行った施設、参加した行事などすべての体験に対して思ったことや感じたことを、毎日共有する時間が設けられていたからだ。おそらく、多くの大学生にとって大変なことに感じられるだろう。確かに、なれない間は大変だった。何を言えばいいのかわからなかった。だが、それが最終的に楽しみに変わった。
ある日、名古屋市内で行われた講演会で都市間の利益の流動についての話を聴いた。その時、僕はただ単に「へ~、そういうことがあるんだ~」と思っただけだった。その日の帰り、感じたことに関して共有していた。すると議員からとても面白い考えを聴いた。
「都市間で利益の取り合いをしている。もう少し大きく見ると世界にも当てはまることなんだ。為替のレートによって国の間で利益の出やすい国と出にくい国が発生してしまう。結局利益の取り合いになって、世界が等しく豊かになることが難しくなってしまう。それって、いいことなのかな?」
当然だけど、答えは出ない。だが、今の世界が不思議であるということは明らかである。
今の世の中には不思議な事がたくさんある。だが、それらが100%間違っているということはできない。その感覚が自分にとって不思議でとてもおもしろかった。「うぁー」ってきた。
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